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2002/4/15(月) - 2002/4/19(金)
5日め

テーマいじめられる側にも責任がある?

今日のポイント

いじめと立ち向かうために……。一緒に考えてみて!

投票結果 現在の投票結果 y27 n73 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
山本真実
山本真実 淑徳大学社会学部専任講師

なかなか活発な意見交換ができた一週間だったのではないかと思います。口に出して、正々堂々と正面切って思っていることを言うのが躊躇されるテーマだと思うので(本当はこいう態度が一番の問題なのでしょうけども………

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これまでに届いているメンバーからの投稿

NO

いじめられた経験から(miuron)

わたしは中学生の時、いじめられた経験があります。結局、いじめっ子に立ち向かえず、クラス替えまでなんとかがまんしました。その後の人生は、ずっといじめられたくなくて、他人のご機嫌ばかりうかがうようになってしまい、気がつけば薄っぺらな人間関係しか作れない人間になってしまいました。でも、こうなってしまったのを、あの時わたしをいじめた子たちのせいだとは思いません。生きていれば、周囲の人といろんな摩擦が起きるもの、大人になったっていじめはありますよね、それとどう折り合いをつけていくか、いじめはそのすべを学ぶチャンスだと思います。いじめられたら、どうして自分はいじめられるのか、どうしたらいじめられなくなるか、きちんと考え、立ち向かっていく、それをしないで、いじめる側だけが悪いというのは何の解決策にもならないと思うので、「×」に投票しました。

人はそれぞれ違う(えりすけ・海外・既婚)

海外で、いろいろな人種が住む地域の幼稚園に子どもを入れています。息子は4歳ですが、いまだに「よだれ」が出ています。日本の友人の娘さんの幼稚園のクラスに、同じような男の子がいて、「キタナイ」とすごくいじめられていたそうで、友人が心配してくれました。しかし、こちらでは、肌の色も食べるものもみんなと違うことが当たり前な国のせいなのか、彼をいじめる子どもはいません。日本で育てていなくてよかったと、感謝しました。人はそれぞれ違って当たり前とみんなが思えたら、少しはいじめも減るのではと、海の向こうで考えています。

いじめられる側に責任はないけれど(himetaro・神奈川・既婚・41歳)

小・中学生の母親をしています。狭い経験と情報からですが、いじめられる子どもの何割かは、いじめを誘引しているのは事実です。たとえば動作が鈍い、トロい、お風呂に入ってなかったりで臭う、飼っている犬の毛が衣服にどっさりついて、不潔感があるなど、うーん、ちょっとなーと思わざるをえない子もいるんです。これは親の責任だと思います。集団生活の中で、わが子が他の子に迷惑をかけていないか、お荷物になってないかをさりげなく知っておくのは親のつとめだし、気付いたらそれを直す、正すことは親がすべきことでしょう。周りに対して鈍感な子どもに育ててしまう親自身もまた変わり者だったりします。だから余計にわが子を客観視できないのでしょう。極端な例ではわが子がいじめられてることに気付かない親さえいます。また、まったくそうした原因もないのに「なんとなく」いじめられてしまう子の場合は、とにかく心根を鍛えてほしいです、弱すぎます。右の頬を叩かれて左の頬を差し出すようなことをするから助長するんです。徹底的に戦う姿勢を持たなければいつまでも狙われます。大人を巻き込んでもいいからいじめる側を封じ込める気力を持ってほしいと願います。さて、レイプはいじめではありません、犯罪です。ここで一緒に論じるのはおかしいと思います。

両方経験しましたが(巽・大阪・未婚・41歳)

いじめたことも、いじめられたこともあります。どっちの自分も卑屈でした。結論から言えば、いじめる方が悪い! と思います。たしかに、いくつになっても、どんな立場になっても、イライラさせられる人はいます。しかしだからといって、その人をいじめていいという理屈にはなりません。同じ不愉快な存在だとしても、気が強く、攻撃的な人にはいじめを仕掛けようとはしないはず。その場合にはへいこらするでしょう。相手がくみし易しと思うといじめる。そんな自分を恥ずかしいと感じるのが本当だと思います。「自分はいじめられっ子だった」という告白は聞きますが、「自分はいじめをやっていた」という話はあまり聞きませんね。それだけ、恥ずかしいことなんじゃないですか。「相手にも非がある」と正当化するのはさらに悪いと思います。

