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今週のテーマ会議番号:1747
超おすすめ面白本、ありますか?
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
2位
【開催期間】
2005年10月31日より
2005年11月04日まで
円卓会議とは

若林邦彦
プロフィール
このテーマの議長
若林邦彦 『報道ステーション』チーフディレクター
円卓会議議長一覧
エリヤフ・ゴールドラット『ザ・ゴール』あさのあつこ『バッテリー』石田衣良『娼年』荒川弘『鋼の錬金術師……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 波に乗ったら最後まで! (pinkcat・東京)
皆さんのご紹介を読んで、私もご紹介したくなりました。上橋菜穂子作・二木真希子絵の『精霊の守り人』。シリーズで『闇の守り人』『夢の守り人』『神の守り人』、番外的な『虚空の旅人』、すべて偕成社です。文化人類学を学んだ作者はその視点を生かして、精霊と人間の世界が交錯するハイファンタジーと紹介文がありますが、新ヨゴ国とカンバル王国を舞台とする超現実的な人間模様でもあります。カテゴリーは児童文学ですが、「果てしない大海原と星空の世界を舞台に一旦読み始めたら大波に乗っかったようにぐうぅんと最後までもっていかれてしまうような物語を書きたい」という作者の言葉通りの本です。モノクロの絵も非常にステキです。

yes 旅人のバイブル (sanaet・31歳)
私のお薦めは『深夜特急』。旅好きな人には、永遠の青春と自由を実感できます。つい最近も、ポルトガルへ一人旅したときに、該当部分を連れて行きました。私が体験する旅を、沢木さんがどうすごしたのか、比較しながらリアルタイムに楽しめるのがいいですね。最近は、韓国語へ翻訳されるそうです。世界共通の旅人のバイブルになりそう!

yes 本との対話で得られるもの (t-namikaze・滋賀・パートナー有・26歳)
大きく影響を受けたのは『ASIAN JAPANESE』カメラマン小林紀晴のドキュメンタリーです。10年前くらいにベストセラーになりました。アジアの急成長の中で生きている(暮らしている)JAPANESE達からの、「自分はどこへいくのだろう…何者なのか…」というテーマがくっきりわかりやすく出ていて、そこから逃げているようで立ち向かっている姿が淡々とえがかれている! 著者も悩みつつ進んでいる感じがとてもよかったです。自分ってなんなのか…と探ってあたりまえなんだ、なんでもやろうと思ったらできるわね! と実感できた1冊でした。あと、サマセット・モームはすばらしいと思います。特に『人間の絆』は1人の人間の幼少期からほぼ一生を丁寧に追い、普遍的テーマを語りかける。とてもおもしろいです。私は直球かつ具体的なHow to本も好きですが、ある程度古典的な本たちの文脈から生きる術のようなものを感じ取るのが好きです。本との対話からは本当に多くを得られます。日本・海外問わず、「名作文学作品」は一様にいいなあと思うことが多いです。

yes 涙なくしては… (おこめ)
『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』井村和清著です。先日、テレビドラマ化されて話題になりました。31歳で亡くなった井村先生というお医者様の遺稿集です。死を間近に控えた井村先生の言葉は、とても重みがあり、「思いやり」の大切さ、人間のすばらしさを痛感させられます。涙無くしては読めません。是非、多くの方に(特に子どもたち)読んでもらいたい本です。

yes 家族で向き合える本 (puppy・埼玉・パートナー有・46歳)
若林さんが、『博士の愛した数式』を挙げていたのに感動です。私は進学塾の講師をしているのですが、この本は昨年度の中学入試問題に何校も出題されました。入試問題に取り上げられる作品は、手を加えられていない純粋な部分で心をうってきます(そうでないものもありますが)。流行や、目先の知識、上手な生き方ではなく、じっくりと家族で向き合えるいい本だと思います。ちょっと数学の知識があると、さらに楽しいです。

yes 友人に薦められて読んでみたら (メリーアン・東京・パートナー無・38歳)
最近友人に教えられてはまってしまったのが、あさのあつこさんの『バッテリー』です。本の帯にも書いてありましたが「これが児童書!?」ととりあえず買ってみた1巻を読んで、次の日に続きを全部買ってしまったくらい、この年齢の私でも感動しました。主人公の子どもたちだけではなく、親や先生の気持ちもわかる年齢だからでしょうか。あまり人に薦めることはしないのですが、この本は友人に即貸しました。友人が読んでいておもしろそうだなと思って読んでみたのが、石田衣良さんの『娼年』、梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』。この2冊も心に沁みるような読後感でした。漫画も読みます。今はまっているのは『鋼の錬金術師』。浦澤さんは『MASTERキートン』が好きです。

