ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第8回 杉田敏さん

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株式会社プラップジャパン 取締役副社長 普楽普公共関係顧問有限公司 CEO
杉田敏さん
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ゼロから始めるおもしろさ
- 佐々木
それでは、最後に……。今いろんなお仕事をされているのですが、以前お会いした時、これから中国に行って日本語を教えたり、英語を教えたり、たしか、日本語検定もつくりたい、とおっしゃられていたように思います。
本当に夢があって、今までのお話を伺っていると、夢を必ず実現させる手段をお持ちだと思うんですが、近い将来、どんなふうにキャリアディベロップメントされていくのでしょうか? すべて思うまま、っていう感じに聞こえるんですが。
- 杉田
97年に中国でプラップチャイナという会社を立ち上げ、主に日本企業のPR活動のコンサルティングをしています。中国でのビジネスは難しい。73年に日本に帰って来て、バーソン・マーステラのオフィスを作った時とちょっと感じが似ています。広報に対する認識もまだ相対的に低い。だけど、新規のビジネスを広げて行くというのは非常におもしろいですね。
- 佐々木
在中国の日本企業が、中国のパブリックに対してPRするんですか? おもしろいですね。
- 杉田
なかなかのチャレンジですよね。でもせっかくスタートしたのだから、中国のビジネスをちゃんとやりたいという思いはありますね。今年の4月からラジオ講座もなくなったし。
- 佐々木
それは、杉田さんの人生の中ではかなりの変化ですね。
- 杉田
そうですね。16年間やってきて、年末になると、だいたい4月号のことを考えながら、一年間のストーリーをまとめるということをやってきたから。それがないと暇になるかと思っていたら、いくつか新しいプロジェクトも入ってきているので、なかなか暇にはなりません。
- 佐々木
そうですか。じゃあイー・ウーマンで「杉田先生のやさしい英語」っていうのはどうでしょう(笑)。1年間だけやっていただくというのは。
- 杉田
なかなかねえ、大変なんですよ。
ここにある、1,000ページのフレーズブックを作ってるんです。16年間で使った教材を辞書の形にまとめるんです。昨日ほとんど寝てないのは、これのせいなんだけど(笑)。
- 佐々木
わかりました。本ができるのを楽しみにしています。わたしも英語を勉強し直します。これからもご指導ください。本日はお忙しい中、どうもありがとうございました。
対談を終えて
お会いするたびにいつも緊張する。それは、オフィスに朝4時に出勤されていることを伺っているせいか、それとも流れるような正しい英語を話されるせいなのか、とにかく超人的な雰囲気をお持ちだからだ。何をお聞きしても、杉田さんは、即座に笑顔で、しかもクールに、さまざまなご経験や知識を分ち合ってくださる。多くの方のイメージがNHKラジオの『やさしいビジネス英語』であろう杉田さんの才能は、天性のもののようにも思えてくる。でも、圧倒されることはありませんよね。「わたしも勉強しよう」。そう強く思ったひと時でした。どうぞこれからもご指導ください。(佐々木かをり)
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