いじめる側の勝手でいじめてるんだから(mappy・愛知・既婚・36歳)

わたしが行っていた学校にもいじめとか、いじめられないまでも、必ずやたら嫌われてる子っていました……。やはりその子たちに共通する点は「少し周りの人と違う」ってところかな……。わかめちゃんカット(刈り上げ頭)だったり、靴下が規定は白なのに、ちょっと灰色がかってたり、やたら髪の毛がボサボサで制服もシワだらけで不潔っぽかったり……。それから、髪の毛ボサボサの制服しわくちゃの子が隣のクラスだったんだけれど、派手にやられてました……。朝、廊下にその子の机の椅子だけ出されていたのを見たことあります。いじめをやっていたのはそのクラスの男子生徒。たしかに嫌われる要素を持ってたけれど、「嫌いなら嫌いでもいいから、放っておけばいいのに」っていつも思ってました。いじめる側が勝手にいじめてるわけだから、いじめられる側に責任なんかないと思いますよ。

愕然としました(JINA)

YESとNOの割合に興味がありました。ひとりの親として、ひとりの人間として、NOが多いことに期待をしていましたが、わたしが見た時点でほぼ同数。わたしは「いじめられる側」にどのような原因や誘因があろうともNOと答えます。YESの背景は推測できますが、そのような捉え方が「レイプされる側にも責任がある」などの流れにもつながるような気がします。キャラがなんであれ、いじめられても仕方がない人などこの世に存在しないのです。

親の意識改革(めぐ・東京・未婚・39歳)

いじめられるような原因があったとしても、いじめていいという理屈は通らないと思う。原因は取り除けばいいのであって、いじめでの解決はあり得ない。そういう方法を教えるのが大人の責任だと思うが、いじめっ子の親の中には、自分の子を正当化するために、いじめられている子を非難する人もいるという。まずは、親の意識改革が必要なのではないだろうか。

人の心を踏みにじる権利はない(KAHO)

昔、いじめられていた子をかばい、いじめられたことがあります。学校に行くのもいやになりました。でも、学校に行かなくなることは、いじめていた子たちに負けたことになると思い、必死に通いました。さすがに根負けしたのか、いじめられなくなりました。でも、あの頃を思い出すたびにいやな気分になります。人が生きていく中で、戦争がなくならないように、いじめも差別もなくなることはないのです。何か弱みを見せると、嗅ぎ取って標的にするものが必ず現れます。厳しい社会を生き抜いていかなくてはいけないのは大人も子どもも同じです。「いじめられる側に責任がある」は小・中・高と何度も聞かされましたが、こんな言葉は、さもしい人間が言うことだといつも思っていました。人はいつ、自分がいじめられる側に回るかわかりません。子どもにはいじめられる側に回ってほしくはないけれど、いじめる側にもなってほしくない。ましてや、こんな台詞を言うような子どもにはしたくないです。いじめはいけないことです。決して許してはいけないことです。された側はひどく心が傷つきます。自分の存在自体が踏みにじられたように感じます。なくなってほしいのが本心ですが、そんなことはありえないんですね。

OTHERS

いじめを戒めることができない(撫子)

いじめられる側の責任はないと思います。どんな人間であれ、よくない部分はあるし、どうしてもいやならそれを直接指摘すればいいのであって、いじめにつなげるのは卑屈な方法だと思うからです。それと、これまでの投稿はほとんどが「×」ですが、もう一歩進んであなたは本当にいじめない人でいられますか?と尋ねたいです。いじめる側を注意しない人も、いじめる人間ととらえるなら、わたし自身、正直に言うといじめる人間です(本当にごめんなさい……)。ましてや学校という狭い世界にいるわが子が、もしいじめに遭遇したら「いじめてはいけない」と言えても「○○さんを守ってあげなさい」と言えない自分がいます。いじめている人と信頼関係があれば言えることでしょうが……。

勧善懲悪という名のいじめ(big5・東京・既婚・29歳)

