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今回は、特にPMSの症状のうち、精神的な症状について投稿をいただきました。「集中力低下」「思考低下」「無気力」「自己嫌悪」「落ち込む」「理由もなく泣きたくなる」など、さまざまな症状を抱えながらも、みなさん上手につきあっている様子がよくわかりました。
PMSの身体的な症状と同様、精神的な症状も、個人差があり、その症状の強さも異なります。ですから、セルフコントロールできる範囲も個人差があります。いろいろ試みても改善しない場合や、症状がひどい場合には医師に相談することも必要です。
最近になって、PMSと考えられていた方の中に、月経の前になるとうつ病と同じくらい重篤な精神症状が現れ、日常生活・活動に支障をきたすほどの症状に悩まされる方もいることが分かってきました。そのような方は、現在では、月経前不快気分障害(PMDD: Premenstrual dysphoric Disorder)と診断されています。欧米のいくつかの国の調査では、月経のある女性の3〜5%、およそ20人に1人がPMDDであるという結果がでているようです。日本では、まだ医師も含めて認知度が低い疾患のように思いますが、今後、PMDDについてもその的確な診断と治療の必要性の認識を高め、症状に苦しむ女性が一人でも減ることを願ってやみません。
これまでの多くのみなさんからいただいた具体的な経験やコメントを通じて、PMSについての理解は深まりましたでしょうか。PMSというものをご存知なかった方、あるいは、PMSとはわかっていてもその症状をどうすることもできずに悩んでおられた方、何か少しでも症状を軽減できそうなヒントを得ることはできましたか。また、今回のテーマをきっかけにパートナーやご家族とPMSについて話す機会を持たれた方、特に「男性の立場からみた女性のPMSについて」何か意見を得ることができた方がおられましたら、ぜひ聞かせてください。
鈴木美香 医学博士・産婦人科医 |
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