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神原 弥奈子さん
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経営と関係ないところ、と考えて哲学を
- 神原
私立の新設学校に行ったんですよ、中高一貫教育で、一期生なんです。広島にある英数学館という学校の一期生で、上に先輩がいないんですよ。
- 佐々木
それは、堂々と。
- 神原
堂々と(笑)。いとこの間でも一番上だし、中高で、また上がいないし、そういう意味だと、ちょっと破綻していますね。良くなかったなと思って。本当に(笑)。
- 佐々木
Bossyに育ったんですね? では何をきっかけに、「学習院に行こう」だったんですか?
- 神原
いや、学習院しか通らなかったから、というか、選択肢がなかったんですよね。
- 佐々木
じゃ、まずは「東京の大学に行こう」という思いだった? ご家族は、だって女の子だから、社長令嬢として広島で育ってほしい、という思いだったのでは?
- 神原
自分の中では、東京に行きたいという思いがありました。父は、「女子大でも、どこでもいいから」くらいな感じだったと思うんですけど。
- 佐々木
でも、大学は行くように、と。
- 神原
大学は。その頃、父の仕事ももう半分東京だったのと、下の2人の弟たちは中学校から東京に出ていたので、特に問題はなかったんですよね。
ただ、「海外に行きたい」って言った時はダメでした。「海外はダメ」って言われましたね。大学の時もそうだし、海外に行きたいっていうのは、どうも気に入らなかったらしくて、行かせてもらえず。うちの弟たちは皆、行っているんですけどね。
- 佐々木
哲学を選んだのはなぜ?
- 神原
さっきもお話した通り、経営とは関係ないところをやりたくて。私、梅原猛さんに、はまっていたんですよ。今も好きなんですけど。古代宗教とかが結構好きで。だから、最初はそういう意味で、東洋哲学をやりたくて、哲学科だったんです。
それが、親友のご家族がフランスに長く暮らしていたというのもあったし、お友達でフランス系の哲学をやっている子たちと仲良くなっちゃって、いきなり方向転換しちゃって。比較的、頭の中でループする系が好きですね。自己完結系とか好きですし。
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