ローン利用には欠かせないマネーマネジメント能力

「自己投資」のためにローンを組むというのは、今日的テーマですね。大学までの教育で教育は終わりでなく、ずっと勉強し続けないと収入が上がらない時代になっています。そうした意味で、大人が教育を受けるためにローンを組むというのはこれからますます多くなっていくと思います。銀行でも大人のための低利の教育ローンを開発してほしいところですね。慶応大学では学生への低利融資制度があって、卒業後に返せばいいのですが、こうしたタイプのものを金融機関でも考えてほしいと思います。そしてこの場合もローンを組んだらGengoさんのように早めに返済したいですね。

ゆきやこんさん、「繰り上げ返済」で7年短縮は立派です。収入もライフプランも変化の激しい時代になっているので、数十年のローンを組んでも、その数十年先がどうなっているのか、予測がつきにくく、しかも老後の公的年金は少なくなる傾向にあるので、少なくとも退職時までに、できれば子どもの大学進学までに住宅ローンを終わらせるのは鉄則です。そういう意味で繰上げ返済で期間短縮することは大切です。

さて、ローンをしてまで買いたいものはどんなものでしょう。アメリカの子ども向けのお金の本に「本当に必要なもの(ニーズ)」と「単にほしいもの(ウォンツ)」を区別しなさいということが書いてあります。ATUKOさんの価値観ではDVDセットは、この場合のニーズに当たるものなのでしょう。それはrizaさんのいう「ぜいたく品」ではないですね。つまりニーズとウォンツを区別する基準はその人の価値観だということです。でも、お金は限られているので、どうしても自分に必要なものを買いたい場合、ローンを利用することがあるわけです。しかし、「そのローンが返せる範囲のもので、管理可能なものなのか」どうかは大きな分岐点です。マネー管理能力、つまりマネーマネジメント能力が、ローンについてもとても大切だと思います。