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保険料を払わないとどうなる?
フリーランスで仕事をしている人で、年金を払っていない人は多いと聞く。しかし、実際そうやって年金を払わなかったとしたら、老後はどうなるのだろうか。
都市に住んでいる若い人で、払っていない人は多いですね。私にも25歳の子どもがいますが、「年金の保険料は払ったほうがいいのか?」と訊かれた時に、まあ払っておいたほうがいいだろうと答えておきました。いろいろ報道はあるけれど、日本という国家が滅びない限り年金は支給され続ける。出ないということはないと。年を取ったときに何が起こるかまだわからないのだから、と言いました。
国民年金は、25年以上保険料を払わないと老齢年金をもらえない。60歳までですから、35歳がギリギリです。ただ、25年払い込んでも、40分の25ですから6割くらいしか年金はもらえません。
でも、25年も保険料を払いなさいと言っているのは日本くらいで、外国はもっと短い。政治家でこの問題を強く言っている人はまだ少数派で、期間短縮という話にはあまりなっていません。今の都会に住んでいる若い人たちは、老後の話より今をどうするかのほうが関心が強いでしょう。月額1万3,300円は、結構高い保険料ですし。
ただ、制度としてはもう限界に来ているから、税方式のほうがいい、と提案していますが、厚生労働省と自民党の政治家はノーだと言っていますから、なかなか変わらないでしょうね。保険料を払わない人には年金は払わない、と言い続けているわけですからね。
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