ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第79回 澤田 貴司さん

79 |
澤田 貴司さん
|
|
|
こまめに愚直にやればいい
- 佐々木
それは嬉しいですよね。リヴァンプは「企業再生をする会社」。サイトには「建て直しのプログラムがあります。チームプレーを基本にします。経営を大きくします。現場が元気になります」って書いてあったんですけど、いくつか教えてください。今、どんな企業を取り組んでいますか。
- 澤田
ロッテリアさんとか、靴のトークツさんとか、帽子とかを作ってるアルプス・カワムラさんとか、そういうような会社を、今やっていて。やっぱり会社って、僕の会社だって問題を抱えているし、佐々木さんの会社だって問題を抱えているし、皆、問題を抱えていると思うんですよね。その問題に、本当に思い切り向き合って、核心の課題を全部発見して、そこをどうやってやっつけるのか。
だれが中心になって、どういうスケジュールで、どうやってやっつけるのかっていう事を、全部プランを立てて実行していく。それを毎週毎週チェックして、ちょっとでもよくなったら本当に褒めてあげるし、悪くなったら必ず修正してあげるっていう事、そういう事をやれば。
- 佐々木
こまめにね。
- 澤田
こまめに愚直にやれば、やっぱり会社って回っていくっていうふうに、僕は信じているんですね。それが正しければ。
それと、非常に大事なことを言っちゃうと、やっぱりお客さんのためにどうできるのかとか、取引先に対して失礼な事はないのかとか、あと、社員の納得感をつかめてるのかとか、費用対効果って合ってるのか、とか。僕にとって大事なベクトルって、今言ったような四つぐらいなんですけど、その四つの中で合っていて、きちんと経営ができれば、会社っていうのは直る、経済的な部分が間に合えば。……っていうのを僕は信じているんで、それを今、一生懸命やっている段階ですよね。
- 佐々木
そういう案件は飛び込んでくるんですか。
- 澤田
今のところありがたいことに飛び込んでくるね。
- 佐々木
飛び込んでくる案件はいっぱいあるでしょうけれど、それをどんな視点で選ぶんですか。やらない所もあるわけですよね?
- 澤田
まず、経済的に破綻していない事。会社自体が存続する事は、やっぱり大事ですよね。でも直せないものは直せないですよ、やっぱり。資金的に難しいとか、たとえば、リーガルリスクがすごく大きいとか、そういうのって、やっぱりできないじゃないですか。それをちゃんと見させてもらって。それが、まず前提ですよね。その上で「どういう条件でやりましょうか?」っていう条件を握って、それに合意できれば、やる。合意できなければ、やっぱりお引き受けしないケースもありますよね。
12/23
|
 |
|
|