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今週のテーマ
会議番号:2725
裁判員を引き受けてもよいですか?
投票結果
45
55
245票
295票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2009年05月18日より
2009年05月22日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
窪木登志子 弁護士
裁判員裁判、始まりましたね、昨日。そして、たくさんの投票と投稿を頂き、有難うございました。昨日のニュ……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
PTSDにはなりたくない (noriari・兵庫県・パートナー有・36歳)
危険運転による致死傷事件をはじめとして、一般市民の感覚と大きく異なる判決が出たりすることについて異議があるので、選ばれればやってみたいと思っています。けれども、罪を立証するために惨い写真CGを見せられたり、動揺する被告人を目の当たりにしたりしたら、少なからず精神的なダメージを受ける気がします。相談窓口として弁護士もいいと思いますが、同時に精神科医やカウンセリングの窓口を確保してほしいと思います。
義務と権利と一員として (ドナドナ・東京都・パートナー有・44歳)
単純明白な理由ですが、裁判員を引き受ける理由は「それが私の社会で起きた事」だから。実際に裁けと言っている訳ではなく、私のsenseが必要だといわれていると考えている。人を裁く事を恐れて参加しないのはナンセンスで、いつ自分が同じ立場になるかもしれないという前提で、自分ならという意識で「被害者の立場なら」「犯人なら」「関係ないなら」と議論を重ねてみたいと思う。現状それが難しいのはやはり母・会社員・PTA・ボランティアなど自分が多岐に参加している事と、会社の不理解だと思う。
裁判員制度を受け入れる企業文化 (marco302・パートナー無・37歳)
働く人々が選ばれた場合の一番の懸念は、裁判員として自分がいない間の仕事に対する不安、会社の評価ではないでしょうか。男性の産休取得に通じるものがあるように思えますが、社会全体が、一社一社が裁判員制度を受け入れ理解することは難しいことかと思います。「忙しいのに裁判員か。お前も偉いもんだな。」なんていう上司の一言(無言の)が聞こえてきそうです。制度はできても人の心を変えるのが一番難しいのでは。企業としても裁判員制度に理解を持てもらいたいところです。
こころのケアを (ポーチュラカ・福島県・パートナー無・41歳)
いよいよはじまりましたね。口では「国民の義務だから」と参加に賛成していますが、こころのなかでは「だいじょうぶかな」という不安もあります。人を裁くその重みに自分のこころは耐えられるのかどうか。ケアするシステムを整備することが必要だと思います。
裁判に参加してみたい (かえで999・東京都・パートナー無・45歳)
日ごろ、裁判の結果を見聞きして、その量刑判断に疑問を感じることがよくあります。やはり、職業裁判官だけが裁判を行う現状では、一般市民との間に罪と罰についての意識のずれが生じていると思っています。裁判員制度によって日本の裁判制度を良い方向にもっていくことができるのであれば、積極的に参加したいと思います。
何事もやってみないと! (mi-chel・愛知県・パートナー無・27歳)
会社を休めるかといった現実的な問題もありますが、裁判員はぜひやってみたいと思っています。ただ「国民も司法に参加すべきだから」のように裁判員制度の趣旨を理解しての参加ではなくて、人として成長するために、与えられたチャンスは活用しようという、自己中心的な考えからですが。日常では体験できない経験を通じて、自己成長を図れるでしょうし、結果的には裁判、司法を身近なものとしてとらえていくことができるようになると思います。
司法、立法、行政 (chiakyo・東京都・パートナー有・41歳)
そもそも、裁判員制度という法律を作ったのは、私たちが選んだ、もしくは積極的に選ばなかったために国会議員になった人たちが作った法律なのではないでしょうか?私たちは、選挙の結果について、もっと責任を持つべきで、性善説で政治家が国民に都合の悪いことはしないだろうと思うのは、間違っています。犯罪の当事者ではないから関係ないのではなく、法律は私たちが選んだ政治家が作っている。私は裁判員制度を通じて、法律というものをもっと身近に考えるべきだと思います。
裁判員は引き受けたくないです (ano・東京都・パートナー無・40歳)
小室さんの裁判ではファンの方は厳しい判決。嫌いな方は甘いと考えたと思います。一般に死刑廃止論がありますが、当事者の多くは加害者に死刑を求めます。一般人は経験・感情での議論になると思います。実際の裁判では過去の判例、判決理由に詳しい裁判官でしか客観性の高い裁判は難しいと思います。陪審員制度のある米国は、弁護士の力関係で判決が決まるようです。お金持ちは甘い判決。反対の人は厳しい判決を受けています。日本の方が先進国だと思います。今更ですが裁判員制度には反対です。
見返りが要求に見合っていれば (hinagiku・愛知県・パートナー無・43歳)
子どもの頃、社会科の先生から教わりました。「裁判官はね、たくさんお給料を貰っているんだよ。だけどそれは、大きな責任を負っているからなんだよ」と。国民も裁判に関心を持て、負担をしろと言うのは、ある意味、理に適っているでしょう。無理をしたり不利益を被ったりしながらでも、やって出来ないことではありません。けれど、日雇い派遣に近い日当で、裁判官に近い責任の大きさや精神的負荷を負う必然性が国民にあるのでしょうか? 私には、あるとは思えません。
宗教的理由 (maria・兵庫県・パートナー有・44歳)
私は宗教的理由から、「積極的に人を裁くこと」が自分に許されると思っていません。この法律が決まる前に、議員に働きかけたり、集会を開いたり、市民に訴えたりと随分奔走しましたが、まわりの関心はひどく薄いものでした。それが今も非常に残念でなりません。この制度が本当にこの国で必要だったのか、この機会に多くの人にも考えて頂きたいと思っています。
5日目の円卓会議の議論は...
