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今週のテーマ会議番号:1712
ニート、今後も増えると思いますか?
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3日目/5日間
働く人の円卓会議
3位
【開催期間】
2005年09月26日より
2005年09月30日まで
円卓会議とは

古荘純一
プロフィール
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
円卓会議議長一覧
ニートが急に増えた理由として、玄田有史さんは、労働市場説、教育問題説、家庭環境説を仮説としてあげてい……
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2日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes プラス「成果」が求められている (ポーチカジュニア・愛知・パートナー有・36歳)
「勤勉=コツコツまじめに」は必要だが、それだけでは十分ではないのが今の世の中ではないでしょうか。プラス「成果」が求められています。単純作業にはロボットやコンピュータや人件費の低い人が向くと思うので。子どもの育成は将来への投資です。将来の投資は将来のニーズを見越して実施すべきなのに、過去の失敗を反省して現代に合うように改良しているように感じます。

yes 夢を追うだけではなく (キョマリン・千葉・パートナー無・36歳)
ニートには大きく分けて2種類いると思います。1つは不登校経験などで心に傷を負い、精神的に引きこもってしまっているケース。そしてもう1つはいつまでも現実に直面しようとしないケースです。特に後者のケースにおいて、こうした人々の多くは「役者になりたい」「ミュージシャンになりたい」など、ある意味非現実的な夢を抱きつづけ、その夢が叶うまでは自分に生きる意味を見出せないと思い込んでいる人たちなのではないでしょうか。こうした人々には、「生きるために社会的自立が必要」ということ、そして人と違うことをすることだけがその人の存在価値を決定づけるものではないことを社会が教えてあげる必要があると思います。そうでない限り、「夢見るニート」は今後も増えつづけていくと私は思います。

yes 大人の接し方にも問題が (ぴあのカフェ)
仕事柄、幼稚園児や小学生と接する機会があります。たまたま接している子どもたちだけがそうなのかもしれませんが、10年前とすごく変わったなと思うことは、自分で考えずに、何でも教えてもらって済まそうとする子が多いということです。こちらでいろいろな角度から問いかけても「わかんない」の一点張り、教えてもらえるまでひたすらぼーっと待っている子や、間違った答えを言うことをすごく恐れているように見える子もいます。私自身「どうしてこうなってしまうの?」と、一時いろいろ考えてみて思い当たったのは、身近な大人の接し方によるのかな、ということです。たぶん子どものために良かれと思って、失敗しないように、心身ともに傷つかないように、と、なんでも先回りして手助けしてしまう……。でも、子どもの頃に多様な経験をしておかなければ、大きくなっても、怖くて社会に出て行けなくて当然なのでは、と思います。私自身も一児の母なので、本当にこれからの日本人と社会はどうなってしまうのか、不安です。

yes 敷居を低くした方が良いのでは? (summerstar・沖縄・パートナー無・35歳)
親の状況が悪くなってくるので(退職などで収入が減る)一概には言えないと思いますが、就職先が減っているので、今後も増えていくと思います。あと、今はマスコミや社会というものが仕事を必要以上に難しく感じるようにしている気がします。「やりがいのある」「自分のしたいこと」「能力がないと生き残れない」などなど。もっと「とりあえずがんばる」「お金もらって生活するために」「自分のできる範囲でがんばる」くらいの考え方で、敷居を低くしたほうがいいんじゃないかな、と思います。

yes 親の言いなりになってしまって (由花・東京・パートナー有・30歳)
お受験に熱心な親、ゲームに夢中な子ども、そんな親子の姿を最近よく目にします。「大きくなったら何になりたい」という夢に向かって現在を生きるのでなく、親に求められた目標に従うことで今欲しいおもちゃを買ってもらう。ご褒美が悪いとは思いませんが、言うことをきいたから与えるというのは教育ではないと思うのです。自分のしたいこと、すべきことを見つけられない子どもがニートにつながり、増加してしまうのではないかと私は考えます。

