

誰かが言ってくれるだけで嬉しいもの(NONTA)
小さい頃から両親が共働きだったため、祖父母がお帰りを言ってくれていた。それでも嬉しかった。だから子どもが出来た核家族の今、わたしがお帰りを言ってやりたいと思う。別段金銭面でも苦労があるわけではないが、自分がいつまでも社会に貢献できる立場でいられるように、時間を見つけて働きたいとは思っているが、子どもが帰ってくる時間には家で迎えてやりたい。
辛かった時すぐに話せなかった(さくら129・沖縄・未婚・33歳)
小学生の頃、辛い事があって、泣きながら帰ってきた。母は仕事でいなくて、待っている間に涙は枯れたが、結局話す事は無くなってしまった。
お帰りなさいといえる幸せ(ぽんしい・41歳)
ある講演会でこんな話を聞きました。『学校から帰ってきた子どもが、ちょっとした嫌なことや、悲しかったことがったとき、お母さんが家にいて「お帰りなさい」といってくれるだけで80パーセントは癒される、どうしたのといって抱きしめてあげれは、100パーセント近くもう心が気持ちよくなるんですよ』と。子育てのために会社を辞めた後もいつかは働こうとは思ってきましたが、親としての責任を考えると、他人に子育てをまかせてはおけないという気持ちになりました。幸い、夫の収入で食べさせてもらいながら社会復帰のための足かがりとして在宅の仕事を選ぶことができました。今日もまとわりつくこどもたちといろんな話をしながら仕事をしています。「お帰りなさい」と言える幸せは続きます。

母性神話を押し付けるのはやめて(KURO・大阪・既婚・38歳)
「三歳児神話」の次は、「お帰りなさい神話」ですか?「母性神話」を女だけに押しつけるのも、いいかげんにやめてください。と世間に向かって叫びたくなりました。わたしは、子どもが1歳のとき職場復帰して、ずっとフルタイムで働いています。「お帰りなさい」を言えないよりは、言えるほうが良いかもしれませんが、そのためにわたしが仕事を辞めるというのは本末転倒もいいところ。親子ともに充実した毎日を送り、互いの尊厳を尊重し、互いの人格を認めあう関係を、「子どものために仕事をやめた母親とその子ども」の間で築くことは不可能に近いと思う。自分のことを大切にできない親が、子どもに「人間の命の大切さ」を教えるなんて無理だと思う。
限られた時間の中で(shiorin・既婚・33歳)
ニコニコしてくれた母わたしは現在、2歳半の息子を平日は朝から晩まで託児ルームにあずけてフルに仕事をしています。わたし自身、両親が共働きでわたしが母を「お帰り」と出迎えたものでした。まったく寂しくなかったといえば嘘になるかもしれませんが、一生懸命働いている母の姿は小さいわたしにもなんだかとても素敵にみえましたし、限られた時間の中で母はいつもニコニコわたしの面倒を見てくれたのを今でもとっても感謝しています。子どもがもう少し大きくなってわたしが会社から帰ってきたときに、「おかえり」って出迎えられた日にはもう、涙がとまらないんじゃないかな?
生き生きしている母が好きだった(美紗緒)
わたしの母は子どもを3人持ちましたが、一度も仕事を辞めた事がありません。昔は夜勤などもありましたから、もちろんわたしはかぎっ子だし、お帰りと迎えられた記憶は少ないし、むしろわたしがいつも「お帰り」と迎えていました。だけど、かぎっ子でできた友だちは、年齢を問わず、みな明るく仲良しだったし、家では何でも自分でしなくちゃいけないから、周りの子より何でも早く覚えていたり知っていたし。そのことで母を恨んだ記憶もありません。仕事をして生き生きしている母が好きだったと思います。
「寂しい」思いをすることってそんなに悪い?(onon・東京・既婚・33歳)
わたしの母は、非常勤の仕事をしてました。小1の頃のわたしは、冬の日に一人で長く家の中にいることはできす、妹が預けられている家へすぐ遊びに行ってしまいました。しかし、小5くらいになると、塾へ行く時間を気にして塾までクルマで送ってくれる母を、仕事へ行ってくれればいいのに……と思ってました。確かに、小さいときは、一人で留守番をしているのを淋しいと思ったこともありますが、「淋しい」思いをすることがそんなに悪いことでしょうか。そうしたいろいろな「思い」を経験しながら成長すれば、他人のさまざまな気持ちを理解できるようになると思ってます。

理想と現実のはざまで……(空色・宮城・28歳)
両親が共働きでわたしと弟の二人で「お帰り」を言う立場であったため、理想をいうとわたし自身は「お帰り」と言いたいのです。正直、心細かったし、寂しかったですね。しかし、現実問題を考えると、金銭問題はもちろんの事ですが、幼稚園の頃からの夢だった「保育士」の仕事を辞めるとなると、わたし自身の人生問題に関わってくるので、とても難しい。ただ、実体験から言える事は、母親が懸命に働く姿を子どもたちはしっかり見つめているし、尊敬していると思います。

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