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西 樹さん
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反骨精神から生まれたCI
- 佐々木
社名が「花形商品研究所」、名刺は真っ赤。とてもインパクトがあるのですが、スタート時からですか?
- 西
スタート時からですね。あのころですね、CIが流行ったんですね、会社のコーポレート・アイデンティティ。企業もお金があったんで、何でもロゴマークを作って。日本の企業はなぜかブルーが好きですね、だいたいブルーのマークで、ロゴがあって白い紙っていう……。
僕がつくった会社というのは、本当は個人でもいいようなレベルなんですけど、取引上会社にせざるを得なかった。口座の問題もあって会社をつくるっていう時に、同じような流れに乗っていては意味がないと思ってですね、僕もわりと反骨精神が大きいもんですから、逆張りにしようと。じゃあ絶対普通の大きな会社がつくらないパターンはどういうものかな、っていう(笑)。そこで思いついたのがベタ1色。
- 佐々木
すごいインパクトのある名刺じゃないですか。
- 西
でも1色だからお金がかかってないですよというのが落ちなんですけどね、実は(笑)。ベタで反転ですからね。たまたま赤にしたんですが。
- 佐々木
会社名もインパクトがありますよね。
- 西
会社名もね、いろんな経緯がありました。あれも反骨精神で、当時独立した会社は「なんとかプランニング」っていう会社が多かったんですよ。カタカナで横並びの会社って本当たくさんできた時期だったんで、もうその流れには乗らないと。それで会社名も漢字でいこうと。
そこで、なんだかわかんないような、業種を規定されないような社名を探していたんですね。そこでたまたま目にしたのが、「浜野商品研究所」。その商品研究所というくくりがおもしろかったので、そこに「花形」というのをくっつけた。
- 佐々木
「花形」っていうのはどういう意味があったんでしょうか?
- 西
お客さまの商品を花形にして差し上げるお手伝いという意味。後付けなんですけど(笑)。
- 佐々木
後付けなの!?
- 西
半分は後付けです。商品研究所っていうのは最初に決まってたんですね。で、探している時に花形商品っていう言葉がポッと出てきて、合体したという感じで。
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