

「おいしい」の一言のおかげ(Sakayline・東京・既婚・32歳)
自分たちが食べたい、おいしいと思えるものを作れるかどうかは、料理の技術以前にでき上がりを想像しながら、工程を楽しむことができるかどうかに尽きると思います。料理は素材を手に取った時の感触を楽しんだり、自然の作り出す色を愛でたり、匂いをかいだり、と五感を総動員して行う楽しい作業です。会社から帰宅して仕事モードから気持ちの切り替えをするために、こういう作業は生活の一部として根付いていますが、こう思えるのも、子どもの頃から晩ご飯づくりの手伝いをさせ、料理は楽しく、いろいろと難しく考える必要がないものだ、と教えてくれた母親とだんなさんの「おいしい」の一言のおかげです。
料理上手の盛り付け下手(mamarin)
料理の味には自信があります。ただし、盛り付けたり、切り分けたりする際の包丁さばきに自信がありません。せっかく上手にできた一品も切る時に台無しなんてことが怖いです(ケーキなどもしかり)。お客さんの時は器用な主人に頼んでいますが、いつかは魚を下ろしたり、千切りなどもきれいに仕上げたいとひそかに思っています。

相手の好みをどこまでくんで作るか(ガーデン・和歌山・既婚・29歳)
独身の時から料理は好きで、うまいつもりでいたのですが、結婚したら夫が予想以上に激しい偏食で、ちょっと目先を変えたことをすると箸をつけてくれませんでした。極端なこともしてないし、けっしてまずく作ってるつもりはありません。本人いわく「こういう味食べたことないから嫌」なんだそう。おいしい、まずいより食べなれたもののほうがよいようです。夫の身内もやはり同じような理由で、そして食べなれたものでも味加減が違うことからいまだにあまり食べてもらえません。一時は陰で「おいしくない」「下手なんじゃない?」とまで言われ落ち込んだこともありましたが、「味の好みもいろいろだから」と割り切って薄味に作り、物足りなかったら味を足すようにしています。今では、夫もわたしの料理を日々食べることで好みが変わったらしく、「家で食べる飯はホッとするな」と言い、野菜もおいしいと思うようになってくれました。基本的な技術・要領はもちろん上手下手のうちですが、相手の好みをどこまでくんで作るかも上手のうちなんでしょうね。
合格点をもらえれば……(じゃらふ)
われわれ団塊ジュニア世代は、お母さんのお手伝いする子どもより、受験勉強する子どものほうがよい子だといわれて育ったから、家事が身近なものじゃないのかな? けっこう、専業主婦暦数十年の母を見てても、テレビの料理番組みたいに小さじで計量したりしてないし、味見しながらいい加減にやってるので、そんなもんかな?って思ってます。だから料理は得意も苦手もなく、コナシテイルつもりですが、夫の(自分の)健康診断ってある意味偏差値なのかな? そんなこと考えると、気後れしちゃいますね。わが家の食生活を栄養診断してもらって、大丈夫平均以上です、合格圏内って言ってもらったら、もっと自信持てるのかな?
時間短縮の道具を生かして(べんじゃみん・31歳)
南さんの言われること、実感しています。というのも、結婚して夫のために料理を作るようになって、お互いに満足行く食生活を送っているからです。わたしはもともと和食家庭料理中心の家で育ち、母の薄味の味つけが好きでした。対して夫の実家では、義父が大変な偏食家。お魚はお刺身と海老などしか食べない、お肉大好き、また、カレーは市販のルーは絶対だめ……。こういう家庭では、どうしても出てくるものが決まったパターンになるようですね。こんな夫は結婚前、あまり食事の重要性に気づかず、忙しいことも手伝って、1日のうち2食が駅弁、なんていうことも。でも、これではいけないと、わたしが自分の家の習慣を持ち込んだ食生活に合わせてもらったのですが、いつもおいしく食べてくれるのを見ると、とても作りがいがあります。わたしも仕事をしているので、バーミックスのような道具や、圧力鍋、レンジやトースターを活用し、手料理を出すようにしています。圧力鍋なら、お豆もあっという間に煮え、ビーフシチュー用のお肉もすぐに柔らかくなりますよね。おかげで旬の食材で、いろんな料理を作るようになりました。でも、たまにどうしても作るのが疲れたり、「おいしそう」と思った時は、フードショーのキヨズ・キッチンに、1品くらい頼っています。

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