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毛利 子来さん
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耐性、レジスタンスのあるインフルエンザウイルスを作っていますからね
- 毛利
そういうふうに医者が宣伝したからね。あれは罪な話ですね。しかも、副作用もさることながら、耐性、レジスタンスのあるインフルエンザウイルスを作っていますからね。「新型インフルエンザができる」って大騒ぎしていながら、自分で作っているんだよ(笑)。
もうかなりじゃないですか? 10〜20%ぐらいは、タミフルの効かないインフルエンザウイルスができているんで、要するに、新しいタイプのウイルスです。そういうのを作っちゃうんですね。
- 佐々木
でも、あの薬もないとなった今は、予防接種するしかないんじゃないかって思っていたんですが。
- 毛利
それもまた効かないこともあるからな(笑)。
- 佐々木
予防接種って、打っても、違う型には効かないものもあるんですよね?
- 毛利
それから、型が合っても効かないのもある。
- 佐々木
型が合っても効かないんですか? じゃあ、やっぱり、しょうがないんですかね?何をすればいいんですか?
- 毛利
「効かない」と断定はできませんけど、効く率が少ないんじゃないですかね。当時の厚生省が2000年〜2002年の3年間かけて、全国で乳幼児のワクチンのかなり大規模な実験的研究をやったんです。そうしたら、0歳児は、はっきり分からない。幼児でも、20〜30%の有効率。
薬で20〜30%っていうのは、もう「効かない」って言っていいんですね。6割以上効かないと、「効く」とは言えないですね。少なくとも、「効く」って断定するのは、僕は言いすぎだと思いますね。「効かない」とも断定できないけれども、「効く」と断定するのは……。
- 佐々木
飲んでおけば、かかったときにあまり重くならないんじゃないかっていう話を聞いたことがあるんですけど(笑)。
- 毛利
それも怪しいですね。医者がそういうふうに宣伝しちゃったんだよね。要するに、医者は薬好きだしね、その前に「病気はすべて、ない方がいい」って考えるんですよね。
僕なんかは、病気にかかったときに、あるタイプのウイルスにかかれば、そのタイプに対する自然の免疫が十分つくから、その方がかえって丈夫になると思うんだけどね。これは、なかなか大変な問題なんです。
- 佐々木
よくわかります。無菌状態より、自力で強くなっていくほうが元気でいられるという考え方。でも、今年は冬にかけて予防接種をしなきゃいけないんじゃないかと思っていたんですけど。
- 毛利
やらない。僕は勧めません。大人で6〜7割効くのかな。
- 佐々木
じゃ、おばあちゃんとは、打っておいた方がいいですね。
20/29
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