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みなさん、こんにちは。鷹松香奈子です。
さて、みなさんは服を選ぶとき、どんな点を重視して選んでいますか? 「自分に似合う」デザインであったり、「顔うつりがいい」とか「きれいに見える」色であったり、こういった選択基準は、「服に着られない」ためにも大切ですよね。
でも実は、それ以上に大切なポイントがあります。それは、服は自分をプリゼンテーションする道具でもある、ということ。
毎朝、あなたが何げなく選んでいるビジネススーツはもちろんのこと、ここ一番のお気に入りのアイテムが、どんなメッセージを伝えていると思いますか? 「わたしは社会的立場のある、きちんとした信用のおける人間です」とか「柔軟でクリエイティブな発想ができる人間であり、約束も守ります」といったメッセージなら良いですよね。
けれども、あなたがいくら立場のある人間だったとしても、「なんだか信用できなさそう……」とか「アタマ、かたそうだな……」といった印象を相手の人が抱いていたら、どうでしょう?
それでは、高級ブランドのコンサバティブなスーツは万能なのでしょうか? 着る人の年齢やキャリア、その日に会う人が誰か、その人と会うのは何回目か、その服を装う場、シチュエーション……。こういったさまざまな要素によって、本当はどんな服が必要で、そこからどんなイメージやメッセージを伝えたいのか、も異なると思います。
さらに、もう一歩つきつめて言えば、おしゃれに自信のある上級者ならば、TPOや伝えたいメッセージによっては、あえてカジュアルダウンした装いをする、というある種の「戦略的」コーディネートも可能ですよね。
そう考えると、ワードローブには似合う服、きれいな服だけではない「なにか」が必要なのではないでしょうか。
そこで、今週はみなさんと、服が果たすセルフプリゼンテーションの役割について、お話ししてみたいと思います。
あなたの服は、あなたをプリゼンテーションしてますか?