最近は、イタリアの白もとても面白いですね。魚料理に合う南イタリアの辛口白だけでなく、北イタリアの繊細な香りの白ワインも魅力的です。白ワイン不毛の地と思われていたトスカーナですが(ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノという伝統的な白はありましたが)、カステッロ・ディ・アーマ社のアル・ポッジョ(シャルドネ種)など美味しい白が造られています。赤のお勧めは、お手ごろ価格ではプーリアのプリミティーヴォ、シチリアのネーロ・ダーヴォラ、サルデーニャのカンノーナウなど。中価格帯ではトスカーナのキアンティ・クラッシコ・リゼルヴァ(ピンキリですがディエーヴォレDievole社の「ノヴェチェントNovecento」がイチ押し)、スーパータスカン系ではヴァル・ディ・コルニア/スヴェレートのフラテッリ・ムラトーリFratelli Muratori社のオルパイオOlpaioブランド「ルッビア・アル・コッレRubbia al colle」など。