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根本かおるさん
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Women Leading for Livelihoods
- 佐々木
具体的には、これは、5万ドルを出して?
- 根本
世界の女性指導者や経営者、および女性問題の解決に積極的に参画している企業の皆さんに、資金の上でのコミットメントをしていただこうと。
- 佐々木
「up to」5万ドルじゃなくて、5万ドルパッケージですよね?
- 根本
5万ドル以上になります。来年(2008年)の初めに、まずは現場を知っていただこうという試験的な現地視察を企画しています。佐々木さんのように実際に現場をご覧になった方って、本当に少ないので、知らない方も多いんですね。そういった方々に、まず、難民が置かれている状況はどういったものか知ってもらおうと。で、膝を突き合わせて、難民女性たち、あるいは難民男性たちと話をしてもらおう、と。
そのフィールドミッションを、来年(2008年)の初めにケニアとモザンビークで行うことを計画しているんです。これにまず参画していただくためには、5万ドル以上の資金援助および渡航費もお持ちいただくという形になるんですけれども、これがまず第一歩です。
その他に、もっと多額のコミットメントを常にしていただける、そして見識を持って、いろんなお知恵を出していただける、そういったことであれば、この特別プログラムの中核となる委員会を設けますので、この委員会の委員として参画していただきます。
- 佐々木
今、それを、世界中の女性のリーダーたちにも声を掛けて、難民キャンプの女性たちの、さまざまな教育機会に使っていこうというプログラム、ということですね? それが、WLL。
- 根本
はい。「Women Leading for Livelihoods」(ウィメン・リーディング・フォア・ライブリフッド)ですね。女性の連帯で、難民女性の自立を応援する、という運動ですね。
- 佐々木
これは、宣伝しなきゃいけないですね。
- 根本
今、すでに、慈善活動に熱心なアラブ首長国連邦のハヤ妃殿下や、映画の上映キャラバンを難民キャンプに送り、映画を通じて平和教育を推進する活動をしているNGO「FilmAid International」を率いるアメリカ人、シャーリン・ベルッツォ医師らが委員としてWLLの委員会に参加することが決まっています。他にも、アメリカや南アフリカの女性リーダーたちが委員として加わることになっています。
それから、来年1月のケニア、モザンビークへの試験的な現地視察にも、欧米からはプライス・ウォーターハウスのノルウェー人の女性幹部らの参加が決まっています。
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