イー・ウーマン山田祐巳さん食器を手作りしたことがありますか？

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今週のテーマ

会議番号:1909

食器を手作りしたことがありますか？

投票結果

318票

405票

この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。

【開催期間】
2006年06月05日より
2006年06月09日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

池田祐巳　陶磁器デザイナー

1日めの投票結果はYes42％、No58％となりました。Yesと答えた方の投稿からは、手作りならではの食器が持つ�……

議長コメントを全文読む

1日目までに届いている投稿から...

一度、経験すると…… (atti・東京パートナー有・)

ガラス体験、陶芸体験をして、カップやマグカップを作りました。手作りの品は温かみというか、野暮ったさがあり、それなりの良さを感じます。趣味にしなくてもいいので、一度は食器を手作りしてみると、世の中が違って見えるのでいいと思います。粘土にさわったときの冷たくて、べちょっとした感じがわりと好きで、心が落ち着きます。

“手作り”＝思い出 (ブーゲンビリア・沖縄・パートナー無・23歳)

自分が小学生のときに作った茶碗が、今でも実家で使われています。形もイビツで、ご飯をよそうにしても小さな茶碗を、どうしてまだとっておくのかと母に聞いたところ、私の小さな頃の思い出だから、愛着が深いとのこと。娘の思い出が刻まれた食器で今でもご飯を食べる母が、なんだかとても愛しく思えます。

	陶芸教室 (lovesnow・山口)
20代のころ、市の勤労福祉センターが主催する、陶芸教室に通っていました。そこで、皿や茶碗、徳利やビアコップ等を作っていました。うまくできるにつれて、作った器に盛る素材に一喜一憂する楽しみを知りました。器によって食欲も変化するものなんですね。

	食と器について (ミミカ・東京・パートナー無・47歳)
茶道の仲間で抹茶茶碗を作ったのをきっかけに、食器を作るようになりました。今までは料理したものを、どの器に盛り付けようかと考えて器を作るようになって、作りたい料理を盛り付ける器をイメージして造り出す楽しみが増えたような気がします。

いずれ作ってみたい (ねぎ0523・埼玉・パートナー有・37歳)

外食をする際につくづく思うのは、素敵な器が増えたということです。素敵な器だと、料理もとても美味しそうに見えます。家庭ではこだわりの器というのはまだないのですが、私は気に入ったものを長く使いたい主義なので、この際、手作りの器を増やしてみたい！　そう思いました。ただ、手作りするための機械と機会がないので、このサーベイで情報収集したいと思います。

2日目の円卓会議の議論は...

質感とフォルムには手作りならではの魅力が！

1日めの投票結果はYes42％、No58％となりました。Yesと答えた方の投稿からは、手作りならではの食器が持つ質感や形の温かみ、その背景にある思いなどがうかがわれ、手づくりの食器の良さが前面に読み取れました。

沖縄のブーゲンビリアさんのお母さまのお気持ち、とても良くわかります。手作りの食器を通して娘さんの思い出を汲み取っているのでしょうね。東京のattiさんのように手づくりの食器の形や質感に惹かれると言う方も多いようです。ちょっと野暮ったいけれど味のある形、温かみのあるフォルム、手にした時の質感など。

この食器の質感や形を、手にした時に感じ取ると言うのは、欧米では見られないアジア圏特有の感性とも言えます。私達は主食のご飯をいただく時に、ご飯茶碗を手に持ち食事をしますよね。そこでご飯茶碗を、温かみのある質感だなとか、なんとも手に馴染むフォルムだなとか感じるわけですが、これは食習慣が違う欧米ではあまり理解できないようです。

主食をお皿でなくの碗を使って食べると言うのは、東アジアの一部、漢民族社会と朝鮮民族社会、そして日本社会だけだと言われています。他のお米を主食とする地域では、碗ではなくお皿に盛ってそれをテーブルにおいて、という習慣のようです。

その他に日本で手のひらで扱う食器として湯呑み、抹茶茶碗などもあります。このような食習慣を持つ日本ですから、より手作りの食器の形や質感に敏感なのかもしれません。

まだ手作りを経験していないNoという答えの方には、興味はある、いずれやってみたいという声も多いようです。こんなものを自分で作ってみたい、もし作るとしたら……と言う投稿もどんどんお寄せ下さい。お待ちしています。

池田祐巳
陶磁器デザイナー


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