いよいよ始まった裁判員制度。より良い運用に向けて、必要なこととは?
裁判員裁判、始まりましたね、昨日。そして、たくさんの投票と投稿を頂き、有難うございました。昨日のニュースでは、啓発活動やセレモニーの映像を流していましたが、本サイトでは、もう、「今後に向けて、引き受けづらい点とそれを改善するには?」についても、投稿が集まっています。
まず、昨日のサブテーマ、
「今後に向けて、引き受けづらい点とそれを改善するには?」
について。
marco302さん、「勤務している人にとっては、欠勤する間の仕事の心配、会社の評価の不安では。これについては、会社は理解を」。正にそうですね。その人がその時期にいないと仕事が回らないような場合には、裁判員を辞退できますが、雇用主が環境を整えてくれたら、社員は、貴重な経験ができることになります。
ポーチュラカさんは、「心のケア」。これも確かに。裁判官は、職業として選択したわけなので、裁判に参加する人々の心のケアをするように検討するのは、実際には初めてのことです。それにしてもこの点でも、少なくとも裁判員を経験した人同士ではフランクに話ができるよう、守秘義務の問題を改善しなければならないかもしれません。
hinagikuさん、「日雇い派遣に近い日当で、裁判官に近い責任や精神的負荷を負うのはどうか」。たしかに。「公」を担うのは、「官」だけではないという認識は今や広く共有されていると思いますが、では「民」が「公」を担うときに「官」と同じような報酬を得るべきかは、とても難しい問題です。3年後の見直し論議でも議題の一つにはなると思われます。
また、
「裁判員を引き受けてもよい理由は?」
についても、引き続きご意見を頂きました。
ドナドナさんは、「私の社会で起きた事件だから」。なるほど、地域で起きた事件を地域で解決し、再犯防止にもなれば、一番ですね。そのためには、やはり守秘義務の壁も出てくるかな。しかし、昨日のmi-chelさんの、「体験を話すことができる弁護士窓口を常設してはどうか。国民側の不安もケアでき、またそこで集約された意見は制度改善にも活用できると思います」は、ここでもヒントになるかもしれませんね。弁護士会は、各裁判所ごとにありますので。
かえで999さんの、「裁判官の量刑に疑問有り。裁判に参加してみたい」。量刑、もちろん報復だけでなく更正の意味合いも全体考慮して、是非やってみてくださいね。
mi-chelさん、「日常では体験できない経験を通じ、自己成長を図れるし、結果的には裁判、司法を身近なものとしてとらえていくようになる」。そうあってほしいです。
chiakyoさん、「犯罪の当事者ではないから関係ないではなく、裁判員の法律は私たちが選んだ政治家が作ったものだから」。加えて、「裁判員制度を通じて、法律というものをもっと身近に考えるべき」。なるほど。
anoさんは、NO引き受けたくないとして、「一般人は経験・感情での議論になるので、弁護士の力関係、結局金持ち優位にならないか」。そのご心配、ないとは言えません。ただし、日本では、少なくとも今までは、重大な刑事裁判は熟達した弁護人が手弁当でやってきたと言っても良い歴史があります。従って、当面は、そのご心配は無用なのですが、新制度導入に際して当然求められる、弁護士の力量アップと創意工夫が求められるところですね。
mariaさんは、「宗教的理由から裁かない」。もし、裁判員候補に選ばれ、裁判所に行くことになりましたら、今までの行動も説明して辞退を言ってみてはいかがでしょうか。憲法上、信教の保障、良心の自由も保障されていますので。
なお、世情では、「人を裁く」ことに強い抵抗感があるようですが、
裁判員は、神様か閻魔大王のように「人を裁く」のではなく、
「検察官の主張する被告人の行為が、証拠から見て、合理的疑いを入れない程度に立証されているかどうか」
で有罪無罪を決め、その証拠から法律に基づいて量刑を判断します
(
裁判員制度Q&A「法律を知らなくても判断することはできるのですか。」
http://www.saibanin.courts.go.jp/qa/c4_3.html
)
。また、人生を裁くわけではなく、被告人の特定の行為のみをです。
ドラマの大岡越前のように、被告人が犯罪をしている最中に(つまり現行犯を)直接見たと同じ程度の心証を求められているわけでもありません。
「常識から考えて、検察官の主張に合理的疑いが生じるかどうか」の心証
を求められています。
今後は、
子どもや大人への法教育
も、とても大切ですね。最近では、裁判員裁判が始まるため、一般向けに、法律の考え方や歴史について、わかりやすい書籍なども出版されています。
ぜひこの円卓会議を機に、裁判制度や、「法律」とみなさん一人ひとりの関係とは?、など、関心を持ってみていただければ幸いです。
1週間、たくさんのご参加をどうもありがとうございました。
窪木登志子
弁護士
「裁判員制度ができたからには、これをいかによくするか」
佐々木かをり対談 win-win > 第127回 窪木登志子さん
「裁判員制度で司法との距離は縮まる?」
2003年5月、イー・ウーマンで最初のディスカッション
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