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今週のテーマ会議番号:2765
父子家庭にも、もっと社会的支援が必要だと思いますか?
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
2位
【開催期間】
2009年07月06日より
2009年07月10日まで
円卓会議とは

小崎恭弘
プロフィール
講演依頼
このテーマの議長
小崎恭弘 神戸常盤大学短期大学部 幼児教育学科准教授
円卓会議議長一覧
多くのご意見ありがとうございます。今回は父子家庭の話がそのスタートですが、父子家庭のさまざまなことを……
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4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 「異性の子」を育てる視点も (ありる・東京都・パートナー有・35歳)
一般的な支援については出ているので…… ふと思い出したことを。大学のころ父娘家庭で育った友人とルームシェアしたことがあります。彼女は「お母さんを見て学ぶことを私は身に着けていないから、気付いたことはすべて教えてほしい」と頼んできました。実際に彼女は「長年の謎が解けた(笑)」と何度か言っていました。同じことは母息子家庭にもあるはず。「異性の親と暮らす子」が利用できる、生活面での成長を同性の大人が手助けする仕組みというのはないのでしょうか?

yes 教育について (blue sango・福岡県・パートナー無・39歳)
いろいろな支援が必要だと思いますが、2児の母としての実感は、どんな環境の子どもも等しく全員が最低限の教育を安心して受けられる制度の確立が急務と考えます。経済環境、家庭環境とも変化する可能性がある現状では、余裕のある家庭がいつどうなるかもわかりません。また、教育費の心配がなければ厳しい環境の家庭も心のゆとりが出るのではないでしょうか。何より大学全入時代に、片方では高校でさえ安心して最後まで学べない子ども達がいることは国にとっても大きな損失と考えます。

yes 母子・父子の区別をなくしたら (meg助・栃木県・パートナー無・37歳)
どうでしょうか。単純すぎますか。育児休暇等取り難い(今の会社はまず取れません)男性も制度が統一されたら、もっと取りやすく(主張しやすく)ならないでしょうか。子ども環境に触れていたら少なくとも他の「お父さん」「お母さん」に接する機会も増える=相互に助け合うということも出来るのではないでしょうか。友人宅(母子家庭です)を見ていると子どもを通じたお付き合いで子どもも大人もいい状態に居られるように思います。「子ども社会にも」身をおける状態は大切だと思いました。

yes お節介な大人の育成 (真打ち・栃木県・パートナー無・39歳)
母子家庭で高校生を育てている私は、お節介である。自分の子で有る無しに拘らず、心配な情況の時は友人の居る息子の部屋へも足を運び、皆と話をする。ご飯も、何人も家で食べて来た。思わず怒鳴った【よそのお子さん】もいた。現在まで苦情はゼロ。息子や友人達に、苦しい時は「もっと大人を巻き込んで良い。」と言っている。大人が妙な遠慮をするから、子どもは心を開きづらくなっているのではないだろうか。

yes コミュニティ (ポーチュラカ・福島県・パートナー無・41歳)
今はほんとうに様々な形の家庭があると思います。家庭を作らず、一人で暮らす人も増えていますし。ですから、これからはコミュニティという形もあっていいのではと思っています。人間は支え合わないと暮らせませんし、年をとればなおさら。他人と生活の一部をわけあうような暮らし方が増えてもおかしくないでしょう。

yes 地域の中で (東京タワー・神奈川県パートナー有・)
日本の多くの父親は、自分の家庭の事や子どものことを人に話すことが、とても苦手のように思います。まして弱みを見せることにはとても抵抗があると感じます。しかし子育てをしていく中では、わからないことや不安なことだらけです。母親なら、ママ友との井戸端会議で解消されるようなことが、父親にはなかなか難しいのではないでしょうか。ここに行けばいつでも様々な情報があり、話を聞いて相談にのってくれたり、共感してくれる人がいるという場が、地域の中にあればと思います。

no 誰もが自立できる社会 (くみお・岡山県・パートナー有・40歳)
誰もが自立できることが当たり前の社会であってほしいです。児童扶養手当がなくても自立できるように、きちんと安心して働くことができること、働くためには安心して子どもを預けられる場所があることが必要です。特別な対象として社会的支援を求めるのではなく、当たり前に自立できるしくみが欲しいです。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
父子家庭に必要な支援とは
多くのご意見ありがとうございます。今回は父子家庭の話がそのスタートですが、父子家庭のさまざまなことを考えていくなかにおいて、この社会全体の課題や進むべき道が見えてきますね。「meg助さん」が書いておられるように「父子家庭・母子家庭」などの区別が必要のない時代を作りたいですね。また「くみおさん」の言う「誰もが自立できる社会」とは、父・母だけでなく、子どもたちにとっともですね。

国レベルではほとんど行われていない父子家庭支援ですが、最近は家族の多様性も社会的に認識されるようになり、地方の自治体において様々な支援が行われるようになってきました。法的な根拠はないままですが、各市町村が独自に父子家庭の支援を始めようになりました。滋賀県大津市や千葉県野田市などは、母子家庭に支給されている児童扶養手当と同じ基準で、父子家庭にも支給されています。ある調査によると、全国の約10%の自治体において独自の施策があるということです。

また岐阜県では「パパのファミリー手帳」として、父子家庭に対する情報をまとめた冊子がありました。相談の窓口や緊急時に預かってくれる施設の場所、様々な制度の内容などがコンパクトにまとめられています。情報がなかなか集まりにくい父子家庭にとっては大変意義深いものであるといえます。

とはいえ、そのような取り組みはほんの限られた一部であり、我が国全体で父子家庭を支援する体制が整っているとは言いがたい状況です。

そこでNPO法人のファザーリング・ジャパンが、父子家庭の支援基金を設立しました。「フレンチトースト基金」といいます。これは父子家庭をテーマにした名作「クレイマー・クレイマー」の映画の中で、父と子の関りの象徴として扱われている「フレンチトースト」にちなんだものです。

これらの取り組みは、国の制度などとは全く関係のない独自の取り組みであり、本来は国家が、その国民に対しての生活を保障する活動としておこなうべき性質のものです。しかしその制度がない現状においては、緊急性やアピール性などを加味して、社会的なインパクトとそれに続くムーブメントを起こす必要があります。そのために今回NPOが同じ父親を支援したいという思いから、このフレンチトースト基金の活動がスタートしました。

母子家庭、父子家庭に限らず、社会にはいろいろな家族のあり方が存在します。しかしそれがどのような家族であっても、そこに生まれ、そこで育つ子どもたちは自ら家族を選ぶことはできません。だからこそ、多様なすべての家族が、経済的にも、時間的にも、そしてふれあいなど、豊かに暮らせる環境が必要だと考えます。

子どもにとっての家族とは、社会で初めて出会う集団であると同時に、自らが学び育つ、かけがえのない場所でもあります。そのような家族の多様性を認める豊かな社会と、それらを支える、様々なシステムや制度の構築が、今求められている父子家庭の支援の根底にあるといえます。

小崎恭弘
神戸常盤大学短期大学部 幼児教育学科准教授
小崎恭弘


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