
わたしの青春の宝物(malva・奈良・57歳)
『MEET THE BEATLES』と『A Hard Days Night』です。高校生のとき突如現れたまったく新しいサウンドに、すっかりとりつかれてしまい、LP1枚3,000円の時代、どうしても欲しくて思い切って買ってしまいました。映画『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』も、当時わたしの学校では保護者同伴でないと観に行けなかったので、母と一緒に観に行きました(笑)。ビートルズは「不良の音楽」のレッテルを貼られていましたが、今では教科書に載る時代で……。もうレコードプレーヤーも、多くのLPも処分してしまいましたが、これら2枚はいつまでもわたしの青春の宝物です。絶対に手放せません。
初めて聴いたアルバム(hidy・神奈川・既婚・40代)
カーペンターズの『Now and Then』です。中学生になって、初めてアルバムというものを聴いた最初の1枚でした。英語を習い始めたころでもあり、B面の早口のDJ風の曲の紹介をどうしても聴き取りたくて、テープで何度も聴きました。カレンの声はすばらしく、亡くなったのが残念です。今回のテーマそのものが『Now and Then』であり、大ヒット曲「イエスタデーワンスモア」だな、と感慨にふけっています。
思春期にドキドキしながら聴いた曲(ryuchan)
今もレコードとして保管してあるのですが、山口百恵さんの『パールカラーにゆれて』です。ちょうど思春期にかかる微妙なころで、「赤い衝撃」なんて流れると、なんだかドキドキしてしまいました。恋にあこがれ始めたころで、小学校で初めてバレンタインチョコをあげたのを思い出す、赤面してしまうような甘酸っぱい、幼かったわたしを思い出すようなアルバムです。
今持っているのは3枚目(ぐりこ)
マライア・キャリーの『The Ones』。ベスト盤ですが、とにかく大好きです。貸したまま返ってこなかったりして、今持っているのは3枚目です。
お気に入りの3枚(0310Rikako・神奈川・35歳)
1枚は勘弁いただき、3枚に。まず、Sarah Brightmanの『Time to Say Goodbye』。これは、一人、Sweet Memortyと北極星を見つめる秋の夜に。次に、チャイコフスキー「バイオリンのための交響曲」(ウィーンフィル、カラヤン指揮、アン・ゾフィー・ムッターバイオリン)。完璧を音楽にすると、こんな感じでしょうか? 最後に、『チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」』(ロシア・ボリショイ交響楽団“ミレニウム”、西本智実指揮)。ロシアの若草の季節を思わせる優しいハーモニーと大地の重厚な響き、最大出力の演奏は圧巻で、大陸のダイナミックスとパワーを感じます。
中学の文化祭で合唱した曲(エスパー)
カーペンターズの「イエスタデーワンスモア」。中学の文化祭のとき、この曲を合唱で歌いました。外国のアーティストの歌を聴いたのも歌ったのもこれが初めてでした。曲はやさしいメロディーなのですぐに覚えることができましたが、単語を覚えるのに必死だったのを思い出します。その時は少々苦痛な面もありましたが、後でほかのカーペンターズの曲も聴くようになり、今では家でくつろぐ時には必ずカーペンターズのベスト盤を流しています。
わたしの青春そのもの(naosan-hime・東京・独身・48歳)
あれこれが山のように思い浮かぶのですが、結論は、小椋佳氏の『彷徨』です。思春期だったのでしょうか、親に反抗して十数回も家出を繰り返していたときも、このアルバムを必ず抱えていました。映画『赤ずきんちゃん気をつけて』の語りをはさんだこの曲たちが、たぶんわたしの青春そのものだったように思います。……少々恥ずかしい思い出というか、告白でした。
懐かしい季節がよみがえる曲(Ten・近畿・既婚・35歳)
季節でいうともう少し後、9月の秋晴れのさわやかな時期になると思い出すのが、オフコースの『The Best Year of My Life』です。学生のころ、友人がオフコースのファンで、わたしがそれまでほとんどオフコースを聴いたことがないと知るや、自分の持っているアルバムを夏休みに全部カセットにダビングしてくれました。10本近くもらったテープの中で、なぜかこのアルバムを、9月ごろによく聴いていました。
なかでも「気をつけて」という曲を聴くと、そのころ住んでいた下宿の部屋、窓から見えた高い高い空、部屋を吹き抜けていったさわやかな風をありありと思い出します。なぜだか理由はわからないのですが、9月の仙台は本当にさわやかでした。以来、小田和正さんの透明感のある声にすっかりのめりこんでしまいました。そのときアルバムをダビングしてくれた友人が、今はわたしの夫となっています。
たまたま見つけたレコードが大のお気に入りに(リマインダー)
わたしの名盤はビリー・ジョエルの『ストレンジャー』です。中学生の時に立ち寄ったレコード屋さんで、誰かが引っ張り出したままにしていたこのレコードのジャケットの表紙に引かれて、ビリー・ジョエルが誰かも知らずに衝動買いしました。当時の大のお気に入りだったんですが、レコードが聴けなくなってから何年も聴いていませんでした。それが何年か前にたまたまラジオでこのタイトル曲を聴いたとき、品田さんと同じように、懐かしいような切ないようなどうにもならない感情に包まれて本当にクラクラしたのを覚えています。今はCDを買って冷静に聞けるようになりましたが。
わたしをクラシックに目覚めさせた1枚(Kylin・大阪・既婚・44歳)
マイ・ベストは、「YES」黄金時代に在籍したキーボードの魔術師、リック・ウェイクマンの『ヘンリー8世と6人の妻』です。ロックとクラシックを融合させた壮大な音と超絶テクニックは、わたしをクラシックに目覚めさせました。同じ趣旨で、プロコル・ハルムの『青い影』も外せません。国内だと、渡辺香津美の『KYLYN LIVE』。後の大物ミュージシャンの揺りかごになったユニットで、わたしのハンドル・ネームの由来はこのグループです。
元気になる1枚(ラティーナ)
アース・ウインド&ファイアーのベスト『エターナルダンス』です。「セプテンバー」を聴けば、とにかく元気になります。あとはマイケル・フランクスの『ドラゴンフライ・サマー』。雨の日、家から出られない時、雨粒を見ながら聴くのにいいです。イヴァン・リンスの『ラブ・ダンス』もいいと思うのですが。それにしても、音楽を聴きながらだと集中できなくて、全然仕事になりません!
わたしの青春の宝物(malva・奈良・57歳)
『MEET THE BEATLES』と『A Hard Days Night』です。高校生のとき突如現れたまったく新しいサウンドに、すっかりとりつかれてしまい、LP1枚3,000円の時代、どうしても欲しくて思い切って買ってしまいました。映画『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』も、当時わたしの学校では保護者同伴でないと観に行けなかったので、母と一緒に観に行きました(笑)。ビートルズは「不良の音楽」のレッテルを貼られていましたが、今では教科書に載る時代で……。もうレコードプレーヤーも、多くのLPも処分してしまいましたが、これら2枚はいつまでもわたしの青春の宝物です。絶対に手放せません。