

目上の人にはお願い口調で(mamarin)
仕事で怒られたことがあります。そのときその先輩は「わたしはきつく見えるかもしれないけれど、表裏がないから今言っていることだけを正面から受け止めてちょうだい」と言われました。本当に後腐れがなかったので気持ち良かったです。
目上の人に怒ったことは1度だけありますが、そのときは「〜してください」というお願い口調で事無きを得ました。先日、子どもの小学校で聞いた講演会の講師の方が、「怒るときはお願い口調が有効である」と言っておられたのでそれを思い出しました。「〜してもらわなきゃ困る」「まだ〜していないのか」よりは「〜してください。お願いします」がベターだそうです。
自分の目の前しか見ていない上司(コルク)
目上の人に怒ったこと、何度もあります。上司の決断が遅く、ほかの部署にまで支障が出そうになったとき、会議の進行がうまくなくて予定を1時間も過ぎてしまい途中で退席する出席者が出たとき、業務上必要な連絡がなかったとき、などなどたくさんあります。これらの人に共通するのは、自分の目の前のことしか見えておらず、自分が携わっていることが周囲の仕事にどうリンクしているのか把握していない、ということのようです。そのせいか、なぜわたしが怒っているのかも理解できず、同じことを何度も繰り返します。無駄にエネルギーを使うのも疲れるので、悪いほうへ転がっても大丈夫なように準備しつつ仕事を進めています。もちろん無駄も多いので、それでよしとするわけでないのですが、そのほうが落ち着いていられます。
一方、後輩に対しては注意、指導という感じです。何度言っても効かない場合は怒りますが。下の者に対して高圧的になるのはフェアでないように思っています。高圧的になるのは簡単ですが、それで萎縮されても後が面倒です。後輩には、先輩の余裕を感じさせつつ、自分で考えるように仕向けるようにしています。
相手が気付くのを待つ(Kylin・大阪・既婚・43歳)
最近、わたしが怒ったのは年上の人です。アルコール絡みで人に迷惑をかけてばかりいるのに、きちんと謝るなどのけじめを付けずにいたからです。「謝る」という行為は、とても勇気の要ることです。相手が、老若男女関係なしにきちんと対応できる、そういう人間にわたしはなりたい。相手を怒るのは簡単ですが、いつ自覚できるのか、逆に黙って観察しています。
普段からはっきりと意思を伝える(かほり)
怒られている内容について理解できない、というのは誰しもあることだと思います。だから、わたしは本人に怒るということはしません。冷静に「あなたがした行動はわたしには納得できない、ちゃんと説明してほしい」と言います。もしくは、その場で言うときは「それは納得できない」と相手に伝えます。怒るというのは簡単にできますが、怒ったところで、相手も自分も気分が悪いものです。怒るのではなく、はっきり言う。普段からはっきり伝えておけば、いざというときに怒ることもないとわたしは思います。ただはっきり言うと、傷ついてしまう人もいるのでそういう人には何も言わないことにしています。
怒る内容をメモして整理しておく(イスタンブール)
30代となり後輩が増えるにつれ、怒ることも重要な仕事になってきました。わたしは話しが下手なので、事前に言いたいことをメモしておき、頭の中で練習してから、個別に話をしています。話のなかに一つはいいことも入れて「Aはよくできてるから、その調子でBもがんばってみて」などと話しています。メモしておくと、より具体的に話もでき、また感情的になりすぎずに話ができるのでお勧めです。同僚には「嫌われるのがイヤで叱れない」「周囲からの目が気になる」などでまったく怒ることができない人もいます。でも振り返ってみると自分自身も本気で怒ってくれた人の言葉は今でも身にしみていて、ありがたい体験だと思えます。ぜひ挑戦してもらいたいと思います。
「話せばわかる」というスタンス(みぽりん)
すごい剣幕で怒らなければならないほどのシチュエーションになったことはないのですが、部下のミスが発覚した時は、ケースバイケースです。自分で処理したほうが速かったり、部下がその場にいない場合は、取り急ぎ自分で処理し、後で部下に「次回は気をつけてね」と報告するパターン、時間がある時は部下に状況を説明し、やり直してもらうパターン、と使い分けます。自分も完全人間ではないので、「話せばわかる」というスタンスで望んでいます。しかしながら、何度も同じ間違いを起こす場合は、残念ながら「能力なし」との判断でその仕事から外れてもらうこともあります。
相手の人格には言及しない(A6M2・愛知・既婚・46歳)
ビジョン、価値観が共有化されているという前提があれば、ちゅうちょなく叱れます。問題は、そういう前提をどうやって築き上げるかだと思うのです。わたしは、平凡なようだが、仕事を始める前に、その目的と意義について明らかにするように努力します。また、叱るときは、仕事の進め方や結果についてのみ叱り、間違っても相手の人格には言及しません。わたしにとって、叱られている内容を理解できない人とは、仕事の目的や意義が理解できていないか、価値観が共有化できない人なのです。そういう人には、原点に立ち返って議論するしかないと思っています。わたしにはクビにするという権限も資格もないので。

コミュニケーションを取ろうという気持ち(bkinbnk)
目上の人に対して面と向かって怒った経験はありません。なぜならば、上司からわたしと向き合ってコミュニケーションを取ろうという気持ちが感じられないこと。何かあっても、直接わたしに話すことはなかった。ミーティングで一方的に告げられて終わりとなることが何度かあった。仕事を辞めるため、上司に残っている休暇を消化したい、どんなふうに休んだらいいのかとたずねたときも、「職場の事情を考えてほしい。定年退職する人は全部使うけど、あなたは自己都合だから……」と言われ、どんなふうに考えているのかはっきり表してくれませんでした。希望の日を紙に書き提出するようにと言われたので、わたしは希望の日と有休消化についての意見を書き提出しました。内容は、考慮すべき職場の事情を上司の口から聞いたことがないこと、有給休暇は定年退職する人に対してのものではないことなどをあげました。無理な日があれば別の日にすると休暇願いに書いたのですが、休暇願いはそのまま受け入れられ、わたしは26日ぐらい残っていた休暇のうち3日を残し、有給休暇はほとんど消化させていただきました。怒る上司にはほとんど出会いませんでした。学生時代の怒ってくれる先生をなつかしく思います。
後輩を注意しようと思っても、すぐに「すみません」と言い、最後まで話を聞いてくれないので、そのうち何も言わないことにした経験があります。大平さんの『やさしさの精神病理』を読みました。人の気持ちって数学のように割り切れるようなものじゃないと思っていましたが、やさしさは不可解なものなどではなく、理由やきっかけがあるものなんだと思いました。しかし、わたしには、古いやさしさと新しいやさしさを大平さんがどのように考えていらっしゃるのかわかりませんでした。ぜひ、機会があったら教えてください。

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