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根本かおるさん
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ジュニア・プロフェッショナル・オフィサーに
- 佐々木
で、UNHCRに入るときは、外務省のJPOっていう試験を受けたってことですか?
- 根本
そうですね。ジュニア・プロフェッショナル・オフィサーですね。
- 佐々木
それはテレビ朝日を退職してから受けたんですか?
- 根本
いや、これは、インターンシップなどを通じて開眼しまして、まだ在籍当時、本当に宝くじを買うようなつもりで。
- 佐々木
どういう試験なんですか? JPOって。
- 根本
これは英語、当時で言えばTOEFL600点以上だったですかね。その後、書面での選考と、それから面接、それで、とりあえず決まるわけですけれども、その後、さらに受け入れ先との面接とかもあって、ようやく決まるという感じなんですね。
- 佐々木
これは、決まると2年間とか?
- 根本
最初は2年ですね。これで、トルコ行きが決まるのと、テレビ朝日にお話したのと、大体同じ時期ぐらいだったかと思います。そういった形で離れるということは、大学院の修士号を取ってから、自分の中で決心ができていたので。
- 佐々木
インターンシップはいつでしたか。
- 根本
95年で、3カ月半しましたね。
- 佐々木
インターンで、どういう開眼があったんですか?
- 根本
自分の持っている、本当にわずかながらのスキルで、平和といってはなんですけれども、民族対立であるとか、なかなか話し合えないでいる人々が話し合えるようになる。あるいは、ふるさとを追われて避難生活を強いられている人たちが、夢と希望を失わずに何とか生きていく。そして、またふるさとに帰るような、そういう道筋をつけていくっていうことですけれども、そういったことに、自分の持っているスキルで、何かしら関わっていけるんだと、それが分かったわけですね。
こんな微力な私だけど、何かしら世界と繋がった形の活動ができる。それが身をもって、インターンをしたことを通じて分かったんです。
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