ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第92回 戸谷 圭子さん

92 |
株式会社マーケティング・エクセレンス マネージング・ディレクター
戸谷 圭子さん
|
|
|
これからは、テキストマイニング
- 佐々木
今取り組んでいる中で、何か新しいこと、面白いこと、ありますか?
- 戸谷
いろいろあるんですけれど、実は、東洋大学で教えているんですけど、2007年4月から同志社大学に移ることになったんです。同志社では社会人大学院生を教えて、実務の中に取り込めるサービスマーケティングというのを、かなりやれるかなと思っていて、それはすごく楽しみにしているんです。
コンサルティングプロジェクトの中では、「マーケティングが必要だ」ということは、もう言わなくてもよくなったのですが、「マーケティングは何ぞや」というところに、いろんな思い違いがあるんです(笑)。ですから、そこをしっかり。
また、新しいものが出せるような環境になってきているので、そこでいろんなものを出していくということを、これから本当にどんどんやっていきたいですね。
自由化で金融業界は垣根がなくなってきますし、金融以外からも新しい参入者が出てきます。銀行は実は我々のクライアントの半分ぐらいで、証券会社とか、生命保険会社とか以外にも、金融に絡む新しい業界、金融に参入してくる新しい業界とかをお手伝いをしていて、そういうところは、過去にとらわれないで新しいものを出していけるので、面白いなと思っていますね。
で、1つ、すごくこれからブームというか、トレンドがあるだろうなと思っているのが、テキストマイニングだと。
- 佐々木
わたしもずっとそう思っていました。イー・ウーマンには、他社に類がない、たくさんのデータが蓄積されているので、分析するととても面白いと思っているんです。
- 戸谷
そうなんですよね。数値情報よりもはるかにリッチな情報があるので、いろんなことが分かりますから、それをうまく使うことができるようになれば、すごく広がるわけですね。そこが一番、分野としては面白いのかなと思っていますね。
- 佐々木
両社の特徴を掛け合わせると、マーケティングでかなり面白いことができそうですね。
- 戸谷
いろんな可能性があるんです。そうそう、だから金融業界を消費者視点に、カスタマー・セントリックに変えたいと思っている人材も、大募集です。(笑)。
- 佐々木
(笑)分かりました。わくわくしてきましたね。これから、いろいろとご一緒できるのを楽しみにしています。今日はお忙しい中、ありがとうございました。
対談を終えて
戸谷さんとはいつお話しても、マーケティングのことで意気投合します。これからの企業は、こんなふうにマーケティングをしたら強いだろう、といった企業のマーケティング未来像について、互いに視点が一致しているのです。彼女の研究者としての真剣な想いを受けて、対談後も話は止まらず、ついには一緒にできる仕事を考え出してしまいました(笑)。その発表は、対談後半アップの時にしますが、これからの彼女の活躍、そして一緒に進めることができる様々な機会が、今から楽しみです。
21/21
|
 |
|
|