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今週のテーマ
会議番号:1726
医療費抑制に賛成ですか?
投票結果
69
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645票
287票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2005年10月10日より
2005年10月14日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
藤田正美 『ニューズウィーク日本版』元編集主幹
医療費抑制に賛成という方も、反対という方も、実はそれほど大きな違いはないというのが投稿を読んでの感想……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
信用できるかかりつけ医は…… (ガク・兵庫)
無駄なものは省いてほしい。だけど、必要なものまで省かれたら……。私達患者の立場であると、その無駄なものがわからないのです。私のかかりつけのお医者さんで信用できるのは、歯医者と婦人科、整形外科のみ。内科はまだみつかってません。薬の種類や、効き方・本人の意思、費用、ちゃんと話してくれるお医者さんが増えればいいですね。
負担増でミスが増えないように (忘れっぽい天使・愛知・パートナー有・44歳)
本当に必要なものには惜しまず使いたいです。かつ無駄は省いてほしいですね。自分自身も医療関係(国立系)で働いていたことがあり、パートナーは現在も在職中(独立行政法人)、兄も従兄も医療関係者ということで、多いに関心はあります。ただ、周りの人間が心配していることは、効率化・抑制ばかりに関心がいき現場で働く人間の負担は大変なものになっています。医療ミスがどんどん増加することにならなければいいが、と思います。
自分の体と向き合うこと (bellybutton・岐阜・パートナー有・36歳)
最近、予防医学を考えていらっしゃるボディケアを専門とする先生にお会いする機会がありました。先生は、自分の体は自分でメンテナンスして、医者にかからず健康に暮らすことは十分に可能だということで、その考え方や技術を市民講座などで広めていらっしゃいます。自分の体を知ることが何よりも一番大切と、おっしゃっていましたが、確かに、自分の体についてわかっていませんでした。でも、わかろうとすれば、簡単なんです。まずは、意識を変えて、自分の体と上手に向き合うことが大切だと実感しました。そうしたことが、医療費の削減につながっていく一歩だと思います。
自分たちできちんと判断を (ちいかめ・東京・パートナー有・32歳)
2児の母です。自分自身も子ども達も、体調が普段より優れなかったら、まずは近所のクリニックです。大学病院等での治療が必要なときにはそこから紹介していただいています。第1子の出産のときにはリスクが認められたため、個人の産院から大学病院へ移りました。以前、出産のリスクが低い妊婦さんが、設備万端の大病院で産むことが増え、個人の産院から緊急で運ばれてきた妊婦さんのベッドがすぐには用意できなかった大病院がある、との話を聞いたことがあります。もちろんどこで診てもらうかは個人の判断が尊重されるべきだと思っていますが、状態に合わせた選択をこちらがすることで、病院側の効率の良さも上がるのではないかと思っています。
どの医者が良いのか…… (ぽも・東京・パートナー有・34歳)
病気になったら、地元の町医者。そこで紹介されて初めて大病院に行くというのが基本的なスタンスです。大病院が持つ高度な医療技術は、普通の病気を治すのにはあまり意味がないと思っているからです。しかし、親元を離れてから、あまり地域社会に溶け込んだ生活をしていません。口コミがないので、病気になってから、いつも行き当たりばったりで医者を探しています。そこで、思わしくないことがあると、次は大きな病院に頼ってしまうこともあります。早いうちに、ホームドクターを見つけたいなと思いますが、幸か不幸かそれほど、病気にならないので……。
東京から札幌のかかりつけ医へ (ちょこばなな・東京・32歳)
