イー・ウーマン樋口卓治人に伝える工夫していますか?

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会議番号:2882

人に伝える工夫していますか?

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【開催期間】
2010年01月11日より
2010年01月15日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

樋口卓治　放送作家

「相手にいかに伝えるか!?」にはさまざまな工夫が必要です。それはテレビ番組作りを通じて痛感しました。 ……

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1日目までに届いている投稿から...

短めに話す (ハッピー・ローズ・沖縄県・パートナー無・36歳)

人に伝えるときに気にかけていることは、一つ一つの文章をできるだけ短く明確にし、話す時間も短めにすることです。その方が相手にも分かりやすいし、相手の反応を見ながら次に言うべきことを修正できるからです。また、メタファーなどを使って具体的にイメージできるような工夫もしています。

誰に何を伝えたいかが大事 (gomakiti・福島県・パートナー有・44歳)

昨年、市民講座の企画実施をしました。企画スタッフ間で「何を伝えたいか」を共有して進めていたつもりが迷走し……。結局、とことん話し合いを重ね、①対象は誰なのか、どんな人達なのか②伝えたいことは何なのか、を絞り込むこと。それをスタッフで共通合意することをしました。その結果、以後の流れがスムーズになり、結果も好評を得ることができました。伝える工夫の前に「誰に、何を」がしっかりあるべきと学んだ出来事でした。

「伝える」は永遠のテーマ (SEKIYOKO・東京都・パートナー有・40歳)

家では家族に、そして会社では部下や上司に、毎日「何か」を伝える必要があります。当然うまく伝わらないことも多く、その都度「どうすればいい？」と自分に問いかけています。状況や環境によって伝わり方はまちまちで、「これ！」といった方法はないのかもしれませんが、少しでも上手く伝えられるように日々努力していきたいです。私にとって、永遠のテーマです。

仕事柄必要なので (chibitax・北海道・パートナー無・40歳)

パソコンメーカーのサポートの仕事をしてます。初心者の人とも電話を通じてのやり取りになるので聞き取りも大変ですが、こちらの言う事を相手がきちんと分かっているかがとても重要なんです。間違えたらデータロストにもつながりますし。しつこく確認するとともに、言い方を変えたり表現を工夫したり、日々神経を使っています。

	感情と一緒に説明する (うっぴ・東京都・パートナー有・31歳)
どんなに魅力的な案とわかっていても、新たなことにチャレンジするのは億劫、と考える人もいる。そういう人に対しては、その案に自分のどんな思いが込められているのか、できなかったら自分はどう感じるのかなど、自分の感情を言葉で表現して伝える努力をしようと考えています。

「うん」としか言わせない (靖・東京都・パートナー無・38歳)

私の会社での立場は一番下。なので、いかに上司を説得し、自分の主張を通すかは重要です。毎年の同じ仕事でも、以前より資料を解りやすく作りました。また、たとえ拒否されようが、自分の意見はきちんと言おうと努力してます。見た目にも、以前は猫背だったので、なるべく背筋が伸びるように座る姿勢なども訓練しています。正直、今の上司は頭がいいので、飼いならすのが少々大変ですが、部下の自分としては、「うん」としか言わせないよう、ありとあらゆる手段を模索しています。

相手への思いやり (真打ち・栃木県・パートナー無・40歳)

議長の「伝える」は“子どもの躾”に似ている気がするとのご意見に同感だ。人に伝えようとする時、私は表現手段を始め、用いる言葉についても相手によって使い分けている。16歳の子どもがいるが、「自分が子どもの年齢だった頃」を回想しながら伝えることが良くある。相手の身になり、視点を変える配慮は伝わることへの一番の近道だと思う。

それでもまだまだですが (kimirie・兵庫県・パートナー無・39歳)

以前、教師をしていたので、できるだけ伝わるように努力しなきゃ！と思って来ました。表情や声の調子、結論と理由、細かく気にして話を進めようと思っています。それでも、相手の聞こうとする気持ちがなければ、なかなか伝わらないことを実感します。また、特定の人にあるテーマについて伝えることは、比較的簡単なように思いますが、決まったテーマがなかったり、相手が特定されていなかったりすると、やっぱり難しいと思います。柔らかい頭が必要なのでしょうね！

苦手です (ぺこりん・神奈川県・パートナー無・44歳)

伝わらないもどかしさに悩むことが多いです。伝え方を考えてから、口を開くようにしていますが、言いたいことだけ、言いっ放しのキャラクターに思われていることも感じています。相手の受け止めを確かめる努力はしていますが、内容よりも感情の面でのリアクションに気を奪われがちになってしまいます。

自分と、相手と、向き合うこと。 (Kazumizilla・アメリカ・パートナー有・39歳)

「伝える」ことは、自分の思いを表現をすることと、それを相手に示すことのコンビネーションだと思います。心から沸き上がったものを自分の納得するような形にして、相手に届く形で投げること。言ってみれば、自分自身と、相手と、それぞれにきちんと向き合うことが大切だと思います。ブログを子どもができる前から書いていたんですが、どうも最近しっくり来ない。考えてみたら、自分が変わって従来の仕事中心的スタイルでは心が響かなかったのでした。上手に伝えるためにもやり方を考え中です。

2日目の円卓会議の議論は...

「中身」と「思い」を伝える

「相手にいかに伝えるか!?」にはさまざまな工夫が必要です。それはテレビ番組作りを通じて痛感しました。
新人の頃はアイデアが出た時がもうゴールになっていた気がします。
イイアイデアが出た事に満足して、「後はどうにかなるさ！　だってイイアイデアなんだから！」と勝手に自分の都合のイイ理由を作り舞い上がっていました。しかし、そこで満足してしまった……、ここで思考を停止してしまった企画は通る事はありませんでした。

その時、痛感したのはアイデアは「伝える事」にアイデアを搾って初めて企画になるんだと言う事です。
何時間もかけて一生懸命作ったスープがアイデアとして、美味しいスープが出来たんで満足してテーブルに置く時にゴツンと音を立ててこぼしてしまうと、お客さんにとっては態度の悪い店員が運んで来たスープに変わってしまう……。そんな苦い経験を何度もしたのでした。

これが「伝える事」の大切さを知った瞬間です。折角、何時間もかけて作った大切な企画だからこそ、その中身だけではなくその思いも伝えよう！　その時に大切なのが「中身」と「思い」のバランスです。
「中身」ばかりにウエイトを置くと押し付けがましく伝わる。「思い」が熱すぎるとうっとうしく伝わる。このバランスを上手く調節する伝え方はないのか？　何度もこのバランス調整に失敗して、そこでわかった伝え方が「相手の読後感」をイメージして伝えるです。

それから番組を作る時に視聴者の読後感を考えることにしました。
『さんまのスーパーからくりテレビ』で以前『からくりビデオレター』と言うコーナーを担当していた時は、このコーナーの後、「田舎の両親の事を思い浮かべてしまう……」そんな読後感を目指し、『笑っていいとも！』は「風邪を引いて学校を休んだ中学生が見て得した気分になる……」そんな読後感を目指しました。すると自分が何をこの企画で伝えたいのかが見えて来たのです。企画を伝えるのではなく、企画に乗せて何を伝えたいのか!?
それを伝えるためには色んなテクニックが必要だ！と思い、テレビにある「伝える」テクニックを模索し始めました。明日はそんな「伝える」テクニックについて話します。

そこで、皆さんも「読後感」が伝わって来たテレビ番組があれば、教えてください。引き続き、伝える工夫も投稿募集中です。

樋口卓治
放送作家


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