

10歳までの時間短縮を(りえまる・関東・パートナー有・32歳)
公務員として働いているが、産休、育休のほか最近では看護休暇がとれるようなった。夫の会社では、あっても誰もとらない、その前にだいたい辞めてしまうと聞いているので、そこに比べれば、育児時期の休暇制度は充実していると思う。でも欲を言えば、給料は低くてもよいので子どもが10歳くらいになるまで勤務時間短縮の制度がほしい。
駐在期間中のルール(ローズマリー・東京・34歳)
現在の職場で女性は少数派なのですが、制度上は男女平等、結婚している女性でも希望すれば海外駐在に出たケースも非常に少ないですが、あります。かくいうわたしも結婚直後に駐在を経験しましたが、その時に「駐在中に子どもができたらどうなるのですか?」と聞いたら「即帰国してもらいます」と言われました。駐在でなければ、産休と1年間の育児休暇を取ることがごく普通という環境です。
質問をした際に、人事の見解として「文書で回答下さい」と言ったら、かたくなに「文書化はできない」と言われたのに不信感を感じました。女性の人生は一人ひとりの事情で異なるもので、制度さえ整っていればうまくいくというものではないと痛感しています。制度の徹底も必要ですが、個々の能力や条件にフレキシブルに対応してくれるような姿勢があればいいのになあと思います。望みすぎなんでしょうか? ちなみにわたしはその時、最低限の産休さえ取れれば、育児休暇なしでもベビーシッターを雇いながら駐在を続けられたらいいのに、と思っていました。

まずは自分が偏らない目をもつ(ねこねこねこ)
以前外資系の企業で働いていた時は本当に企業側に学歴や性別、年齢での差別がなく、実力主義だったのでそれほど嫌な思いをすることはありませんでしたが、現場の男性たちには「いや、君は女性だし」という風潮がありました。それでも、あまり嫌な気持ちをしたことがないということは、企業側の気持ちがうまく浸透していたからではないかと思います。逆にお付き合いする他企業の方はみな男性ばかり。逆に変な意味で「女性」という扱いをされたように思います。そもそも、「女性のための」というものができること自体、その企業は性差別があると認めて、改善しようと思っているということを現しているのではないでしょうか。女性推進とは少し離れますが、年齢や環境での差別もありますよね。若いからダメとか、結婚してないからダメとか。さまざまな環境を乗り越えていくには、まず自分自身がそういった目で人を判断しないことから始めていきたいですね。
建前と本音(かほり)
わたしの会社は小さく、そういう制度はありません。女性だからとか男性だからとかそういうふうに制度の中で生きてしまうと本当にやるべきことができなくなってしまわないでしょうか? わたしは各企業の常駐で仕事をしていることが多いですが、大企業ではそういう制度があるものの、ほとんど適用されていないような気がします。男性にそういう制度を意識させないといけないのに、制度を作るだけ作っておいて男性は全然理解できていないということが多いです。子どもがいる女性が外で働くということ自体に男性が理解をほとんど示していない(建前は理解しているけど本音は否定している)ようにいつも感じるのです。制度が必要とかそういう問題より男性の意識の問題だと思います。そして女性が強い意志をもって仕事をしないといけないとわたしはいつも思うのです。
自ら働きやすい環境を(edah)
やはり男性が主体であるのが現実。女性の先輩や後輩と話すと同じような状況に陥ったり悩んだり闘っていることがわかる。仕事のやり方の違いなど個人差ではなく男女差があると思う。そのようなときに、いろいろな女性の話を聞いていると自分がなぜ困難な状況に陥っているのかわかりほっとする。女性の輪があるのとないのでは大きな違いだと思う。制度だけではない部分で、女性も社内でばらばらになっているのではなく、組織だって自ら働きやすい職場環境を作っていく必要があると思う。
社風に甘んじている部分も(イスタンブール)
数年前に介護休暇・育児休暇の制度ができましたが、使ったのは1名のみです。また親会社から中高年の男性が次々出向して管理職に就くため、女性は課長以上にはなれないのが現状です。女性は使い捨てという印象ですが、社風に甘んじて責任の少ない地位に安住しているのはわたしたち自身。本当に積極的な女性は一人でも育児休暇をとって復帰しているし、もっとやりがいのある職場へ転職しているのです。
周囲の協力を得ながら女性らしく(えんちゃん)
現在の会社にはありませんが、転職前の会社では一応あり、女性の課長職の方もいらっしゃいました。他の男性課長よりも何倍も男らしい女性でした。産休、育休を利用している女性も数名ですがおり、みなさん比較的頑張っておられました。「家の近くのおいしいお店のクッキーなの」などと、おやつを配ったり、女性ならではのさりげない気遣いや努力も忘れずにされていて好感が持て、応援したい気持ちになりました。
一方、公務員の友人の話を聞くと、「制度が整っているだけに当然よ」といった態度で、あまりよろしくない話も聞きます。一部であり、すべてではないと思いますが、一方で女性の権利や地位を上げるためにがんばっている人たちもいるのに、他方では、そこに甘んじ、足を引っ張っている現実を見たような気がしました。もし、女性として見られてしまうのが仕方のないことなら、周囲の協力を得られるような女性としての仕事の仕方をしていきたいと思いました。

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