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今週のテーマ

会議番号:2493

あなたの仕事やスキル、国際貢献に役立つと思いますか？

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【開催期間】
2008年07月14日より
2008年07月18日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

根本かおる　日本UNHCR協会　事務局長

たくさんのご投票とご投稿、ありがとうございます! 身が引き締まるようなご意見もありました。 Perlaさ�……

議長コメントを全文読む

3日目までに届いている投稿から...

現地に行けたらしたいこと (武士道・愛知・パートナー有・33歳)

楽しく「応援」という気持ちでできるのが、フェアトレード商品の買い物です。有機栽培のチョコレートや綿製品は贈り物にも喜ばれました。もし自分が現地に行けたらしたいことは、「子どもたちへの教育」と「きれいな水を引く」ことです。そう考えると、この二つにつながる活動について日本にいながらできることが一番やりがいを感じられると思います。目的が明確化されている活動は参加しやすいです。

「還元」という形の寄付 (Perla・千葉・パートナー無・38歳)

いつの間にか貯まったクレジットカードのポイントを景品に引き換えようと、カード会社のサイトを開きました。すると景品リストに「ユニセフへの寄付」「中国四川大地震への義援金」といった支援カテゴリーを発見。早速ポイントをいくつかの寄付に交換しました。自己投資の見返りに得たポイントはカード会社のサービスの一つ。それを改めて自分の為に使うのではなく、「寄付」という形で社会に還元する、この発想はなかなか有意義だと思います。今後もこのシステムを活用したいと考えています。

家に眠っている善意 (ポーチュラカ・福島・パートナー無・40歳)

まずは募金箱ですね。街頭や訪問の募金は、偽物もあるそうなので、コンビニやテレビ局の募金箱に。あるいはフリーマーケットで家の中に眠っているものを売り、その収益を寄付することなどもできそうです。ユニクロでは着なくなった商品を回収して衣服が不足している国の方に譲っているそうです。

	うさんくさくない形で (みぽみぽこ・宮城・パートナー有・37歳)
国際貢献に二の足を踏むのは、どのボランティア団体を信用すればいいのか分からないから。自分の善意がだれかの私腹を肥やすために使われるのではと思ってしまいます。なので、まずは目の前のことを、日本国内のことを、と思ってしまいます。

専門職というイメージ (モリッシー・茨城・34歳)

少ないけれど貯金が出来る程度には稼げるようになったことへの感謝をこめて寄付に参加しています。最近、クレジットカードのポイントも寄付出来ることを知り、ときどき「おすそ分け」しています。収入の1％が目標ですが、まだそれをするにはやりくり努力不足で……。ただここから「自分の仕事で国際貢献」へはだいぶギャップがあります。国連職員やNPO/NGOの皆さんの活躍を見聞きしますと頭の下がる思いですが、特殊な専門家の仕事というイメージで、自分がとなると想像が難しいです。

やっぱりわかりません (aruru・埼玉)

今の仕事を今のスタイルで続けていたらとすると、NOでしょうね。国際貢献がそもそも何かやっぱりわかりません。政府開発援助の元は税金だと思うと、それも国際貢献の一助だとも思えるし、外国人労働者を受け入れて労働環境を提供することもそうでしょうし。災害時義捐金を送ることと、慢性的な紛争地域の安全確保を考えることは取り組み方が異なるのではないかと思います。

4日目の円卓会議の議論は...

｢善意を預かる責任｣

たくさんのご投票とご投稿、ありがとうございます! 身が引き締まるようなご意見もありました。

Perlaさんやモリッシーさんが指摘してくださったように、クレジットカードなどのポイントを景品に換えるかわりに、募金にまわすというポイント募金は、手軽に「おすそ分け」の感覚で参加できることで、人気があるようですね。私も積極活用していて、何枚もクレジットカードを持っていても、ポイント寄附できるカードでの買い物が増えてます。日本UNHCR協会に寄せられる寄附・募金でも、ポイント募金は増えているんですよ！

それから、ポーチュラカさんは、「一石二鳥」方式で、要らなくなったものの有効利用を提唱してくださっていますね。ユニクロがもう着なくなったユニクロの洋服を、衣替えの時期の3月・9月に店頭で回収して、アジア・アフリカの難民キャンプに寄贈しています。2006年9月から継続的に行っている社会貢献活動で、回収される洋服の数は、回を重ねるごとに増えているそうです。お手軽感が受けているのでしょう！やはり、関ってくださる人々や企業が、気軽に、そして、自然に参加できなければ持続しないでしょうから、この「お手軽感」「気軽さ」は、とても大切な要素だと思います。

そして、今回私がとても重く受けとめたのは、みぽみぽこさんやポーチュラカさんがおっしゃるように、何よりも、寄附を預かる団体が信頼されなければならない、ということです。お預かりした善意の寄附を、責任を持って援助活動に活用させていただき、それを支援者の皆さんにご報告するということは、私自身、最も大切に感じていることです。日本UNHCR協会をはじめとして、責任ある援助団体ならすべてが最も力を入れていることでしょう。

もう一つ、皆さんからのコメントで実感したのは、「国際貢献」の内容や現実がブラックボックスで、イメージしにくいと感じられていることです。身近な「国際貢献」としては、aruruさんがそれに近いことを挙げてくださっていますが、例えば、日本にもっと難民を受け入れること！

国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）が支援している難民は、民族・宗教・政治的な意見や紛争を理由にふるさとを追われ、避難しなければならなかった人たちのことで、私たちの住む日本も難民を受け入れています。なかには、脅迫や弾圧を受け、身の危険を感じて命がけで日本にたどり着いた難民もいます。いつか祖国へ帰り、家族に再会できる日を夢見ながら、不安な毎日を送っている人もいます。

日本政府は、UNHCRへの資金援助の面では、アメリカ政府に次いで世界第2位ですが、難民の受け入れ数で言うと、年に万単位であらたに受け入れている先進国がある一方で、日本は数十人のレベルにとどまっていて、先進国の中では下から数えた方が早いんです。資金援助はとても大切な国際貢献ですが、あわせて難民の受け入れももっと進んでほしい、と願っています。

そこで、皆さんに、ごく身近なこととしてお聞きします。学校や職場、近所に、あなたの身近に、もし難民の人がいたら、あなたならどんなことが出来ると思いますか？

根本かおる
日本UNHCR協会　事務局長


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