イー・ウーマン藤田正美さん参院選、あなたは投票で何かを変えたいですか？

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会議番号:2227

この参院選、あなたは投票で何かを変えたいですか？

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【開催期間】
2007年07月23日より
2007年07月27日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

藤田正美　『ニューズウィーク日本版』元編集主幹

eowynさんの税金の使われ方を知りたい、というのは、納税者として当然の権利です。インターネットで公開さ�……

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3日目までに届いている投稿から...

払っても見返りないけど？ (ぱーと救急医・千葉・パートナー有・34歳)

税金も結構払っていると思うのですが、納税額が大きくてもサービスを受けている感じはありません。私の納税が多くても、両親への年金が増えるわけでもなく、子どもの保育費等級ももちろん最高ですよ。収入があるところから取るという発想自体は構いませんが、どこかで国からほめて欲しいわ。脱線しましたが、教育や医療といった効果が実感できるまで時間がかかったり対象が多い事業に関しては、負担を増やしてでも国が取り組む必要があるでしょう。そして、今ならギリギリ負担できます。

実感としては負担が重い (ごまちゃん・横浜市・パートナー有・43歳)

財務省のホームページを見ると、租税負担率は欧州の国々に比べて低い数字です。でも、支払っている税金に比べ、ほとんど恩恵をこうむっていない（実感が無い）我が家としては、とても負担が重く感じます。子どもの医療費負担の軽減や保育園への助成金の維持（あえて増やせとは言いません）、犯罪者から子どもを守るための環境整備など子育てしやすい環境を整えてくれそうな方に一票投票したいと思います。

税負担の高さにあえぎ始めた (歌おう屋・山梨・パートナー有・44歳)

ここへ来て急に税負担の高さが身にしみています。住民税、所得税ともすごい上がり方です。どうなってるの。今度の参院選では「憲法九条を守ってくれる人かどうか」を基準に投票します。息子が3人います。戦争で虫けらのように死んでいく息子の姿を想像するといたたまれません。今の憲法が60年で古いというなら、戦争の古さを考えてみてよ。もういい加減に武力で問題解決するなんて古すぎもいいところでしょ！相手を殺して自分の国の主張を通すなんておかしいって思わないのかなぁ。

税金の使われ方を知りたい (eowyn・栃木パートナー有・)

サラリーマン増税で手取りが月2万円減りました。幸い正社員で働いているので税金が増える事はよしとします。色々な方の支えがあって仕事が続けていられるわけですから。でも……　その使い方を明確に、詳細に情報開示してもらいたいです。福祉や教育など公益に税金が使われている事が解れば気持ちよく税金を納める事ができます。でも今はナンセンスな使い方が大部分を占めているように感じて不愉快です。税金の使われ先を知りたい。そして不適切な使われ方を訂正するシステムが欲しいです。

長い目で見た政治 (白井　直)

長い目で見て治安だったり、経済発展につながることをしていけば、おのずと未来は明るくと思います。その一つとして、教育にお金をかけ、心身ともに病気を予防する対策が必要だと思います。労働時間管理など健康増進対策（結果として自殺や虐待を減らす可能性があり）や、具体的な栄養教育を含めた予防的対策（医療費削減につながる）や、貧困家庭への経済的配慮（ワクチン接種、学費援助なども含めて）をするなどもひとつだと思います。格差を減らす可能性もあると思います。

	お金の使い方 (nanachin・長野・パートナー有・30歳)
私たちが納めた税金を正当に使ってほしいと思います。すべての政治家がそうではないと思いますが、あまりにも「使えるものは使ってやれ」という姿勢が見えすぎます。不正なお金の流れを徹底的になくすようにしたいです。

不公平感はあります (Perla・千葉・パートナー無・38歳)

他国と比較した日本の税率の高低は一概に言えません。ただ日本国内において、ある種の不公平感は時折感じます。例えば最近負担増となった住民税。現在所得に応じ賦課されていますが、これは最近増加している「働こうとしない（働けないではなく）青年」は納税不要、というのと同義です。実際は彼らも水道を使うし、各種行政サービスの恩恵を受けているはずですが……　住民が受益の権利を有するサービスの対価たる税金については賦課方法に人頭税的要素を加える等、再考の余地があると思います。

4日目の円卓会議の議論は...

私たちは「納税者」

eowynさんの税金の使われ方を知りたい、というのは、納税者として当然の権利です。インターネットで公開されている情報も多いですから、大いに利用しましょう。それだけでなく、たとえば政治家が「児童手当を増やそう」という公約をしたら、その財源はどうするのかということを質問しましょう。民主党の基礎年金を税金で、という提案に、安倍さんがしきりに噛みついていましたが、それは要するに財源をどうするのかということでした。
私が租税負担率を取り上げたのは、ごまちゃんさんが書いておられるように、欧州各国と比べて日本の租税負担率は低いからです。自分の払っている税金と比べて、行政によるサービスの見返りが少ないというのは実感としてはそのとおりだと思いますが、一方であまり払えない人もいるわけですから、ご自分の所得がどのあたりに位置するかによってずいぶん感じが変わるでしょう。
Perlaさんの「人頭税」方式という話もあります。私の記憶では、イギリスのサッチャー政権のときにそれを持ち出して有権者から猛反発を食ったことがあったと思います。一定の行政サービスは利用するのだから、所得の有無にかかわらず、ある程度は一律負担すべきだという議論は納得できるところがあります。しかし現実にということになると、社会的弱者を保護という観点からむずかしそうですね（むずかしいと言っていては何も変わらないのも事実ですが）。
いずれにせよ、私たちは納税者だし、その税金の使い道をきちんとチェックする必要があります。衆院選や参院選といった国政選挙はその私たちの意見を表明する非常にいい場だと思います。
さて皆さんはいよいよ数日後に迫った参院選で意中の政党、意中の候補者が見つかりましたか。選んだポイントは何ですか。

藤田正美
『ニューズウィーク日本版』元編集主幹


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