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今週のテーマ
会議番号:2529
「高層難民」って知っていますか?
投票結果
24
76
317票
980票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2008年09月08日より
2008年09月12日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
渡辺実 防災・危機管理ジャーナリスト
今日も多くのご意見、ありがとうございます。3日目まで第1位を維持し、とうとう1000名を超える投票をいただ……
議長コメントを全文読む
3日目までに届いている投稿から...
高所恐怖症 (Parilla・大阪府・30歳)
タイトルの通りである私には、近所にも増えつつある高層マンションなど住居に想定できませんが、一番気になっていたのはこの災害時のこと。自力で脱出・被災生活を送ることを考えると、地面からあんなに遠い所でどの位の期間耐えられるのかが気になります。免震構造とはいえ余震が続けば不安にもなるでしょうし、被災グッズのほかにも精神安定に役立つようなものが必要ではないかと勝手に考えていました。地上の様子も分かりづらいだろうし、そういった点の対策は何が考えられるか知りたいです。
低層マンションに住んでいます。 (kobochanny・東京都・38歳)
以前ニューヨーク在住時に高層マンションの21階に住んでいたことがあります。ちょうどその時期に9.11テロ事件がありました。幸いにもエレベーターが止まることはありませんでしたが、事件直後は食糧や水などの確保に奔走し何度もエレベーターで自宅階との往復をした経験があります。これが自然災害となると電気・水道・ガスなど停止になることを考えると高層階での居住は心配になり、現在は低層マンションの2階に住んでいます。
我が家の唯一の災害対策 (midoppy・神奈川県・37歳)
2年前に新居を購入、引越しをしました。新居を決定するまでには超高層マンションといわれる物件も検討しました。その眺望と大規模だからこその設備にはとても魅力を感じました。しかし、地震や停電時のエレベーター停止などを想定すると、高層マンションへの不安がありました。夫の手を借りなくても、私が自力で必要な水・物資を運ぶことができるか、子どもも一人で帰宅できるところかなど検討して住まいを決めたことが、我が家で実施してした唯一の災害対策です。
危険とわかっていても (みいや・東京都・45歳)
東京に住んでいると、高層に慣れてしまって普段は何も考えず食事をしたり、お茶したり、30階、40階はざらです。でもふっとした時に、もし地震が起こったら……と考えるとぞ〜っとします。高層に住んではいないのですが、もし食事中に地震が起きたら、エレベーターは止まってしまうし、きっとパニックになってしまうと思います。でも危険とはわかっていても普段はやはり……高層階で、食事やお茶をしてしまうのが現実です。
高層階には行かない。 (ハルヒ・千葉県・31歳)
(高層での罹災への備えとして)「高層階には行かない」というのは、ナシですか? でも、パートナーが高所恐怖症+閉所恐怖症なので、ほとんどエレベーターを使うこともない日常です。出先の店で3〜4階に行くぐらい、もちろん階段。 備蓄するとすれば、自分の体力かな? 家は戸建てなので、5年間保証の水2L×12本にキャンプ用具・米やカンパンを用意してます。近所に井戸もあり、小学校と中学校それぞれ被災時の市の利用が違うことを確認。どちらも歩いて2分で、自治会でも防災委員会ができて私の係りは班の人数把握に努めることです。
マンション購入断念しました。 (がじゅ・神奈川県・29歳)
一昨年マンションの購入を検討していました。44階の部屋で見晴らしも良く、モデルルームを見てほぼ決めかけていたのですが、地震のことは頭のどこかで気になっていました。そんな折、母親に「いずれ子どもが生まれた時のことをイメージした? もし何か起きたら子どもを抱いて44階まで階段を上ったり下りたりできる?」と言われ、勿論その他の要因もあったのですがその物件は見送りました。建物自体は壊れなくても、水・食糧の確保は必須ですからやはり階段しかないですものね。
地上と安全に遠く (真打ち・栃木県・39歳)
田舎者の為、高層建築を見ると余りの高さに感激し、暫く見入ったり写真を撮ったりする癖がある。と、同時に「一度は高い所に住み、毎日綺麗な夜景を堪能したいな……」と思ったものだ。しかし、今回のお話を拝見して、災害に見舞われた時の怖さを想像した。仰る様にエレベーターの停止、階段も被害状況によっては使用不可だ。回答としては如何なものかと思うが、建てないことが一番の安全策とさえ思ってしまう。
わすれがちな危機感 (miyuma・東京都・44歳)
現在の高層建築物は地震で倒壊しないよう、設計されているのでしょうが、ライフラインの支障は影響が大きいでしょうし、災害は往々にして人の想像を超えるものなので、リスクを認識する必要があると思います。個人的にはエレベ−タ−にさえ、恐怖感があって、高いところには住めませんが、職場がそうなら、何も感じず環境になれてしまいそうです。
耐震偽装事件後 (武士道・愛知県・34歳)
耐震偽装事件以来、どの建物も心配です。一番心配なのは「香港」の細長い超高層マンションです。「香港は地震がないので」とガイドさんはいいますが、地震がないといいきれる地盤ってあるのでしょうか。あのマンションがどのような構造になっているか不思議でしょうがありません。いままで、超高層マンションが被害にあった国はあったのでしょうか。アジア全域で取り組むべき問題でもあると思います。
崩壊しない、と言わなければ (こはく・東京都・35歳)
高層マンションの建築許可が下りない上に売れない、ですよね。だから「崩壊しない……ことになっている」のだと思って見ています。たとえが悪いと叱られるとは思いますが、私の中では「原子力発電は安全」なのと同じ理屈です。狭い敷地面積に広い床面積を確保するためには、上に延びるしか方法はありません。私は高層マンションに住むつもりも、高層ビルで働くつもりもありませんが、偶然訪れて被災したら……都市生活者が享受するべきリスク、と思っています。
