冷え性対策、食事で気をつけているのはどんなことですか？

わたしの患者さんで、冷え性で悩んでいらっしゃる方は女性で約7割、男性で1割ほど、おられます。自分では冷えていると自覚していなくても、充分冷えが入ってしまっている方もいます。今日の投稿を拝見して、気功や鍼・灸で冷え性を克服された方がいらっしゃるので、良かったナと思っています。東洋医学では「冷え」は万病の元と考えられています。冷え性をつくる原因としていくつかの要素が考えられます。食事・生活環境・生活様式・体質などが挙げられます。体質は親ゆずりであったり、先天的な要素があるのでなかなか変えにくいものですが、それでも鍼灸治療などを併用すると、erioさんやノナさんのように必ず改善します。

またそれ以外の3つの要素は、努力次第でいくらでも変えられるものです。まどりんさんやYUKIさんのように、運動も効果的です。運動をすることで下半身にたまった血液の返りが良くなります。また筋肉を鍛えることで、じっとしていても熱を作り出すような身体になります。筋肉質の人のそばにいると暖かいでしょう？　男性の方が冷え性が少ないのは、こんなことにも原因があるのです。ビタミンEは末梢の血管をやわらかくする作用がありますから、やはり血行改善に役立ちます。ぬるめのお風呂に、下半身だけゆっくり入る半身浴も、末梢の血管を拡張させて血行を改善します。妊娠6ヶ月のゆりんりんさん、妊娠すると熱が身体の内側にとじこめられて逆に外側が冷えるようになります。だから体温は高めでも皮膚温は決して高くない、むしろ冷たくなるのです。

gonzaresさんのように出産後、足が冷たくなったという方は、仙腸関節か腰椎に何かちょっとした異常が起こっている可能性があります。足の付け根の血管が圧迫されるほどの異常であれば、一日中しびれと痛みが起こってしまいます。軽度のものですから早めに鍼灸治療を受けることをお勧めします。冷えない身体をつくるためには、食事もとっても大切です。みなさんどんなことに気を付けていらっしゃるか、聞かせてください。