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2000/11/27(月) - 2000/12/1(金)
5日め

テーマ夫婦別姓法案に、賛成ですか?

今日のポイント

なぜ男は別姓問題となると、ムキになって怒るのか

投票結果 現在の投票結果 y91 n9 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
松本侑子
松本侑子 作家 翻訳家

今週はすばらしい投稿が続き、感動しました。わたし自身も結婚制度とは、戸籍とは、夫婦の平等とは、別姓後の子どもや家の墓は……、と、さまざまなことをあらためて考えました。以前から別姓問題は調べてきましたが……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

(minamina・東京都・既婚・33歳)

わたしたちは夫婦別姓です。最初からお互いそれを望みました。小学生の子どももいますが、家族全員、不便なことはありません。一番困ったのは、わたしが夫名義の通帳を作ろうとしたとき、某銀行ではスムーズに行かなかったこと。(わたしたちの場合、夫は自分の事務所を住所地にしていて、わたしと住民票の表示が違うので。)夫婦である証明を書類でと言われ、困りました。それも銀行によって異なるのがおかしなところです。夫はわたしの姓にかわってもいいと言ってくれますし、わたしも夫の姓になるのがどうしても嫌なわけではないのですが、その必要性を今のところ感じないので、わたしはこのままがいいと思っています。精神的にはわたしの場合は、別姓であることで、時として忘れそうになってしまう、「夫婦であっても別の人間なんだ」ということを認識できることが多いし、お互いきちんとしていなくては、と思えることが多くあります。

(あづさ・目黒区・既婚・33歳)

別姓法案に反対の人たちの理由はさまざまで、家制度の維持、家族本位主義などの確信的反対論者がいる一方で、「自分の夫婦は同姓がいい」とか「わたしは彼の名字になりたいから」とか自分の好みに反しているから反対という人たちがたくさんいます。つまり、別姓法案が選択的別姓法案ではなく、強制的別姓法案であると誤解している人たちが大勢いるのです(国会議員の中にもいたように思う)。別姓を選びたい人だけが選べる制度で、あなたのような夫婦同姓がいい人はそのままでいいのよ、と誤解を解けば、選択的別姓法案への賛成率はかなりアップすると思います。

(★Luna)

そもそも明治以前は国民の9割が姓を持っていなかったんだし、家族を同一姓にするというのは、戸籍を管理する国家の都合に過ぎない。永久に全世界的に持続する制度なんてないんだから、先人が苦労して個人の尊厳を獲得したこの時代と、多様性を求める国民の要請に国家は応えるべきだと思う。選択肢・選択の自由が広がることによって、わたしたちひとりひとりの責任感も増すし、もっと真剣に自分とか、家族とか、社会のあり方、それらのより良いパートナーシップを考える人が増えるんじゃないかな。

(MANAMI・東京都・既婚・36歳)

夫婦別姓法案に関する議論を見ていてよくわからないのは、夫婦別姓に反対する人が、何故そんなに力を込めて法案に反対するのかということです。別姓に反対ということと、法案に反対することは別のことですよね。この法案が成立しても、別姓に反対なら、自分たちは同姓を選択すればいいだけのこと。別姓にしたい人の意思を尊重したって、何ら同姓を選択したい人の権利を阻害することにはならないのです。この法案は同姓でも別姓でも選べるということであって、別姓を強要するわけではないのですから。

(masat)

結婚するときに、話し合いをしましたが、わたしの結婚前の苗字の頭の文字と夫の名前の最後の文字が同じだったので、山本山のようになってしまうという理由で、夫の姓にしました。別に婚姻届を出さなくても良かったけど、それはそれで周囲は激しい戦いが予測され、日和りました。問題なのは、結婚していずれかの姓になること=どちらかの家に属するという考え方が根強いということでしょう。そうした意識が強い状況下では、別姓を選ぶという行為は「わたしたちは、そうは思ってない」という意思表示という意味で、別姓に賛成です。

(まゆちゃん・福島県・既婚・30歳)

