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篠原 欣子さん
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相手の家から出てきたんですよ、一人で
- 佐々木
子どものころからの性格、ということですか。篠原さんのいままでを振り返ると、篠原さんの年代ではありえないようなことをしてきていらっしゃいますよね。女性が転職するとか、たぶん離婚をするとか、起業をするとか、珍しいことだと思うのです。
- 篠原
「もう、嫌だな」と思っちゃったら、もう嫌になっちゃう。結婚していた時も、早い方がいいなと思って、出てきちゃったの(笑)。
- 佐々木
本当ですか? その、勇気と呼ぶのか、行動力っていうのは、やっぱり、それまでに培った生き方で、「思った信念を貫く」みたいなことですか?
- 篠原
性格なのかしら。父が、私が小さい時に亡くなって。5人の子どもがいたんですよ。母は5人の子どもを抱えて、私は下から二番目で。で、5人兄弟の長男が小児喘息で、もう1週間おきにゼイゼイやていたので、私は放っておかれる存在だった。何でも自分でやっていかなきゃいけないという、小さい時から習慣がついていたのかもしれないですね。
- 佐々木
でも、それにしても、とにかく家を出てきちゃいましたっていうことになると、お母さまはびっくりされたでしょう……。
- 篠原
自分の持てる荷物はそんなに多くないので、アパートを借りて、そこに(笑)。実家には帰らないで、そこにずっと1カ月ぐらい一人で潜んでいたんです(笑)。でも、なかなかそうもいかないので(笑)。
- 佐々木
そうでしょう。捜索願いが出そうですけど。
- 篠原
いつまでも「ここにいてもしょうがない」と思って、荷物だけ実家に送って(笑)。それでまた、怒られちゃったりして。で、しょうがないので帰ったんです。実家にね。
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