9月30日、小泉新内閣の新しい顔ぶれが決まりました。6閣僚が交代しただけの比較的小規模な改造でしたが、柳沢氏の後任として、竹中経財相が金融相を兼務することになり、注目されました。これは、公的資金注入を前向きに検討し、不良債権処理を加速するための人事と言われています。また、防衛庁長官には、有事法制の早期制定を訴えている石破茂氏が起用されました。石破氏は、大臣就任まで拉致議連（北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟）会長を務めた人物で、彼の起用は、有事法制や北朝鮮問題への取り組み強化をねらったものと見られています。

今回、小泉首相は、経済政策と防衛政策で、より方向性を明確にしたようです。さて、みなさまは、今回の「内閣改造」をどんなふうに感じていますか？