私は東京に住んでいますが、婦人科と歯科のかかりつけ医だけは実家のある札幌にいて、帰省の折などに検診を受けています。2年前に婦人科で大病をしましたが、札幌のかかりつけ医がそれを発見し、大学病院を紹介してくれました。以降札幌の大学病院に、多いときには1カ月に1度通院しています(職場の理解も得られたので)。東京から札幌の病院に行くの? と皆に聞かれますが、婦人科で相性の良い医師を探して渡り歩くのは大変苦痛なので、交通費がかかっても構わないと考えています。大病をしたときは、医療費がかなりかかりましたので保険制度があって良かったとつくづく思いました。それでも、真摯に働いている先生や看護師を見るともっと払いたくなりました。行政が医療費の抑制を行うのは簡単ですが、その前に患者、医者、そしてマスコミがよく勉強してどうしたら必要な医療が必要な人に届くのか、一人ひとりが考えていける場がもっと増えると良いと思います。
医療費はわかりにくい (ポーチカジュニア・愛知・パートナー有・37歳)
医療費の請求や薬の価格はわかりにくいです。高いか安いか判断できず、言われた金額をそのまま支払っています。「何に対していくらなのですか?」と質問するとお医者さんに失礼なのではないかと思ってしまいますし、点数の計算の仕方も全然仕組みがわかりません。
予算の使い方と対策を (pinkcat・東京)
無駄な医療費抑制は必要ですが、長期療養が必要な難病や高度医療など、必要な医療費を抑制すべきではないと考え、より検討すべきと考え、Noです。時々かかる医師は近所にいますが、本来のかかりつけ医=家庭医はいません。自分が医療関係職ということもあり、自分で大体判断しています。でも、普通は判断が難しいので、家庭医が必要ですが、医学教育で家庭医を育てていないので、当面はきちんとコンサルテーションできる家庭医を見つけるのは、かかる側にも時間とお金の投資がいるだろうと感じます。医療の相談を受けていて、ほんの小さなケガや症状にも過敏な人が多いと感じます。大病院志向もあります。心配はわかりますが、身体はいろいろな反応をするものだし、医学で答えがでることばかりではないのです。すでに受診している人ならば、ご自分の病気について学ぶことも大事なことです。医療費抑制は、医師やお金だけのことでなく、身体のことを自分で判断できる教育も必要でしょうし、受診前のコンサルテーションをする機関を自治体が設置する取り組み、医師の診察後に相談できる窓口を院内に設置するなど、改善できることはあるので、予算の使い方と対策を考えるべきではないかと考えています。
5日目の円卓会議の議論は...
日本の医療がどうあるべきかを見つめていく
医療費抑制に賛成という方も、反対という方も、実はそれほど大きな違いはないというのが投稿を読んでの感想でした。結局、医療の「ムダ」をどうやって抑え、必要な人に十分な治療ができる体制を整えるかということに尽きるのですね。
どうやってムダを見つけて、どうやってムダを省くか、そこが問題なのです。たとえば受診する病院を変えれば、また検査のやり直しです。もし電子カルテできちんと情報の患者情報の共有ができれば、検査は1回ですむようになるかもしれません。それは患者にとっても楽だし、費用もかからないでしょう(検査会社は収入が減って大変になるかもしれませんが)。
しかし医療というサービスの中では、ムダを見つけるのも簡単ではない場合もあります。人間の病気を治療するのに、完全に正しい診断と完全に正しい治療方針ができればムダはまったくないかもしれませんが、そんなことはありえないはずです。患者の状態について安全率を見込めば、余分に見える治療も必要だと言えます。つまり必要な余裕と、不必要なムダは紙一重ということでもあります。
闇雲に医療費を抑えようとすれば、必要な余裕までもなくなってしまい、結果的に本来なら治癒できた患者がまた病院に逆戻りというようなケースも考えられます。それこそ医療費のムダになります。昔ある歯医者がこんなことを僕に言いました。「僕は腕がいいから、歯の充填を一度やれば滅多なことではそれが取れることはない。しかし下手くそな歯医者は詰めたものが取れたりするからまた患者が来る。結果的に儲かるのは彼らだ」。
なかなか医療のむずかしさを突く、良い指摘だと思いませんか。でも私たちも患者あるいは未来の患者という立場から、日本の医療がどうあるべきなのかをしっかり見つめていきたいと思います。今年末までにいろいろな議論が出てきます。目が離せません。1週間、おつきあいいただきありがとうございました。
藤田正美
『ニューズウィーク日本版』元編集主幹
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