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win-win > 第80回 鷹松 香奈子さん・斉藤 美和さん

「パリコレ出演」の威力
- 斉藤
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私はロンドン、鷹松はパリコレとチャレンジしましたが、そう生易しいものではなかったんですよ。
- 鷹松
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しかも、9月〜10月、2月〜3月っていうのは、日本でもファッションショーが一番多い時期ですから、日本での仕事を犠牲にしていくんです。
- 佐々木
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じゃあやっぱり、パリコレに出たとか、ロンドンコレクションに出たっていうのは、もちろんそれが箔になったり、後で東京でのギャラに跳ね返ったりするんですね。
- 鷹松・斉藤
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はい、そのとおり!(笑)
- 斉藤
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だからみんなトライするのよね。
- 鷹松
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パリから帰ってくると、オーディションを受けていないのに、仕事が何本かもう決まっているんですよ。「どうも鷹松はパリのあのショーに出たらしい」っていう噂が飛ぶんです。それで仕事も増える。ギャラもあがる、箔もつく。
- 佐々木
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自分のキャリアアップのために、経費をかけてコレクションにチャレンジ、ということなんですね。
- 斉藤
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本当にチャレンジでしたね。パリコレに出演するには私では身長が低いんですよ。174センチですが、身長ですでに"non"と言われ相手にされないんです。175センチ以上はないと駄目ですね。
- 鷹松
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私は177センチですのでパリコレにチャレンジできたんです。
- 斉藤
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当時、オリエンタルモデルの代表が山口小夜子さん。オリエンタルというと小夜子さんのインパクトが強かったので、他の日本人は厳しかったですよ。外国人モデルの中でオリエンタルモデルの枠はかなり少なかった。
- 佐々木
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山口小夜子さんは、本当に印象的でした。「こんな大舞台で日本人がモデルとして活躍されているんだ」ってメディアで見て、ワクワクしたのを覚えています。そこにいらしたんですね。
- 鷹松
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一緒にステージを何回か踏ませていただきました。
- 佐々木
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本当ですか! ますます感激です。
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