現代社会の課題 (留加・宮城県・44歳)
初めて目にした言葉です。以前勤務していた会社も今勤務している会社も高層ビルに入っています。どんどん高層ビルや高層マンションが増え続けている現代社会…… 実際に近い将来100%に近い確率で大規模な地震が起こるといわれている宮城県も同じです。いざという時、安全に避難出来るのか心配です。この機会に避難経路や様々なことを見直してみようと思います。高層難民にならないために……
地震だけでなく (椿御前・愛知県・30歳)
パンデミック時にも問題ですね。不可抗力の自然災害発生時には災害弱者になることが確定です。6階でも生活用水を運ぶのに一苦労でした。窓から紐を垂らして物資を確保としても、高層住宅壁面の風はとても強いので、目的地に紐が届きません。自分の経験から震度6の地震が発生時は数十階建ての高層階は震度8クラスの激震に見舞われるでしょう。火災やけが人がでたときに消防車のはしごは届かない場所に住んでいる人は? 救急が来たとして50階建ての昇降だけで患者の様態悪化も考えられます。
初めて聞きました。 (himawarisaita・三重県・32歳)
言葉からなんとなく想像できましたが、言葉は知りませんでした。以前働いていた会社が21階にあり、体に揺れを感じる地震があったことがあります。ここで大きな地震が来たら私は助かるんだろうか、と考えたとき、「難しいのでは?」と思いゾッとしました。今はそういったところで働いていませんが、高層ビルに自分がいる確率はないわけではありません。そして、あまり行った事のない高層ビルで被害にあったとしたら……それが一番怖いなと思います。
名前は知りませんでした (marimiyata・東京都・36歳)
名前は知りませんでしたが、私は高層マンションは怖いので、低層マンションの1階に住んでいます。エレベーターが止まったり、下の階で火事があれば火は上に燃え広がるし。小さな子どももいるので、せめて3〜4階くらいまでに住みたいです。
4日目の円卓会議の議論は...
超高層ビルは大地震に襲われても崩壊はしない、が……?
今日も多くのご意見、ありがとうございます。3日目まで第1位を維持し、とうとう1000名を超える投票をいただきました。感謝と同時に、高層難民という問題提起に多くの方々が興味、関心を持たれていることを再認識しています。
昨日投げかけいたしましたテーマは、超高層ビルは地震で崩壊するのか、でした。
多くの皆さんが、「崩壊しない」と考えておられることがわかりました。こはくさん(東京都)は、高層ビルでの被災は「都市生活者が享受すべきリスク」と指摘されました。myumaさん(東京都)は、「地震では崩壊しないが、ライフラインの支障による影響は大きいと認識しなければならない」と指摘しています。また、留加さん(宮城県)は、近い将来100%に近い確率で発生する宮城県沖地震を抱える宮城県の方からのご意見です。
私の結論を端的にお伝えします。
「超高層ビルは、大地震が発生しても崩壊する確率は低い」
と考えています。しかし、構造物として崩壊しなくてもそうとう揺れますので、超高層ビルに中で生活したり、仕事をしたり、また食事を楽しむ空間として受けるダメージは大きく、想像を絶することが待っていると思います。そして、ライフラインの途絶によってエレベーターの停止など、「揺れの後に待っている厳しい現実は避けられない」と考えています。ですから、
高層ビル特有の対策が必要
なのです。
拙書「高層難民」に、高層ビルでの生き残りマニュアルを書かせていただいています。
一言で言えば、「1週間の自立をする」
こと。30階、40階を階段で上下することは現実的に不可能ですから、発想を変えて備蓄も1週間程度自立できるだけの飲料水、食料、トイレを備えてほしいのです。エレベーターに閉じ込められる可能性も大ですから、エレベーター内に閉じ込め対応グッズをすぐにでも備えて欲しいのです。
次に、「崩壊する確率は低い」と書いた理由をお話しします。武士道さん(愛知県)がご指摘なった耐震偽装の心配もありますが、この指摘については無いとは言い切れませんが、今日は除外します。
「長周期地震動」
という言葉、新聞などでご覧になった方も多いと思います。遠い場所で地震が発生した際に、周期の長い地震波が襲ってくることを言います。すべての建物や橋など構造物はその構造物固有の周期(固有周期)を持っており、高層ビルは、長い固有周期を持っています。地震が発生して襲ってくる長周期の地震波が、たまたま高層ビルの固有周期と一致すると
「共振現象」
といってエネルギーが増幅され、想像を絶する破壊が発生することが懸念されています。
実際、新潟県中越地震のときに震源地から約300km離れた六本木ヒルズタワーをこの長周期地震動が襲い、あの超高層ビルのエレベーターワイヤーが切れるという被害が発生しています。体感ではほとんど揺れを感じていないのに、です。
東京から数百キロ離れた場所、例えばマグニチュード(M)8クラスの東海地震が発生すると、この長周期地震動が首都圏に乱立する高層・超高層ビルを襲うことになります。そのときどのような現象が現れるか、現行の耐震基準で耐えうるか等、
やっと本格的な研究が始まったばかり
です。
では、最後の問い掛けです。
こうした高層ビルでの地震に遭遇し被災することは避けられない現実です。エレベーターに閉じ込められたりすることも想定し、普段から身につけておく最低限必要な防災グッズを選ぶとすると、あなたはどんなモノを選択しますか?
その理由も併せて教えてください。
渡辺実
防災・危機管理ジャーナリスト
「緊急地震速報、パニックや二次被害が心配?」
「職場での大地震遭遇に備えていますか?」
「防災グッズ、準備できていますか?」
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