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今週のテーマ
会議番号:1860
自分の家族の延命治療を求めますか?
投票結果
30
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785票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2006年04月03日より
2006年04月07日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
高成田享 朝日新聞石巻支局長
難しいテーマに参加していただき、 ありがとうございました。安楽死や延命治療の話をメディアが取り上げる�……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
最後は自分で判断 (kazu55・神奈川・パートナー無・41歳)
以前、看護師をしていました。医師の信頼性については、個人差があり、信頼しきるのは危険だと思います。しかし、何も知らない一般の方や、医療の現場を離れた今の私であれば、信頼するしかない……という気持ちです。ただ、大事なことは、医師から言われるままに判断するのではなく、しっかりと医師の説明を聞き、最後は自分で判断することだと思います。延命については、末期癌などの場合は希望しないと思います。しかし“不慮の事故”の場合は、延命を希望すると思います。
医師は誠意ある対話を (もりぴぃ・埼玉パートナー有・)
延命を望むかどうかは病状によって変わると思いますが、苦しんでいない限り、延命を望みたいです。ただ、これからの終末期医療に関わる医師に望むことは、誠意ある対話のあり方です。今、私の母は植物状態です。延命装置(呼吸器)を付けないことに承諾しないと移院できない、他はどこも受け入れてくれない、皆そうしている、75歳なんだからもういいでしょ、と言われたときは、あまりのショックに声を失い涙がこぼれ落ちるばかりでした。家族は第2の患者だということを忘れないで欲しいと、強く願います。
延命治療の中身は? (ムーミン・石川・パートナー有・40歳)
みなさんがおっしゃる「延命治療」の中身が定かでないのが気になります。本人の思っている延命治療、家族が思っている延命治療、担当医が思っている延命治療、同じラベルでも中身が違うかもしれません。脳死やそれに伴う臓器提供でも同じですが、主治医が状況と見通しなどを、できるだけ客観的に家族に分かりやすいように説明できるのかどうか……。私は、社会的状況が成熟していないうちに、言葉や概念だけが一人歩きするのが心配です。
日頃から意思確認を (UNAUNA・東京・パートナー有・38歳)
時々TVで、何年も意識不明だった人が突然回復するという報道を見ると、延命治療の判断は医師でも難しいと思います。まして家族が判断できるはずもなく、医師の意向が大きく反映されると思います。最終的には患者本人がどう判断するか。終末医療の段階に入った段階で本人に確認するのは不可欠ですが、日頃から受診の際に確認して、心の変化を読み取り、最終判断の決定要素に加えて貰えればと思います。
その医師、病院を信頼できるか? (フリフリオレンジ・茨城・パートナー有・43歳)
本人の意思を第一にと考えます。あらかじめ本人の意思を互いに家族が知っておく必要があると思います。一度きりの確認でなく、何かの折ごとに。ただ、いざその場面になったとき、その医師やその医療機関の判断や説明を、私自身がどれくらい信用できるかで、その決断に悩むだろうと思います。意識はあるが外部への意思疎通ができない状態と、意識が無い状態、末期状態は違うそうです。又、意識があっても延命装置をはずせば命が途絶える場合もあると思います。どの状態なのか、納得できる説明が欲しいです。
何をしたかより、心の在り方 (にゃーくん・大阪・パートナー無・41歳)
80・90歳と、多くの人生を生きてきて、ようやくその灯火が消えるころに、わざわざ延命治療をすることはないと思います。ドクターが延命に必至なのは、『死』を敗北と思っているからではないでしょうか? 自分の治療が行き届かなかったということが、ただ単に嫌なだけのような気がします。今回のドクターのやったことはちょっといけなかったところもありますが、『何をしたか』ではなく、『その心の在り方』を尊敬したいです。
病院は人を殺すところ、と思ったことも (しゅー・東京・パートナー無・32歳)
叔父が亡くなる場に立ち会って、延命治療判断の難しさに心が痛みました。家族としては、生きていてほしいけれども、本人が苦しそうな姿を見ていると、少しでも楽にしてあげたい。一方、病院は冷たいもので、一刻も早く息を引き取らせようと、死への投薬準備を進めていく。この準備を見ていて、病院側は人を殺すところなのか、と感じましたが、いざ我が家族のことを考えると、早く楽にしてあげたいという気持ちがあります。難しい問題ですね。
5日目の円卓会議の議論は...
納得の「死」を迎えるために
難しいテーマに参加していただき、 ありがとうございました。安楽死や延命治療の話をメディアが取り上げるのは、医師の「先走り」による事例が多く、今回のサーベイのきっかけになった富山県の場合も、呼吸器をはずした医師の行為が問題とされました。
しかし、財政悪化で主犯扱いされる社会保障のなかでも、医療費は最大の元凶といわれることをみれば、これからは、「なぜ死期を早めたのか」という問いよりも、「なぜもっと早く楽にさせることができなかったのか」という問いが多く出てくるように思います。サーベイの結果も、延命治療に消極的あるいは否定的な反応が7割で推移しました。
臓器移植でもそうですが、事実上の「死」を心臓の停止よりも前の段階で認めていこうというのは、時代の風潮かもしれません。臓器移植でいえば、提供者の犠牲のうえに、新たな「生」の可能性が出てきます。延命治療でも、長期にわたるものであれば、残された家族の負担も大きなものになるでしょう。それを避けるというのは、「死」よりも「生」を尊重することにつながるかもしれません。
それは、それでいいのだと思いますが、残された者が悔いを残さないためには、十分な納得が必要だと思います。そのためには、生前の本人の意志、末期状態になってからは、家族と合意、そして医師との合意も大事でしょう。囲碁で「手順前後」という言葉がありますが、家族の合意という手順を間違えば、納得できるはずの家族の死が医師への不満と悔恨を残すことになります。
いつまでも延命治療をしない、という流れが大きくなってきたときに、心配なのは、医師が家族の同意や納得という手順を忘れて、事務的に死を早めてしまうことです。そうならないためには、延命治療を停止するガイドラインをつくり、そのなかに「家族の十分な納得」という項目を入れるだけでなく、医師の質と倫理性を高めることが不可欠だと思います。
医療の世界では、延命治療についての指針づくりの動きもあるようです。物差しは大事ですが、それだけでなく、物差しを使う人のありようも問われていることを忘れないでほしいと思います。
高成田享
朝日新聞石巻支局長
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