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97
東京大学大学院 経済学研究科 教授
伊藤元重さん

日中友好35周年

伊藤

だけど、じゃあ、日中っていうのは全くそういうことだけなのかというと、例えばエネルギーの問題1つ取っても、日本の省エネ技術みたいなのを中国に持っていけば、中国が石油の輸入を増やさなくても、今以上にできるかもしれない。

仮に、もしそれでフィーが取れるのであれば、日本にとってもビジネスチャンスになるかもしれない。他にも、いろんな互恵関係ってあると思うんです。ですから、そういうところを見て、しっかりやっていけばいいと思うのです。

これから日中が本当にうまくやっていけるかどうか分かりませんけど、そういう目で見ると、非常に面白い段階に来ているんですね。もちろん、あまり楽観視しちゃいけない。今年(2007年)は、日中友好35周年なんですけれども、同時に南京事件70周年、両方あるわけで。

佐々木

インパクトとしては、南京の方が強そうですし、中国にとってみると、日本との友好もありながら、やっぱり日本を飛び越えて、アメリカとすごく戦略的な関係を作っているように見えます。

伊藤

そうですね。そこがなかなか難しくて。中国の今の胡錦濤政権が何を考えて動いているのかを考えると、当たり前の話なんですけど、一番重要なのは国内の安定なんですよ。

中国の国内って、我々が考えているよりも、よっぽど不安定なんですよね。内陸部と沿岸部の所得格差の問題があるし、国内にも、右翼っていうのか知りませんけど、中国では左翼になるのかも分かりませんけど、軍部の、いわゆる強硬派もいる。それから、成長率がちょっと落ちると、中国っていうのは膨大な新規労働供給が出てきますから、失業者がいっぱい出てきちゃう。

そういったいろんな問題があるもんですから、胡錦濤政権にとって、主要国とは全部友好関係を持たなきゃいけない。それから、経済は、やはりしっかりしていなきゃいけない。それで貿易自由化などにも積極的である。

ですから、彼らにとってみると、日本と友好関係を持つということは、別に日本と仲良くなりたというのではなくて、国内を安定化させるために非常に重要な鍵を握っている、ということなんですよね。「日本を取るか、アメリカを取るか」という話ではないし、そういう意味では、日本は、非常に重要な外交相手だと思っているんだと思います。

だからこそ、安倍総理は、靖国にいくかもしれないリスクがあると中国は見ていると思います。そういうリスクを取っても、やっぱり安倍さんの訪中を受け入れたところがある。うまくいくかどうか分かりませんけど、「前向きの方向もあるんだ」という形でやっていくしかないんですよね。

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