yes 目標を高く持ちすぎている (イスタンブール・関東・30代パートナー有・)
カウンセラーとして実際に若者たちと接していましたので実感しています。強く感じたことは、「打たれ弱い」ことと「好きなことで成功したい」という想いが強いこと。育った環境なのでしょうが、嫌なことがあると自分も周囲も「そんな嫌な思いをすることはないよ。辞めたら」と安易に考えてしまうようです。それからマスコミの「趣味を仕事に、好きな分野で成功」などの言葉に強く影響されてしまい、「自分はまだ好きなことが見つからないからダメだ」「好きなことで成功しなければダメだ」と目標を高く持ちすぎているように感じます。まずは働いてみること、実務経験をつむことから始まることも多いのに……ともったいなく思うことも多々あります。

no 若者たちの見本になれるように (きたさん・長野・パートナー有・26歳)
最近、中学生や高校生と話す機会がありました。彼らは、自分たちなりにいろいろと真剣に考えていました。自分の将来のことも一生懸命悩んでいました。私は、看護職という立場から、彼らの相談にのる機会があったのですが、彼らが気軽に相談できる大人が周りにあまりいないようでした。彼らのことを真剣に考えてくれる大人がそばにいることで、安心して前進できるのだろうと思いました。私も、「他人事」ではなく、一緒に真剣に悩める大人になりたいと思いました。ニートは自然に減るものではなく、大人の努力しだいで減るのだと思います。若者たちが「人生って楽しいんだ」と思う見本となるように、大人が楽しく生きていくことが大切だと考えます。
3日目の円卓会議の議論は...
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日本の民族的な特徴とニートの問題
ニートが急に増えた理由として、玄田有史さんは、労働市場説、教育問題説、家庭環境説を仮説としてあげています。皆さんの指摘にも関連することかと思います。しかしどの仮説も単独で説明はできないし、本人の力では解きほぐせないほど複雑に絡み合っていると玄田さん自身も考えています。

本日は、別の観点で日本の民族的な特徴とニートの問題について、あくまで私見ですが述べてみます。日本人は人前で自分の意見を強く主張することは避け、融和を重んじる人種だと言えるでしょう。変化の兆しはあるものの、子どものころからそう躾られ、教育を受けてきました。同等の立場同士であってもそうで、例えば、欧米の人々に必要以上にコンプレックスを持っていました。親子・教師と生徒など上下関係のある場面では、子どもが堂々と反論することは「口答え」という概念でとらえられてきました。

心理学的な調査では、日本人は自己評価が低い傾向があります。常に周りの評価を気にしている、子どもの時から意図はしないものの自己評価が下がるような対応を受けてきたと思います。ある調査で、日本の子ども達は、他の国々に比較して、「勉強がわからないのは自分の努力が足りない」と考えている傾向が強いと指摘されています。元来、日本人は自己評価が高くなく抑うつ的な国民ですが、旧来より、終身雇用制、所得格差を生まない総中流的な社会、近隣と互助的な交流などに支えられ、勤勉で集団行動が優れているとして世界的に評価されてきました。

しかし「平等」「以心伝心」「談合的」な文化は国際社会では通用しにくくなりました。世界的な成功を収める日本人が続出する中、逆に、競争に敗れたと自信をなくして悩んでいる人も多いと思います。飛躍しますが自殺の増加も、高学歴や引きこもりなどの我が国の特徴的なニート問題も、このことと無関係ではないと思います。

さて、いただいたご意見は子どもたちの変化についての感想が多いように思いました。そこで3日目は、近年の社会の急激な変化の中で日本人の子どもとして育つことと、ニート問題とどのように関連するのかをお話ししたいと思います。子どもに何がおき、ニートの問題が急浮上したのでしょうか。多くのご意見をいただきたいと思います

古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
古荘純一


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