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篠原 欣子さん
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そういうのって相談なかなかできないですよね
- 篠原
誰にも相談しないですよ。自分で判断。だって、相談できる人が誰もいなかったんです。でも、そういうのってよっぽど信用できる人か、親しい人じゃないと、なかなかできないですよね。
- 佐々木
そうですよね。
- 篠原
仕事上で知り合った素晴らしい人って、いっぱいいますよ。いらっしゃるけど、でも、そういう人たちには、お話できない。
- 佐々木
できないですよね。それでいて、経営の視点がない人に言ってもしょうがないし。
- 篠原
そうそう。だから、自分で。でも、松下幸之助の本をよく読みましたよ。幸之助さんの本はすごくやさしく書いてあって、自分で苦労をなさっている方だから、私が悩んでいることに答えてくれるみたいに感じたんですね。家に帰って、ボロボロ泣きながら、幸之助さんの本を読んでいましたよ。
- 佐々木
「そうか、皆、こういう道を通っていくんだな」というように感じられたんですね。私自身も、ささやかな例ですけど、15年くらい前でしょうか、一人目の社員が退職するって言ってきた時の、「どうして?」「何か私が悪い事をしたんじゃないか」とか「せっかく育ててきたこの人がいなくなったら、もう会社はどうなるんだろう?」なんて涙を流しましたが、「会社っていうのは、人が退職して成長していくんだよ」って人から言われ、ほっとしたことを思い出します。
- 篠原
そうなんですよね。
- 佐々木
篠原さんを強く動かしているものっていうのは、何でしょう?
- 篠原
自分を強く動かしているもの? 私、いったん始めると納得できるまではやり続けちゃうの。うちの母は、私が何かやるって言ったら、もう、止めてもダメだと思っていたみたいね。そういうのがあったみたい。
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