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今週のテーマ会議番号:2869
「子ども暴力最多」、あなたの実感と合いますか?
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3日目/5日間
働く人の円卓会議
1位
【開催期間】
2009年12月07日より
2009年12月11日まで
円卓会議とは

古荘純一
プロフィール
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
円卓会議議長一覧
“真打ち”さんや“noel”さんのご指摘の通り、報告書の結果をそのまま現況を示しているとは受け取れない、……
議長コメントを全文読む
2日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 行為障害のことで (jersey・熊本県・パートナー有・33歳)
アメリカの学校での発砲事件と「行為障害」のパーセンテージの話、初めて聞き、興味深く思いました。2日目の投稿で書かせていただいた具体的な暴力行為は、いずれも行為障害と診断されている子どもによるものだったからです。私の知る範囲では、クラスに1〜2人の割合で、発達障害(の疑いも含む)生徒さんがいます。その内、行為障害の子は、学年に1人いるかいないか?ぐらいの割合。学校では、人員や対策が追いつかない様子。「行為障害」をどのように捉えて考えればいいのでしょうか?

yes 報告の過信は危険 (真打ち・栃木県・パートナー無・40歳)
議長からの検討項目について考えた。(1)対象生徒保護者の育った背景も、無視できない要因に思う。例えば校内暴力が盛んだった年代に思春期だった世代が親になった経緯は、補導や退学の増加傾向と無関係ではない気がする。(2)私の体験や周囲の実情から、1人に複数人傾向が顕著だと感じる。しかも、加害者が複数の為か、罪の意識が保護者も含め極めて薄く、再犯率も高い。(3)発生件数の地域差は各学校・教育委員会の、暴力への取組み状況や申告意識の違いが、そのまま数字に直結している様に思う。

yes 学校、家庭、調査のそのどれも (くみこさん・宮城県・パートナー有・32歳)
以前の勤務校の中学生で泣き虫の生徒。原因なく泣くわけではなくおもしろがってわざと意地悪を言う生徒もいてそちらも指導。泣く子にも「がまんするように」言うと、「気がついたら殴っていました」という状態。大きな怪我にならず幸いですが、家庭との連携も場合によっては難しい。以前、恩師が私が同業になってからふと「A子さんに蹴られたのが原因で膝を痛めてしまった。あのときは誰にも言えなかったなあ。」とおっしゃっていた。学校は抱え込みすぎ、家庭はかつての機能を失っています。

yes 合います (noel・神奈川県・パートナー無・39歳)
教員をしていますが、何をいまさら、という調査結果でした。教員は都市部で不足し、子どもから暴力を受けても、学校と教員はもっと子どもに真摯に向き合えと言い、親と連携しようとしても、先生や学校が悪いからこうなったと逆に苦情を言われ……なんとか自分を保っていられるのは、教育に対する使命感とボランティア精神があるからです。産科医と小児科医が不足しているのと同じ理由で、教員はますます不足すると思います。

yes 低年齢化 (dokinchn・東京都・パートナー無・39歳)
だんだん低年齢化していると聞いています。原因として家庭の問題は少なからずあると思います。親も子も心に余裕が無い状態ですね。私もそうですが。あと、2、30年して今の子ども達が大人になった時がどうなっているのかが怖いですし、その子どもたちが育てる子どもたちもどうなっていくのでしょうか。社会全体を見直さないといけないと思いますが、どうすれば明るい未来をきづけるのか私自身よくわかりません。

no 子ども同士で解決しない件数は増加 (なんなんなん・神奈川県・パートナー無・44歳)
自分の子ども達を見ていると喧嘩の数は減っているが、子ども同士で解決出来ない、しない場合は増えている。自分は悪くないの一点張りの子や、すぐに親を巻き込み親も譲らない家庭も多い。ずっといじめられていたうちの子が少しやり返した途端、子どもが親に言いつけ教員や先方の親から電話があったことが有った。私はやり返したことは謝り、教員が他の子どもに聞いて事実関係を整理して先方の親に言ったが、先方からは何の音沙汰もなし。文科省の報告・分析は子どもというより「親」の問題だと思います。
3日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
家庭の中の暴力行為を把握すること
“真打ち”さんや“noel”さんのご指摘の通り、報告書の結果をそのまま現況を示しているとは受け取れない、と私も見ています。ただ、文科省が詳細に公表しているということは、言い換えれば問題があると認めたわけであり、それ自体に意義があると思います。
 
行為障害について少し追加しておきます。行為障害は、司法の立場から見れば、非行をおこす子どもそのものです。これを精神医学が行動障害の1つのタイプと記載した、すなわち医療的対応が必要なものとして記載したことは意義があります。しかし決して、非行=行為障害ではありませんし、医学用語であり安易に用いるべきではないでしょう。私は、行為障害の診断基準を満たす子どもは、わが国ではアメリカよりもはるかに少ないものの確かに存在すると考えています。

今回の報告の中には、学校外で生じた暴力行為も含まれていますが、その事例は、警察が補導したか、保護者から通告があったものに限られ、実態からはほど遠いと思われます。子どもが多くの時間を過ごすのは家庭です。家庭の中での暴力行為は全くと言っていいほどわかっていません。もちろん昨日“yokoisfine”さんがご指摘のとおり子どもは被害者であることが圧倒的に多く、事実、虐待の通告件数が増えています。

私の臨床の現場では、子どもの家庭の中の暴力の相談を受けることが時々あります。暴力は、包丁を振り回す、火をつける、手当たり次第にものを壊すなど、学校が把握しているよりも深刻です。しかし、これらは、精神医療が関与すべき事例で、一部の特殊な事例とも言えます。

学校で子どもの暴力行為が問題視される要因として、私は、家庭教育が不十分で、他人を思いやることが出来ない子が増えていると考えています。幼少期に親の愛情を十分に受けられず、不規則な生活を送ってきた子が小学校や中学校に進むと、それまで経験したことがない些細な対人状況の問題(からかいやちょっかい等)で簡単に『キレる』のではないかと推測しています。

本日は、被害者が病院で治療を受けている1万件以上の事例についてご意見をいただきたいと思います。家庭の中など今回の文科省の報告には含まれない事例も含めて、どうして、「けんか」の範疇を超えた手加減をしない暴力が発生するのか、皆さんの考えをお寄せ下さい。

古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
古荘純一


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