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世界中の皿を食べつくす勢いを感じることも
日本は世界に冠たる経済大国になりました。また世界一、二の長寿国でもあります。そして江戸時代から長年にわたり「鎖国」をしてきたという、特異な歴史を持つ「島国」でもあります。世界にユニークでない国などないとは思いますが、日本がそうとう独特の国であることは間違いないでしょう。そして、おそらくは日本人ほど日本人論が好きな国民もいないのではないでしょうか。
そうした中で、「日本の食」「日本人の味覚」については、さまざまな意見があります。そして、基本的に日本の食や日本人の味覚に関しては、否定的な意見を聞くことが少ないように思います。これは、すこし不思議なことにも感じられます。たとえばファッションや自動車なら、海外のブランドが大人気であるのに対し、食においては「国産」がもっとも珍重され、牛肉や松茸などは「国産」に一番高い値が付きます。そして日本人の味覚は世界一、という意見をしばしば耳にします。
一般に、日本人はアメリカやフランス、イタリアなどの情報に敏感で、場合によってはコンプレックスさえ感じることもあるのに、こと「食」のことになると、一変して愛国的、自信満々になるのはなぜなのでしょう。みなさんは、海外旅行をしたり、あるいは日本にいながらにして、外国の料理に親しんでいることと思います。日本人はおおむねアメリカにはおいしいものはない、アメリカ人は食に関心が薄いという印象を持ちがちですが、現実にはマクドナルドやデニーズ、ケンタッキーフライドチキン、あるいはスターバックスなど、アメリカの食がわたしたちの日常生活に根付いています。
今、BSE問題が日本の食シーンを騒がせていますが、そうした過程で、たとえば吉野家は牛肉のほとんどをアメリカから輸入していて、それはコスト上の理由の他に、味覚上の理由もあったということが明らかになりました。このように、日本の食卓は知らず知らず、きわめて国際化しています。日本が食においても豊かな国であることは間違いないでしょう。そして日本人が、やはり世界的に見て、ある種独特なメンタリティを持つ国民であることも間違いないでしょう。あなたは、日本人の味覚は世界一、とお考えになりますか? あるいは日本人は他の国民に比べて、かなり食にうるさいほうだとお考えになりますか? または、そうはお考えにはならないですか? みなさんのご意見をお待ちしています。
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