今週のスペシャルサーベイ、いかがだったでしょうか。
「シックハウスの症状、感じたことある?」との問いかけに、みなさんからいただいた投稿には、「シックハウス」とその類似症例の多いこと! 驚きました。
「シックスクール」や「シックオフィス」といったハコ、つまり建物や施設だけでなく、エアコンや家財道具、車に至るまで、わたしたちの生活の中には、思った以上に、有害な化学物質を放つモノがあふれていることにあらためて気づきます。
気になるのは、Kylinさんもおっしゃっているように、ホルムアルデヒド以外のシックハウスの原因物質とその対策法。初日にお話しした東京・千代田区の例では、濃度測定の対象となっている物質はほかに、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンがあります。濃度測定規制といってもあくまで指導要綱であり、罰則はありません。
それでも、わたしたちがこれらの物質に対して意識を高めることで、測定結果を見て、その施設へ入居するか否か、または商品を購入するか否かを選択する際の判断材料にはなります。
また、対策としては、多くの方の体験談にもあるように、建物や施設の場合は、十分に換気をする、夏場の入居は避ける。商品の場合は、よく素材を確認する、などがありますが、2000年9月の時点でYesとNoの比率は59%対41%だったのが、2004年9月現在では37%対63%とほぼ逆転しています。つまり、それだけシックハウス症候群に対する認知度が上がり、みなさんが意識をして対策を講じ、新築物件を買う際などには気を使っている、ということの証明でもあるのでしょう。
たくさんの投票、そしてご意見をありがとうございました。