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株式会社キャリア戦略研究所 所長 株式会社ザ・クイック 代表取締役
坂野尚子さん
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1号店オープンの挑戦
- 坂野
1号店を表参道でオープンした時に、まず第1号のお客さまが開店してすぐ看板を見て入ってきたんですよ。その開店した日にかなりの売り上げを上げたんですよね。看板を作ってチラシもまきましたけれども、その時には、すごくうれしかった。
- 佐々木
それはすごくうれしいですね! 涙が出ちゃうよね。ビジネス面から見たら、毎日の稼ぎにもなるわけですからねえ。
- 坂野
こんなうれしいことはないなって思いましたね。だからそれは本当に、涙が出ちゃうぐらいうれしかった。自分が考えたことに対して、思ったとおり市場が反応してくれて。一番うれしいですよね。「日銭」という意味でも。
- 佐々木
お金が入るっていうよりも、デイリーにその場で反応がわかる、っていうのがいいですよね。だってキャリア戦略の場合、そこに喜んでくれる人がいたとしても、時間かかるじゃないですか、入金までにも、喜びを感じるまでにも。
- 坂野
それもありましたね。日銭ビジネスにあこがれはありましたからね。やっぱりキャリア・カウンセリングだけでは生きていけないので。いろんな人材紹介の仕事っていうのは、やっぱり結果が出るまでに3カ月ぐらいかかりますよね。で、看板を見て入って来られたっていうのがすごくうれしかった。
- 佐々木
2日目、3日目も同じ反応が続いたんですね。
- 坂野
本当におかげさまで、初年度にはすごい売り上げを上げましたね。その後、競合が増えてきて、今では市場も結構過当競争になってますけど。ただ、正直、美容業界はまだまだ遅れているところもあるので、同じような値段設定でみんなするような所は結構ダメになっていて、そうじゃない切り口の所はもちろんある程度残ってる。あとはうちが2,800円でやってることをいまだに5,000円、6,000円でやっているような店も残ってる。
すごくおかしいけど、それはなぜかというと、市場がもっと大きくなるからでしょうね。だからそういう店もまだ生きている。あと5年、10年とまだまだ伸びるんじゃないかなって思う。
- 佐々木
丸ビルの店舗もそうですか? 来る人は、20代、30代の女性とは限らないんですよね。
- 坂野
丸ビルはおかげさまで本当に勢いがありますよね。20代、30代から、50代、60代の人もいらっしゃいますよ。それに、男性の方もすごく増えてるんですよ。地域の特色っていうのもあるんです。新横浜とか日吉っていうのは比較的主婦の方が多い。青葉台は完全に主婦の方が多い。あと、表参道とか銀座っていうのは比較的20代とか30代のOLさんが多いとかね。
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