わたしのように「姓が変わるとアイデンティティが失われる」と思っている人もいれば、「家族みんなで同じ姓であることが嬉しい」と思う人もいるのですから、やっぱり自由に選べる形にすればいいと思う。法改正をすることによる社会的損失については、それはどんな法改正をしても発生するものです。これだけ「賛成」している人が多いのだから、民主主義国家としては変えたほうがいいと思うのですけど。

(萌葱・神戸市・未婚・28歳)

もし「仮に」将来結婚することがあるとしても……(願望がないのです)、姓を変えるつもりはなく、事実婚を選ぶと思います。どちらかを選択できても、大半が男性側の姓を選んでいるという現実、家父長制の名残りか?な古い考えの蔓延。わたしはわたしであって、結婚したからといって誰のものにもならない。名前が変わるくらい、と諭して下さる世の偉いさん方(おじさん)に問いたい。あなたはン十年使ってきた姓をあっさり変えて生きていけますか?って。別姓オッケーな人に出会えることを願ってます。

NO

(himiko)

あえてNOに投票しました。基本的にどっちでもいいんじゃない?って感じなので選択可能になったことは良かったんでしょう。ただ、やっぱり『姓を変える』制度を否定するなら結婚自体をしないほうがいいのでは? 制度はある程度、社会の秩序(難しい意味じゃなく、便宜的にってこと)を保つためにあるわけだから、『結婚はするけど名前はバラバラ』じゃあ今は良くても後々、混乱が生じるのではないのでしょうか。『同棲』『同居』じゃダメなんですか?

OTHERS

(leomama)

わたしは夫の姓を名乗っています。別にいいんだけど、Tさんの奥さんって呼ばれたくない。わたしがTです。って言いたくなる。仕事の場ではわたしがTさん。夫はTさんのだんなさん。わたしのこだわりです。名前はどっちでもいいと思う。でも両親とわたしたち姉妹、同じ名前でよかったと思う。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

今週はすばらしい投稿が続き、感動しました。わたし自身も結婚制度とは、戸籍とは、夫婦の平等とは、別姓後の子どもや家の墓は……、と、さまざまなことをあらためて考えました。以前から別姓問題は調べてきましたが、このたびの出題で、読者の方々の思いを初めてうかがうことができ、とても励まされました。ありがとうございました。

「名字なんか大したことないんだから(女が変えろ)」というオジサンもいますが、やはり男も女も、変えても変えなくても、名字は、その人の人格権に結びついたものです。名字の話をするとムキになって怒り、きちんと話し合えないような男は、夫婦の平等なんて考えたこともないタイプなのでは? 

別姓を選ぶ人が、同姓を選択する人を封建的だとか性差別だと非難するのは問題があると思います。別姓が民主的なのではなく、選択できる制度が民主的だからです。ただし歴史的に見て、夫婦同姓の背後には、未婚カップルから生まれた子どもを差別する風潮を作りやすい、といった問題はあるかもしれません。また、家族は同じ名前と血縁でなければならない、といった狭い家族観を他の人にもあてはめる危険性もあるかもしれない。

家族の形はさまざまです。血のつながらない子どもを養子にすることもあれば、お互いに子どものいる男女が再婚することもある。あるいは母子家庭、父子家庭、場合によっては同性愛カップルもあるかもしれない。そうしたさまざまな形があるけれど、一緒に暮らしたいという愛情と努力でつながっているのが家族ではないでしょうか。

フランスの家族届けという制度をパリで取材したことがあります。婚姻届けではなく、家族届けを出すと、一世帯と認められて、法律婚と同じ夫婦・親子関係が、法律で保証されています。今では家族届けの夫婦から生まれた子どもが全体の三割を越えています。自分の社会にあった法律を作るフランス人の行動力を目の当たりにしました。

日本では、家の名字や家の墓、家制度ができたのは、明治からです。明治の国家にとって必要だから作った法律です。法律は、人間が作っていくものです。自由と平等といった基本原則は押さえつつ、その時代と社会にあわせて、人々がより幸福を追求できる法律を作ること、そうした機運を作ることもまた、有権者の責任だと思います。しかし別姓夫婦の子どもたちは今後も考えるべき問題として残したいと思います。

それではまた次回までお元気で、良いクリスマスを!

松本侑子

松本侑子

作家 翻訳家

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