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神原 弥奈子さん
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そういう企業はSNSとかブログを使っちゃいけない
- 神原
そうですよね。今、ネット上でニュースリリースの対極にあるのが、口コミのふりをして、企業がお金を払ってブログに書いてもらうというサービス。
- 佐々木
最悪。
- 神原
最悪ですよね。あれは、私は、書く方ではなくて、「口コミだとばれないようにやってください」という企業の方の問題だと思うんですよ。広告なのに広告じゃないふりをしたがる企業っていうのは、消費者を騙していることなので、そういう事にお金を払っている企業だっていうだけでも、ちょっと恥ずかしいなと思いますよ。
- 佐々木
そうですね。私も、あれは社会的に立場のある人や、人間関係、他人との関係の中で、社会的ではなくても、信頼というものがある人はできないと思っているのね。
- 神原
そうですよね。騙すんですものね。
- 佐々木
今日はこの商品がいいって、100円もらって口コミして、次の日に別の商品を宣伝していたりして。
- 神原
だから本当は、やっぱり、そういう発想の企業が、SNSとかブログを使っちゃいけない。でも、使っちゃいけない人たちが使っているんですよね。
- 佐々木
それは、どうすればいいんです?
- 神原
失敗してもらうのが一番早いと思うんですよ。で、「失敗しました」ってこともオープンにして。「学んでいっている」と。
- 佐々木
本当はね。「これからは、もっとまじめにやります」ってね。
- 神原
それがいいと思いませんか? そういう会社の方が、好感が持てますよね。だからこそ、企業が公式でブログとかコミュニティーをやるっていうのは、継続してやらなきゃいけないと思うんですね。
企業が存続する限り、たぶん、ずっとホームページを持ち続けるわけですよ。ところが、大手代理店さんとかが間に入っちゃうと、「キャンペーンで、3ヵ月だけコミュニティーをやりましょう」とか、手離れよくしたいんですよね。失礼ですよ、参加する方に。
ちゃんと向き合って考えましょうっていうことなんですよ。なので、キャンペーンベースやイベント的に、マスと同じようにインターネットのコミュニケーションを考えちゃダメだと思いますね。
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