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池上彰の『解決! ニュースのギモン』
〜イー・ウーマンリーダーズの「?」に答えます〜
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第57回(1) 2007/02/20
6か国協議で決まったこと
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 北朝鮮の核開発を放棄させるための6か国協議がまとまり、2月13日、合意文書が採択されました。6か国協議そのものについては、去年11月のこのコーナーで取り上げていますが、そのおさらいをしつつ、合意された内容について見てみましょう。

6か国協議とは

 6か国協議(6者協議とも)とは、北朝鮮とアメリカのほか、韓国、日本、中国、ロシアの6か国の代表が、北朝鮮の核開発を断念させるために話し合うものです。どうして、この6か国なのでしょうか。

 北朝鮮は、アメリカとの直接交渉を望んできました。アメリカによる攻撃を何としても阻止したいからです。北朝鮮としては、アメリカと直接交渉をして、「北朝鮮を攻撃しない。金正日体制を転覆したりしない」という確約がほしいのです。

 しかしアメリカは、2国間の直接協議には消極的でした。ブッシュ大統領は、前任者のクリントン大統領が北朝鮮と直接交渉し、核開発をやめさせようとしたにもかかわらず失敗した経緯を見て、2国間ではなく、多国交渉の方針を選択しました。

 北朝鮮の核の脅威に直接されされている韓国や日本も呼び込み、さらに北朝鮮の友好国である中国とロシアにも参加を求め、「敵と味方」で北朝鮮包囲網を形成しようとしたのです。特に中国とロシアは国連の常任理事国でもありますから、北朝鮮をめぐって国連の安全保障理事会で何かを決めなければいけなくなったとき、両国が参加している方が、何かと好都合です。それに、北朝鮮はアメリカとの約束は破ったが、中国やロシアも加わった約束を破るわけにはいかないだろうという計算があります。

 北朝鮮の核開発は1980年代から……
 
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池上彰(いけがみあきら)プロフィール
松本市出身。1950年生まれ。
慶応義塾大学卒業後、1973年NHK入局。報道記者として、松江放送局、呉通信部を経て東京の報道局社会部へ。警視庁、気象庁、文部省、宮内庁などを担当。1994年より2005年3月までNHK「週刊こどもニュース」でお父さん役を務める。2005年3月にNHKを退社し、現在はフリージャーナリストとして活躍。
著書に『そうだったのか!アメリカ』『そうだったのか! 現代史』『相手に伝わる話し方』『池上彰の情報力』など多数。

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