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今週のテーマ
会議番号:1877
家庭の医学書は頼りになりますか?
投票結果
57
43
545票
405票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2006年04月24日より
2006年04月28日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
家庭の医学書とネット情報を比較してみましょう。家庭の医学書は (1)辞書のように使えるが記載内容がす�……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
医者よりも早くガンを見つけた!? (kazpong・東京・パートナー有・29歳)
今はネットのコンテンツが充実しているので、医学書についてはあまり聞きませんし、私はほとんど使いません。ただ母は医学書を調べることによって、肺ガンだと思われていた祖父の膵臓ガンの疑いを、医者よりも早く見つけました。細かい症状は一緒に暮らす者が一番良くわかっているからだと思います。医学書で病気を判断するのは危険ですが、医療費負担が多くなってきたこの時代ですから、有効に活用できればと思います。
ネットで調べた方が頼りになる? (森弓わたり・北海道・パートナー無・30歳)
基本的に家庭の医学書は頼りになります。ただ、たまたま医学書がないときに自転車で思いきり転倒して大怪我をしたことがあります。そのとき対処法をネットで調べたら、今まで見たことのない「ラップ療法」という新しい治療法があることを知り、試したところ、今までにないほど怪我が早く完治しました。今の時代はネットで調べた方が、頼りになるのかもしれませんね。
電子辞書で (miyuma・東京・パートナー有・42歳)
最近使うようになった電子辞書には医学書も入っていて、症状から簡単に検索できます。そこで大体の病名を調べて、更に本を読んだり、ネットで検索することもあります。実際に医者にかかったとき、わずかな知識が役に立つことも多いです。あと「薬の事典」も自分が何を処方されているのかがわかって助かります。
毎年買い替えないと (fly2you・茨城・パートナー有・32歳)
医学は日々進歩しているので、家庭用医学書を利用するにしても毎年買い替えるくらいでないと役に立たないように思います。それならば、ネット上で無料で閲覧できるメルク・マニュアルなどで検索した方がよっぽど効率が良いのではないでしょうか。また、実際に重い病気になった時は、患者同士の情報交換サイトなども参考になると思いますし、励まされることもあって、本ばかりに頼るより役立つと思います。
今どきはインターネット (たてたてよこよこ・静岡・パートナー有・37歳)
電気と回線が使えなくなったら……という不安はありますが、家庭の医学書よりは、インターネットもしくは育児雑誌の付録がとても役に立っています。薬関係の仕事をしているせいかもしれませんが、情報はどんどん変わっていますので、インターネットの方が頼りになる気がします。それよりも、症状によって病院を使い分ける方が大事ではないかと感じています。
5日目の円卓会議の議論は...
ネット、本、医師診察の上手な使い分けを
家庭の医学書とネット情報を比較してみましょう。家庭の医学書は
(1)辞書のように使えるが記載内容がすぐに古くなってしまう
(2)検索機能、情報量が劣る
(3)読み返したり知識を書き加えて、自分用に保存するのは便利である
(4)著者が明らかで信頼はおけるが効率がよくない
などです。最新情報を重視すると、書籍よりネットに分があるようですね。
私は、自身の知識を紹介する方法としては、ネットで情報を流すことは避けて、出来るだけ効率よく、しかし正確に知識を得ていただくことを念頭に置いて、本や論文にしたいと考えています。授業は、本を解説する形で進めているつもりですが、それでも正しく理解されていないことがしばしばあります。ネット情報は、受け取る人の意図に左右され、それが正しく伝わらないことも少なくないのではと危惧しています。しかしネット化が進んだ時代、利用しないことは考えられません。ネット→医学書→診察、とうまく役割分担が出来ればよいと思います。
皆さんが、過去の診察で得た情報や、ネットで更新された情報を医学書に書き込むとか、ノートを作成すれば、自身の体調を知るマイ医学書も出来ます。医療機関を受診する際にも、診察する方に的確な情報と疑問点が伝えやすいと思います。
私も一般向けの医学書を持っており、時に利用しています。学生や患者さんに説明する方法・医学単語の解説、の一助として利用しています。ネット検索も行いますが、興味があるものはダウンロードして内容を吟味するようにしています。
手前みそになりますが、拙著「新 小児精神神経学」、ネット情報に対抗し、より正確にわかりやすくという意図で書いてみました。例えば、「注意欠陥多動性障害」という単語をネットで検索しますと、非常に多くの情報が得られます。中には、医師の用いる診断基準をそのまま流しているものもあります。しかしそれを読むと、自分の子ども・関わっている子どもが、該当するのではと不安になってしまうことがあります。そこで、専門家でないと説明困難な根本的な考え方について、わかりやすく解説することにつとめました。
今回サーベイランキングは大苦戦ですが、拙著はごく限られた分野の中ですが、新刊ではトップセールスとの情報もあります。サーベイのデーターも、古くなることは仕方ないとしても、紀要として保存し、その都度読み返せる情報となるようにを心がけています。
また皆さま方とご意見を交換出来ることを楽しみにしています。1週間どうもありがとうございました。
古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
「人と向き合うことを大切にするお医者さん」
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