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根本かおるさん
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200メートルくらい離れた場所で、銃撃戦が
- 佐々木
危険な目にもお遭いになったことも、いっぱいある?
- 根本
あります。
- 佐々木
あるでしょうね。地名を聞いているだけでも危ないと思うけど。
- 根本
そうですね。これはブルンジにいたときですけれども、夜、200メートルくらい離れた場所で、銃撃戦的なものがあって。
- 佐々木
200メートル「しか」離れていない所ですね。
- 根本
ロウソクの明かりの元、のちに映画化された『Memoirs of a Geisha』という本をベッドに横になりながら読んでいたわけですね(笑)。それも、ブルンジのマットレスって本当に薄くて、寝るとお尻の形に沈んだまま跡になるようなマットレスで、時々位置を変えながら、お尻にあまり負担が来ないように。
それで、読書をしていたら、急にドドドッて。本当であれば、すぐに職員と連絡を取り合って、ウォーキートーキーを持っていますから、「大丈夫か?」ってやらなければいけなかったんですけれども。当時は、その小さな事務所の所長代理だったので。
でも、体がいうことをきかなかったんですね。明るいうちは、もしもそういったときには、「ここの角度で、こうすれば弾が当たらないだろう」とか、逃げ場を確認しているんですけど。本当なら、そこにすぐ逃げ込まなければいけなかったのですが、体が動かなかったですね。
- 佐々木
怖かったのね。それは本当に、運良く助かったっていう感じですね?
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