yes 難しく考えすぎていた (まねき猫・東京・パートナー無・45歳)
『ザ・ゴール』『ザ・ゴール2』(エリヤフ・ゴールドラット著)です。昨年、古本屋で偶然手にとって読み、考え方が面白かったので購入しました。工場の生産現場の話ですが、工場勤務ではない私も、読み物として楽しめました。仕事で考えがうまくまとまらないとき、頭のリフレッシュで読み直してみて、難しく考えすぎていた事に気づいて、ハッとしたこともあります。近くの書店で見かけたら手にとってみられると良いと思います。

no これを機に読んでみます! (理恵・岡山・パートナー無・29歳)
私は読書が苦手です。小学生の時も読書感想文で本を読みましたが、読みきれなくて適当に感想文を書いたら「もっとしっかり読みましょう」と先生に言われてしまいました。私はきっと内容を理解できず、ただ文章を読んでいるだけだったのだと思います。この機会に“面白本”を読んでみようと思っています。

no 感動に出会えるように (happylime・東京・パートナー有・34歳)
素敵なサーベイテーマですね! 最近忘れてた大事なことを思い出させてくれた気がします。でも、超おすすめ面白本があるかというとぱっと浮かんでこないです……。本はよく読むのですが、専門書や実務書など、最近は実利に役立つものしか読んでいませんでした。皆様の投稿を拝見して、自分も何か感動に出会えるといいな、と思います。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
本が人生を救うこともある!
エリヤフ・ゴールドラット『ザ・ゴール』
あさのあつこ『バッテリー』
石田衣良『娼年』
荒川弘『鋼の錬金術師』
井村和清『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』
小林紀晴『ASIAN JAPANESE』
サマセット・モーム『人間の絆』
沢木耕太郎『深夜特急』
上橋菜穂子作・二木真希子絵『精霊の守り人』

だんだんバラエティーに富んできました。『バッテリー』いいですよね。青春小説のような分野にどうして人は惹かれるんでしょうかね。1回しか自分でそんな時代を生きられないし、そういう時代ってけっこうつらいことが多かったり、思い出すのも切ない時代だったりするから、もう一度別な形で追体験したい、って思うんですかね。こういう時代は人それぞれだから、人によって好みが変わりますけれど、僕がみなさんに読んでみてほしい青春小説というとですね……。川上健一『翼はいつまでも』金城一紀『フライ、ダディ、フライ』佐藤多佳子『しゃべれどもしゃべれども』山田詠美『ぼくは勉強ができない』森絵都『DIVE!』ああ、いっぱいあるなあ、青春小説がけっこう好きなんですね、こうしてみると。あ、そうだ、やっぱり忘れちゃいけない、サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』(これ、村上春樹訳より野崎孝訳の方が僕は好みです)ホールデン・コールフィールドは今、いくつになったんでしょうかね。

鋼の錬金術師! ハガレン! 少年ガンガン! いいものは映画になっていくとこの前、言いましたが、この漫画はアニメにもなりゲームにもなっているわけです。『飛鳥へ……』もドラマになりましたね。

深夜特急! これは若い人、特に18歳とか、21歳とか、そのあたりの人が読むと、もういてもたってもいられなくて、その時の全所持金2万3000円くらい抱えて、世界はちょっと怖そうだしお金も心細いし、いいや、北海道だ! って感じで、その人を貧乏旅行にすぐさま出発させてしまう、という強力な魔力を持った沢木耕太郎的超個人的旅行文です。『ASIAN JAPANESE』もまったく同じ力を持ってるってことなんでしょうね。『深夜特急』を読んでいると自分がマカオにいて「大小」というすごくシンプルな博打をやって負けている錯覚に僕は陥ります。

さて(だらだら書いてるときりがないですから)。もともとこのサーベイの主旨は、ある問題について賛成なのか、反対なのか、YesかNoかで答えてみて、そのうえで議論をしていくということなのだと思うのですが、今回はただの読書感想文コーナーをわいわいとやってみました。深遠な議論を期待された方、ごめんなさい。でも、自分で感動したものや心を深く動かされたことを、他者にきちんと話すという行為は僕はとても大事なことだと思っているのです。
最初の日にも言いましたが、本と音楽は、時にその人の人生を救うことがあります。そんなことを心の片隅にとめておいてください。誰にでも人生に1回はそういう瞬間が訪れるはずだと僕は固く信じています。そしてあなたがもしそんな体験をしたら、そのことをぜひ、そばにいる大切に思っている人に話してみるべきです。

では最後の僕のおすすめ本……(すでにさまざまに語られていますけれど)
         村上春樹『海辺のカフカ』
小説の持つ力というのをひしひしと感じることができる本です。僕は星野くんが好きなんですよね。

というわけで、とりとめがなくてすいませんでした。これで終わりです。またいつかお会いしましょう。リスト作りに参加してくれた皆さん、ありがとう。しつこいようですが、本が人生を救うことがあるって話、本当ですよ。

若林邦彦
『報道ステーション』チーフディレクター
若林邦彦


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