ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第88回 田村 真理子さん

88 |
田村 真理子さん
|
|
|
フランス映画の経営者たちとの出会い
- 田村
で、そこからなんですよ、実はベンチャーというか、経営者に魅力を感じたのは。だって、ヌーベルバーグと言われる時代があったように、フランスだから映画界は歴史がすごくあるので、歴史的な大御所のグループがいるんですけど、それらに挑戦しようとして、小さな町とか、パリとかで、若い人達が自分達で映画をつくろうと、小さなプロダクションを作って頑張っている。仕事の関係で、その人達のインタビューをしながら記事を……。
- 佐々木
日本への仕事ですか?
- 田村
そう。きっかけはよくある話で、「ちょっと、ガイドやって」「通訳やって」っていうのがあるじゃないですか。それと日本の雑誌の関係で。日本の雑誌にも実は書いていたりとかしていたんですね。アルバイトですが。
- 佐々木
大学生の時から?
- 田村
そう。すごく運がよかったんです。フランスですから、ファッション系の人はいっぱいいたけど、少しだけ産業みたいなのをかじるというか、訳すだけだけど、人があまりいなかったんですね。それを書いているうちに、「ちょっと送って」「何本かやって」って言われたのがきっかけです。通訳とか、そんなアルバイトをしていたんですが、日本からは経済界の方々などがいらっしゃったりして。で、帰国されると、その縁で、「ここにちょっと、情報を寄せて」っていう感じで、またご依頼いただいて、記事を書いていたりしたわけですね。で、やっていくうちに、また、そういう経営者とかに出会うわけですね。
- 佐々木
フランスの。
- 田村
そう。そうすると、まさにチャレンジ精神の、アントレプレナーなんですよ。だから、実は私の起業家との出会いっていうのはフランスからです。
- 佐々木
フランスなんだ。
- 田村
それで面白くて。私はたまたま映画関係が多かったんですね。映画の配給をするとか、それでカンヌの映画祭に行ったりとかね。
- 佐々木
いいなあ(笑)。いいじゃないですか。
- 田村
一瞬見るとね。そういう事をして行き来しているうちに、日経さんがベンチャーのニュース・レターを作るって言うから、「面白そう」って言って入ったのがきっかけなんですよね。だから、元々は向こうで書いて送ってっていう事をやっていたんですよね。
- 佐々木
フランスの大学で専攻は何だったんですか?
- 田村
専攻は言語学なんです。
- 佐々木
言語学だけれども、アルバイトで経済、産業、ベンチャーに触れたってことなんだ。
- 田村
経営者に触れたってことですね。
15/23
|
 |

|
|