

論理の組み立てから違う(Maja)
電話で外国人の相談を受けるという仕事をしています。要点をわかりやすく説明するためには、日本語の論理や語順では相手がイライラしてしまいます。だから、「YES」をはっきりとフローチャートにしたがって確認していきます。忙しい時など、いつの間にか家族にもこの話し方をしてしまい、相手の都合やタイミングを外して失敗することもあります。とくに子どもやお年寄りに対して話す時には、「切り口上」とか「冷たい」という印象を与えることもあり要注意です。日本語モードの時は、とにかくゆっくり話を聞くように心がけています。
気をつけていること(巽・大阪・未婚・41歳)
英会話スクールに通っていた頃、話す時に気をつけていたことがあります。「われわれ日本人は」となるべく言わず、「わたしは」と言うこと。相手と自分たちとを別け隔てる感じになってしまうし、言責を避けるみたいだから。「元気?」とか聞かれた時、「So,so(まあまあ)」と答えないこと。日本人感覚としては「100%元気だとは言えないが、落ち込んでるわけでもない」という普通の状態を言いたいのですが、いつもこんな返事だと投げやりに聞こえますよね。日本語だと別におかしくないやりとりを無意識に変えていたりします。旅行した時はさらにボディランゲージまで変わりました。道を譲り合ってにこっと笑ったり、国内では絶対しないことをやって。けっこう影響されやすいです。
人格は変わっても、使う英語はいつもの英語(まみまみ・山梨・未婚・25歳)
英語だとたしかにいつもより物事をはっきりと言えますね。それには、細かいニュアンスを伝えられるほどの英語力がないというのもあるのでしょうが、相手に自分の意思を伝えないとどうにもならないことが、とくに海外では多いと思います。日本のように一言えば十わかってくれるというところは少ないですよね。お互いの意見をはっきりと伝え合わなくては何事も進んでいきません。英語を喋っていると、最初は恐る恐るでも次第に強気になって話していることもしばしば……。でも、声のトーンや大きさ、喋る速さは変わっても、使っている英語はいつもの英語。もっと状況に応じた語彙を増やしていきたいです。

相手の求めている距離感を察知すること(chizuko)
今アメリカ人の上司の下で働いているが、言葉の表現が結構ドライ。まさに「ビジネスライク」という感じ。イギリスに留学していた時は、結構みんなまわりくどい表現をしてたし、もう少しユーモアがあった気がする。こうしていろいろな人に出会って結局たどりついたわたしの処世術は、相手によってこちらが相手と釣り合いがとれるような接し方をすること。それはドライな人にはドライな態度で返す、ということではなく、相手の求めている距離感を察知して、どこまで踏み込めるかを知ることである。それはどこの国籍の人とどこの言語をしゃべっていようが変わらない。
言葉遣いはパーソナリティー(Vogue)
長年ヨーロッパに住んでおります関係上、いろいろな言葉を話すのが当たり前の毎日です。どの言葉を話す時でもやはり自分らしさを常に保つべきとわたしは考えます! 相手はそれにより反応をするわけですから本来の自分でない自分を外国語でつくってみても、いずれは相手にもわかってしまうでしょう……。
初めのうちだけ(ammy)
たしかに、英語を話し始めた頃は「英語モード」の自分がいました。はっきりモノを主張したり、しつこいぐらい説明を加えたり。でも、今は慣れ、さらに夫が外国人で日常会話を毎日英語でやっていると、やはり「元の性格」のまま言葉だけ英語になっています。「英語モード」の自分は慣れない言葉を操る緊張感のせいかもとも思います。国際的なビジネスの場ではシャキッとした態度が望まれるのは当然ですが、親しい友人とは「英語モード」でいるとやはり「本当の自分」ではないのですから、長い付き合いはしんどくなりそうです。どの国にも素の自分と波長が合う人っているものです。

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