わたしは、いじめられたことも、いじめたこともあります。勧善懲悪。子どもの頃からくり返しさまざまなメディアから学習させられていることですよね。勧善懲悪=善ですか?では、毎週日曜日朝から放送されるようなヒーロー・戦隊モノはどうですか?必ずヒーローは苦境に立たされ、仲間が総出で敵を倒し、めでたしめでたし。本当ですか?幼い頃から、間違ったことは悪であると教えられ、悪はどんなことをしても倒さねばならない、たとえ卑怯な手を使っても、集団でひとりをリンチするような形になっていても、正義の味方がやることは善だと教えられてはいませんか?いじめの責任云々は、わたしたちが当たり前と思っていることをもう一度見直すことから始めるべきだと思います。

いじめられないように努力することも必要(kaori128)

クラス全員に無視されるいじめられっ子だったことも、自分を守るためにいじめる側にまわったこともあります。いじめる側にまわって難を逃れた自分の方法は、何の解決にもなっていないずるい方法でした。その頃のことは思い出すたび恥かしいです。ただ、いじめ自体は醜いことですが、決して消えない現象だと思います。子どもだけの問題ではありません。何歳になっても、国家や民族や職場や公園仲間や同級生や、いろいろな集団が、群れたり仲間外れを作ったりをくり返しています。だから、いじめられたくなければ、人に不快感を与える要因は排除しなければ。どんなにささいなことでも、誰かに「むかつく」と思われたからには、本人にも何らかの傾向があると思います。そして、共通の敵を作ることでしか仲間意識を保てないような集団とは距離を置いて付き合う。多くの人がそうできれば、いじめは減るはず。ただし、それには個人個人が自分自身に自信を持つことが必要なので、なかなか難しいのですが……。

ケース・バイ・ケース(おかめ・神奈川・未婚・27歳)

一概にどちらが悪いなんて言い切れないと思います。十人十色じゃないけれど、実際に当人同士に確認して初めてわかることだと思う。ただ、いじめられるほうにも多少なりとも問題があるであろうことは否めない。わたしが学生の頃から「いじめ」られていた子って「やっぱりな」と思わせるところがある。社会人になっても、それは同じ。「いじめられキャラ」(言い方はよくないけど)ってあると思う。いじめてしまった子が嫌悪感を味わうけど、でもやっぱりいじめてしまうみたいな……。「いじめられキャラ」を具体的に言えば、自分や周りを客観的に見れない人が多いかな。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

「違い」を「排除」しない距離感覚

なかなか活発な意見交換ができた一週間だったのではないかと思います。口に出して、正々堂々と正面切って思っていることを言うのが躊躇されるテーマだと思うので(本当はこいう態度が一番の問題なのでしょうけども……)、このようなサイトでの意見交換にはぴったりだったように思います。

えりすけさんが本日書いておられるように、人はそれぞれ違います。その違いを受け入れられる人間になりたいとみんな思っているのに、どうしても集団での動きや周囲の流れに気を遣ってしまうのも、人間ならではの行動なのでしょう。できれば、その「違い」を「認める」ことはできなくても、「排除」したり、誹謗中傷したりすることがないように、一定の距離感覚を身につけることをわたしたちは学ばないといけないように思います。

レイプといじめが同じことだと書き込まれた方がおられましたが、私も同じではないように思います。同じ人権侵害という意味ではくくることができると思いますが、himetaroさんが書かれているように、レイプは犯罪です。そして、レイプが起こる背景や要因と、「いじめ」の背景要因と比較すると、やはり違うのではないでしょうか。

それから、子どもが残酷なものかどうかという意見についてですが、動物を殺したりする残忍性がまったくないとは思いません。しかし、障害者の人を指さして「あの人ヘン」と大声で言ってしまう子どもがいたとしたら、その子どもの周りの大人や環境の責任ではないでしょうか。大人がそういう情報を子どもに与えてしまったことによる結果ではないかとわたしは考えます。それを「子どもは残酷な存在だ」と言ってしまうのは、「子ども社会は大人社会の反映である」ことを忘れてしまっているようで、居心地が良くないというのが率直な感想です。もちろん、これは個人的な感想で、これについての正否はないのですが……。一週間、わたし自身も多くのことを考えさせられました。このテーマは、また機会があればとりあげることができたらと思います。

山本真実

山本真実

淑徳大学社会学部専任講師

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