デフレの最後は「デフレスパイラル」。ここが物価の大底です。その後は、債券（日本国債）が売られて長期金利が急騰し、ますます景気が悪くなってまた債券が売られる……。最後は為替も売られますね。そうなると、超円安で日本の物価も上昇して、スタグフレーション（不景気の下での物価上昇）に見舞われる。かくして、金融資産が目減りして個人が損する一方、国は借金が目減りすることで財政再建が完了、なんて恐ろしいシナリオさえ描けちゃいます。

でも、ピンチはチャンスでもあるんです。これまでも、2回のオイルショック＋バブルと、ほぼ10年に一度、混乱が起こっていますが、これはミニ革命なんですね。これがなかったら、資産家はずっと資産家のままで、貧乏人はずっと貧乏なまま。だから、やがて訪れるチャンスにうまく対処するために、投資の勉強をはじめてみることをおすすめします（いますぐデフレが終わるわけじゃないんで、決して焦らなくていいんですけど……）。

浅井は今年に入ってから、毎月1割ずつ株で儲けることを個人的な目標にしてます。これができれば、1年で資金は3倍！　大儲けしようとするからソンするんであって、コツコツ儲ければ不可能じゃない！　（いまのところ、目標をほぼクリアしてます）。

株を買う際はあれこれ迷わないこと。極端にいうと、5銘柄だけと決めて、その株価を半年くらい追いかけてみてください。そうすると、「いくらくらいまでは上がるけど、これ以上は……」とか、「半年下げたからそろそろ多少は……」とか、その株の「値動きの特徴」が見えてくるはず。いまの時代、株価の習性を知らない株を買うのは、危険です。

最初からプロの人なんて誰もいません。でも、どこかで一度くらい熱中しないと、上手くなるはずもないでしょ？　というわで、みなさんのご健闘を祈念してます。（P.S.）浅井が再びマイホームを買うのは、おそらく5年後……。その頃が転換点？