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106
特定非営利活動法人日本UNHCR協会
根本かおるさん

コソボでは、民族対話と脱出、両方を体験

根本

それから、コソボでは、共存の鍵は女性たちが握るということから、女性にこだわって支援プロジェクトを手掛けていました。アルバニア系とセルビア系、それぞれに女性グループをつくってもらい、少額の現金収入が手に入るような、蜂蜜づくりや手工芸品づくりのプロジェクトに携わってもらう。そのプロジェクトの運営に関る話し合いの場を設けて、話し合える環境ができたら、両方のグループを連れてくる。

無理強いはしませんでしたが、材料をどこから仕入れてきて、できたものをどこで売るのかなどと話しているうちに、向こう側に会ってみてもいいかな、という雰囲気がゆっくりとできてくるんです。アルバニア系とセルビア系の人々が「民族対話」なんて大上段に構えた場に座るというのは、当時では想像もできないことでしたが、お金の絡む実務的なことでは、アメリカ軍の護衛つきではありましたが、それが可能でした。

もちろん、人々の身の安全の問題が絡むので、無理はしませんでしたけど。一緒にコーヒーを飲んでしゃべることに、こんなに意味があるのかと、それを自ら手掛けながらも、驚かされました。

それから、身の危険が差し迫った人たちがコソボを「脱出」するお手伝いもしました。セルビア系が主導権を握っていた頃に、警察官などをして体制側に付いていたアルバニア系の人々は、空爆後アルバニア系が主流派になると、今度は「復讐」されるわけです。

外出を控えたり、隠れたりして、状況が良くなるのを待っているものの、脅迫が続いてもうどうしようも無くなったときに、私は、UNHCRとしては非常に例外的な対応ですが、「脱出」させるべきではないかと思ったんです。彼らの身に危険が迫っている、もしかすると殺されるかもしれないと知りながら、そのままにはしたくなかった。

国外に逃れたところで審査すれば、十分に「難民」として認定されるだけの理由がある、特別なケースだからと、上司と隣国マケドニアのUNHCR事務所とを説得したんです。彼らを周りに気付かれぬよう、夜も明け切らないうちに、UNHCRの車に乗せて国境を越える。そんなことを数回しました。今考えると、若かったですね。

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