イー・ウーマン木村佳子さんお金で痛い目にあったことありますか？

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会議番号:2233

お金で痛い目にあったことありますか？

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【開催期間】
2007年07月30日より
2007年08月03日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

木村佳子　株式評論家　ファイナンシャルプランナー

ブランド物をそろえようとしてカード地獄に陥り、月々の支払いで給料をもらって手元に残るのが2万円……、�……

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3日目までに届いている投稿から...

仕事をしている人への妬み (Lancer・東京・パートナー有・33歳)

私が多額の資金を失った原因は「不労収入で勤労収入以上を稼ぎたい」という欲とその欲につけこんで近づいてきた友人だと思っています。仕事ができない自分は仕事してる人に妬みのような感情を持っていました。それで「不労収入で勤労収入以上を稼ぐ」ことで自分のプライドを静めようと思ったのです。相談した友人は常にお金持ちであることを匂わせ、私はそれを信用し、だまされました。彼の元実家を見に行きました。今はそういうことをする人は生い立ちと関係があるのではないかと思っています。

株投資をしていて (ちぇりい・埼玉・パートナー有・46歳)

ライブドア前までは多少プラスになってましたが、ライブドア後にあれよあれよと含み損。その時に全部処分しておけばよかったのですが、そのうち上がるだろう、長期投資と思ってたら、現在の含み損は200万超えました。投資信託で120万くらい儲かっているので実質100万前後の含み損ですが、どうしたもんでしょうか、木村さん。損きりできる勇気が欲しい。

10年かけて返済しました…… (crossfaceofjado525・神奈川・パートナー有・32歳)

消費者金融に手を出してしまいました。手軽に借りられる上、返済は低額でいいのでかなりの額を借り、いわゆる多重債務に。必死で働いてボーナスを全額返済に当て込み完済するまで実に10年かかりました……。「これからどうしよう」という不安で眠れない夜もありました。親はもちろん誰にも絶対言えない過去です。もう二度とキャッシングはしません！今でもカードを使うなら一括払い、または現金払い。それが出来ないなら買わない、と自分の中でルールを決めてやりくりしています。

お人好し (fugu・兵庫・パートナー無・55歳)

以前職場で一緒だった年配の女性に、借金を何度も申し込まれ、結局60万円程になりましたが、1万円しか返却されませんでした。他にも友人が困っているからと、高価な装飾品を買わされたり、利用の予定のない結婚式場の積み立てを契約させられたりとかします。お人好しに付け込まれているのだと注意されますが、身近な人に利用されると、人間不信になります。

保険会社 (雪の小町・海外・パートナー有・38歳)

海外に在住ですが、しょっちゅうあるのでとても厳しくチェックしています。その中でも出産した後に病院からきた請求金額がなんと8000ドル！すぐに保険会社に電話して原因をつきとめたところ、実際の出産日と違う日に記録されていたことが原因でした。その後、保険会社ともめて1年かかってようやく解決しました。日常的には必ずレシートを貰うこと、メールやファックスなど記録の残る形でやりとりをすること、もしや裁判になっても絶対に証拠があるように心がけています。でも疲れますよね。

たとえ先輩でも。 (coo717・三重・パートナー無・24歳)

サークルの先輩に、バイト先のエステでフェイシャルマッサージの練習をさせてくれる人を探してるから行ってくれないと頼まれて行ったところ、高額な補正下着を勧められました。先輩に勧められたこともあり、ローンを組んで購入した後、そのエステではマッサージを口実に高額下着を売る手法であると聞き、ものすごくショックでした。それ以来、自分がお人よしに見られがちということを自覚して、なるべく仲の良い人ほどお金がからむことのないように慎重に行動するようにしています。

痛い目セーフではありますが (acqua・フランス・パートナー有・36歳)

以前ローマで鞄から財布を掏られましたが、直後に気付き相手を追いかけ無事取り戻すことができました。さらに、反省の色のなかった相手に平手打ちをくわせたので二重にスッキリ。こんな怖い雰囲気を放っているのか(!)、海外での金銭的トラブルは他にありません。しかし、気を引き締めすぎていると、途上国などで常にうがって警戒態勢に入っている自分に嫌気がさすことも。自分を守るのは大切ですが、全てを疑ってかかるのは何か違う。恐らく状況や人に応じた「見極め力」がまだ欠けてるのかな。

4日目の円卓会議の議論は...

自分は人に痛い思いをさせたことはないか？

ブランド物をそろえようとしてカード地獄に陥り、月々の支払いで給料をもらって手元に残るのが2万円……、とぼやいている若い女性がいました。国立大学を出て、紆余曲折ありながらも、現在は会社を経営している別の女性も、就職したての頃、やはりブランド物をカードで買ううち、ローン地獄を味わったといいます。

こうした経験は大なり小なり人それぞれ、痛い思い出として、あるいは現在進行形として味わうことがあるのかもしれません。そして、「二度とこういうバカはしない」としっかり自分を立て直す人とどんどんそっち方向を深堀りしていく人に分かれるのかもしれない。そっち方向を深堀りする人は自分に甘いというか、物に偏向、依存しすぎている可能性を考えたほうがいいですね。病気レベルなら直す必要があります。

このサーベイは「お金」がテーマですが、ある人にはそれが「お酒」だったり、「異性」だったりする。医師から聞いた話ですが、「お酒で一度でも人に不快な思いをさせたことがあるなら、依存症を疑うべきです」と。これはお金にも当てはまりそう。お金で一度でも人に迷惑をかけたことがあるなら、根っこに何があるのか自己分析するべきでしょう。

しかし、「痛かった……」と自覚されている方は気づきを得られています。怖いのは痛みのない放埓でしょう。痛みを自覚できないまま、お金で事故っているうち人生、行き着くところまで行く可能性だってあると思います。時々、痛いと感じる出来事と遭遇することで、私たちは気付きのチャンスを与えられているのかもしれません。

さて、コレまでは自分が受けたお金の痛いお話をうかがってきましたが、では自分は人に痛い思いをさせていないでしょうかという点を伺います。

ちなみに私は株式評論をベースにした資産運用アドバイザーとして、「人のお金が増えるように」と最良のレシピをお示しする仕事をしていますが、時にはいろいろな事情で思った成果をお客様が獲得されていないケースがあります。

もっと痛いのはスポンサーがついた仕事(ラジオ、イベントなど)で、パブリシティ原稿を放送時間中に読み込んだりといったご協力をすることがあるのですが、スポンサーの提供された商品のパフォーマンスが芳しくなかったときはお客様は痛い思いをされているのでないかと非常に気になります。

一般的に難しそうな投資対象、実績が出揃わない運用対象は紹介しない。もしも、意に染まないパブリシティ原稿を読むように言われたら番組から降りるくらいの気概が必要……。実際、その姿勢を貫いておられる方もいらっしゃいます。

『自分は人に痛い思いをさせたことはないか？　それはどんな事情でそうなったのか？　今回はちょっとそんな痛いお話も聞かせていただければと思います。
金融関係、不動産、証券、ファイナンシャルプランナー……。業務上の痛い話もお寄せくださいね。

木村佳子
株式評論家　ファイナンシャルプランナー


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